川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

コミュニケーション能力-講座の軌跡159 起業ニート編 またメールしてもいいですか?

コミュニケーション能力-講座の軌跡159 起業ニート編 またメールしてもいいですか?

 

引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を創るという目標を立てました。修行のため5万円の研修に参加したあとのお茶会でアイドルのメアドをゲットしました。すると、その夜にアイドルからメールが届いたのです!

 

 アイドルからのメールは以下の通りでした

「川島さん 今日はお疲れさまでした!スピーチとっても素敵でした。一日でこれだけ変れるってすごいことだと思います。私も次の講座に進んでもっと頑張りたいと思います。またメールしていいですか?

 

こんな感じの、メールが来ました。「またメールしていいですか?」という、ジューシーなメールは、乾ききった心に、猛スピードで染み込んでいきました。

 

「またメールしていいですか?」

「またメールしていいですか?」

「またメールしていいですか?」

「またメールしていいですか?」

 

 

頭の中を「またメールしていいですか」というジューな言葉が山彦のように鳴り響きます。

 

駆け巡るエンドルフィンっ・・・

 

こ・・・これま、まさか・・・本当に私のことを気に入っているのかもしれない!

 

そう感じると、さっそくアイドルにメールの返信をしました。

 

「メイさん メールありがとうございます!今日は大変なセミナーでしたが、自分の殻を敗れたような気がしました。次に進むかは検討していますが、メイさんともまたお会いしたいです。お互い頑張りましょう」

 *以下アイドルの名まえをメイと仮定します

 

「またお会いです」という文言を適度に入れて、プチ恋愛模様をにおわせつつ、メールを返信しました。

 

・何気ないやりとり

そしてその日からアイドルとのメールのやりとりが活性化していきました。最初の3日は何気ないやり取りが続きました。

 

「おはよう」

「今日は、ハンバーグ食べたよ。」

「今日は品川に行ってきたんだ!」

 

そんなやりとりが続きました。どうでもいい会話ばかりだったのですが、相手がアイドルと思うと、メールの文面が輝いているのが不思議です。こんなどうでもいい話題をメールしてくるなんて、これはもう本当にイケるかもしれない!!

 

セミナー参加時は下記であった妄想が

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↓下記のように加速していきました↓

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・セミナーの話

そうしてしばらくは4日目、すっかりセミナーの話は忘れ、アイドルとの日常的なやりとりに没入していました。

 

しかし、4日目・・・

 

「今日は講師が進める成功哲学の本を読んだんだ♪

   次のセミナーが楽しみ・・・」

 

というようなメールがきました。

 

元来私はセカンドステージに参加する動機はアイドルと仲良くなるためが80%占を占めていました。

 

もはや2人でのメールをする仲になった時点で、セミナーに出席するモチベーションをかなり失っていたのです。

 

・誤魔化しのメール

セミナーへの興味を失っていた私は

 

「メイさんは、前向きですね~私も頑張ります」

 

という感じでお茶を濁していると、

 

「川島さんは、セミナー参加するのですか?」

 

と核心を突いたメールが来ました。答えはNoでした。しかし、相手が気にいっているセミナーを否定して参加しない旨を伝えるのはマナー違反です。

 

「日程が微妙になってきまして・・いま考え中です」

 

と返信してのらりクラリとメールをするようになりました。

 

 

・止まらないマンセー

そうして、メールのやりとりが4日目を過ぎたあたりから、私の雑談的なメールは華麗にスルーされるようになり、ほとんどが、セミナーをマンセーする内容に変わって行ったのです。

 

「〇〇先生は本当にすごい人だ!」

「潜在意識にアクセスできる!」

「次のステップでさらに変わることができる!」

「私もトレーナになる!」

 

私のメアドは、先日までの、ジュシーなやりとりが駆逐され、全てがセミナーマンセーメールへと変わって行ったのです。

 

 

こ・・・これはもしかしたら・・・

 

私の中にある直観が働いてきたのです・・・

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡160 起業ニート編 こりゃさくらだ - 川島ブログ

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡158 起業ニート編  アイドルのメアドゲット

コミュニケーション能力-講座の軌跡158 起業ニート編  アイドルのメアドゲット

 

引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を創るという目標を立てました。修行のため5万円の研修に参加したあと、アイドルから次の講座に一緒に出ましょう!と誘惑されました(40万の講座)。

 

かわいい女の子から、「一緒に〇〇♥」と言われると、24歳の男子の98%は脳が脊髄反射起こし、その誘いに乗ってしまうという説が脳科学では立証されていることはいうまでもありません。

 

私も、そのDNAレベルに埋め込まれたリビドーに抗うことができず、参加する!と宣言しようとしたその瞬間・・・・

 

 

「お客様・・・閉店のお時間となりました・・・」

 

 

絶妙のタイミングで 店員さんが声をかけてきたのです。

 

気が付くと、時間は夜の9時になっていました。セミナーが終わったのが6時ぐらいだったので、3時間近く喫茶店にいたことになります。

 

本当に参加の意思を表明しそうになっていただけに、私自身狼狽してしまいましたが、ギリギリのところで回避することになったのです。

 

 

・アイドルのメアドゲット

さすがに会はお開きになることに・・・

 

するとテニス焼けした男性が、

 

「折角なのでみんなでメアドを交換しましょう!」

 

と提案をしてくれました。これはすばらしい提案でした。みんなということはそのアイドルのメアドも内包されているはずです。

 

そうして実際、アイドルのメアドを私は無事ゲットしたのでした。おそらく、彼女以外の若い女性のメアドをゲットしたという行為は4年ぶりぐらいのことでありました。

 

しかし、ゲットしたメアドを見ると、極めて嬉しい反面・・・何か奥底でうごめく黒い感情がうずき始めました。

 

・彼女の顔を思い出す

そのうごめく感情の正体を探って行くと、「彼女」の顔が浮かんできました。そういえば私には4年付き合っている彼女がいることにハタと気が付きました。

 

会計士とニートという立場のギャップから、最近は険悪になってしまい、月に1回会うか会わないかという関係になっていましたが、彼女への罪悪感が芽生えました。

 

アイドル目当てに40万の講座に申し込もうとした私を脳内で彼女が怒っているような気がしました。

 

 

・帰宅後 

家に帰ると、嬉しさと罪悪感という、塩アイスのような、複雑な感情に支配され、私は、布団に突っ伏してしまいました。しばらく悶々としていると、メールの受信着信音が鳴りました。

 

 

差出人は、なんとアイドルだったのです。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡159 起業ニート編 またメールしてもいいですか? - 川島ブログ

 

 

コミュニケーション能力-講座の軌跡157 起業ニート編  集団圧力

コミュニケーション能力-講座の軌跡157 起業ニート編  集団圧力

 

 引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を創るという目標を立てました。修行のため5万円の研修に参加すると、人格を破壊→肯定定という無限ループを味わい尽くし、生まれ変わったような気持ちになりました。

 

セミナーが終わるとテニス焼けした男性がお茶に誘ってくれました。なんとアイドルも参加すると宣言しています。

 

アイドルと是非お近づきになれる!!

 

私はお茶会に参加することにしました。

 

 

・話題は次のセミナー 

お茶会の話題は次の講座で持ち切りでした。

 

心のブレーキが外れた!

性格を変えることができる!

次回が楽しみだ!

 

 

という話題ばかりでした。

 

 

 

・集団圧力

お茶会はどんどんヒートアップしていきます。

 

チャンスは行動した者のみに訪れる!

変わるのは今しかない!

 

次のステップにいこう!

みんなで変るチャンスだ!

投資したお金は絶対に戻ってくる!

 

集団圧力が半端ではありません。

 

  

・30代の女性陥落

そしてついに!私ともう1人参加を見送っていた女性が、

 

「わ、私も参加します!」

 

と宣言をしました。

 

「おお!参加してくれるのですね!」

 

一緒に頑張りましょう。6人中5人が、意気投合し、目を輝かせていました。

 

 

・サードステージは150万円

セミナーの話題は尽きません。テニス焼けした男性は、セミナーは3段階になっていることを教えてくれました。2段階目は40万円3段階目もあるようです。

 

こちらはトレーナーを目指す方ようで150万円かかるらしいということでした。150万の研修に出れば資格が発行され、開業ができるとのことでした。日焼けした男性は開業を目標にしているようでした。

 

私は金の話が出てきた時点で冷静になりはじめていました。なぜテニス焼けした男性が今後の流れを知っているだろう・・・疑惑の念が出てきました。

 

 

・アイドルに誘われ再び心が動く

心が冷めていくのが隠しきれなくなり、だんだん生返事になってくると、アイドルが私を集中的に褒めはじめました。

 

 

「セミナーの日は空いているのですか?」

「今日のスピーチとても良かったですよ♥」

 「一緒に心のブレーキを外しましょう♥」

 

 

夜遅くなって店内が薄暗くなってくると、そのアイドルが妖艶に見えてきます。一度完全にクールダウンしていた感情がだんだんと揺さぶられていきます。

 

 

アイドルが顔を近づけて私を応援してくれると、再び妄想がはじまりました。

 

セカンドシーズンを2人で乗り越え、2人は心を開き合う。

セミナーが終わっても2人の関係は続く。

他のメンバーには秘密でデートを繰り返します。

 

そしてついに3回目のデート・・・

 

新宿御苑のイチョウの木の下で、アイドルに告白します。

 

告白は成功・・・

 

たっちゃん!わたし嬉しい♥

 

私の脳内のニューロンが電気信号で妄想を加速させ、ついには以下の光景が脳内を支配したのです↓↓↓

 

 

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アイドルとの心のブレーキを外したい!!

 

私は我を失っていきました。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡158 起業ニート編 アイドルのメアドゲット - 川島ブログ

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡156 起業ニート編  批判→肯定ループが気持いい

コミュニケーション能力-講座の軌跡156 起業ニート編  批判→肯定ループが気持いい

 

 引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を創るという目標を立てました。修行のため5万円の研修に参加すると、パワー系講師からスピーチをせよ!という課題が出されました。1巡目は大失敗・・・人格まで批判されました。

 

・スピーチ2巡目

1巡目のスピーチが終わると、2巡目のスピーチに突入しました。トップバッターは、「まじめ系サラリーマン」です。 まじめ系サラリーマンは、先ほどよりも感情をこめてスピーチをしていました。

 

 

しかし、講師の方は

 

「まだまだ!!もう1回!!」

 

とサラリーマンを煽ります。参加者も

 

「まだまだ出せる!頑張れ!」

 

と煽っていきます。スピーチは何度もやり直しとなりました。そして、スピーチが5回目を超えた頃・・・サラリーマンの様子がおかしくなります。

 

 

「わたしは!!!△××□□であります!!」

 

と半狂乱になり絶叫しはじめたのです。

 

 

すると講師の方は

 

「やったね!魂でたよ!」

 

とやっと褒めたたえたのです。講師はまじめ系サラリーマンを抱きしめました。私もなんだか感動してしまいました。

  

 

・世界の中心でスタ丼への愛を語る

そうしてついに私の番になりました。サラリーマンの方とお同じく、私への罵倒からはじまりました。

 

「まだまだ暗い!」

「かっこつけてる」

「腹から声をだして」

「きもちわるい←(これほんとに言われました笑)」

 

さんざん罵倒されると、私も意地になり、

 

「わたしは!!!すた丼への愛が△××□□であります!!」

 

と絶叫しました!するとどうも不思議な高揚感が体を支配しました。魂がでた!という手ごたえがありました。

 

 

すると講師の方が

「川島君ついに出たね!!おめでとう!」

とほめてくれましたアイドルも

 

「とても素敵でした!」

 

とほめてくれましいた。講師が私を抱き抱えてくれると、嬉しくて涙が出そうになりあした。どうも人間の精神というのは

 

 人格批判→人格肯定

 人格批判→人格肯定

 人格批判→人格肯定

 

というループを繰り返すと脳が焼かれておかしくなるようです。

 

そうして全員がスピーチを終えると、ワンデーセミナーは終了となりました。会場は、引退試合を終えた甲子園の如く、不思議な一体感に包まれていました。

 

 

・セカンドシーズンの説明

そうしてその空気のまま、講座は終わりとなりました。先生が退出すると、受付の女性が次の講座の説明をはじめました。

 

「本日は皆さん、おつかれさまでした。そう!人間って変われるのです。今日の講座はまだ序章に過ぎません。次回の講座はさらに心のブレーキを外すセミナーを行います。

 

通常ですと60万円なのですが、本日この場で決めて下さった方は、30万円となります。いかがでしょうか。」

 

すると、テニス焼けした男性と、メガネの男性、そしてアイドルが

 

「参加します!!」

 

と電光石火で述べました。

 

私も、

半額か・・・

修行だし・・・

高揚感も得られるし・・・

参加しようかな・・・

 

と感じていました。しかし、30万円はどう考えても大金です。この時脳裏をかすめたのが、何千枚と皿洗いをしたバイト時代でした。

コミュニケーション能力-講座の軌跡72  皿洗いマシーン

 

時給800円で、30万円を貯めるには途方もない皿を洗わなくてはなりません。簡単に手放せない・・・私は冷静さを保ちました。

 

女性の勧誘は30分近く続きました。いかにそのセミナーがすごいかを力説してたのです。30分も経つと、先ほどの高揚感もだいぶ薄れ冷静になっていく自分がいました。

 

私の目が死んできていると判断したのか、セミナーはお開きとなりました。

 

受け付けの女性は、あと1週間以内であれば、40万円で受講できると、説明をしてくれました。まだ20万円の割り引きが効くとのことでした。

 

・魔のお茶会へ

そうして長い一日のセミナーが終わりました。精神的にすごく疲れて、ほっとした気持ちになりました。帰り支度を始めると、テニス焼けした男性が、

 

よかったらみんなでお茶をしませんか?

 

と声をかけてくれました。お茶会へは全員が参加するようでした。

 

もちろんアイドルも!

 

アイドルとの心のブレーキを外したいと考えた私は、当然参加の一手でありました。

 

しかし、このお茶会に参加することで私はさらなる泥沼引きずりこまれることになるのです。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡157 起業ニート編 集団圧力 - 川島ブログ

 

 

コミュニケーション能力-講座の軌跡155 起業ニート編  異性に言われて傷ついたランキング入賞

コミュニケーション能力-講座の軌跡155 起業ニート編 異性に言われて傷ついたランキング入賞

 

 引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を創るという目標を立てました。修行のため5万円の研修に参加すると、パワー系講師からスピーチをせよ!という課題が出されました。私はガチガチに緊張しながら、スタ丼をテーマにスピーチをしました。しかし、何を言っているのかわからないぐらいあがってしまいました。スピーチが終わると先生は重々しく口を開きました。

 

・圧倒的罵倒 

 

「川島くんは、頭脳型の話し方をしますね。

 魂を感じない!心がないです!

 すた丼への愛やを感じません!」

 

と根こそぎスピーチを批判されたのです。

 

そして講師は続けます。

 

「スピーチを見ていた皆さんはいかがでしょうか?川島さんのスピーチは魂がこもっていましたか?遠慮は不要です。川島君のためですから。」

 

すると他の生徒さんも

 

「頭で話している感じがする」

「心で話していない」

「魂がない」

 

とさんざん罵倒してきました。挙句の果てに、私が新宿御苑のイチョウの木の下で告白するはずであったアイドルも罵倒に加わりました。

 

先程までの可憐でかわいらしい表情はどこかに行ってしまい、

 

「嫌いな話し方」

「第一印象から暗い」

 

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 *無料 写真 ぱくたそさんより転用

 

と批判してきたのです。

 

24歳の男子にとって、片思い中の娘から「暗い」などと言われることは、極めてショッキングでありまして、私に限らず世界中の男子が

 

人生における異性から言われた傷ついた一言ランキング

 

に確実に入賞してくることは間違いないのであります。きっついお言葉を頂いた私は、失恋も相まって、半泣きになってしまいました。

 

「ああ・・・そうですか・・・確かに感情がこもっていない話し方になっているかもしれません・・・」

 

とショックをうけて、皆様に反省の弁を述べたのでありました。

 

・魂わずかに出る

泣きそうになっている顔を見ると、講師が

 

 「ああ!川島君!今少し出ているよ!魂」

 

とおっしゃるのです。

 

どうも私は、罵倒をされることで初めて心の殻を破り、いくばくかの魂を発露することに成功したようでした。

 

講師は、

「 今の感じでそのまま次の順番の時に、魂を込めてスピーチをしてみてください。」

 

と課題を出してくれたのです。そうして、2巡目のスピーチがはじまりました。

 

この2巡目のスピーチから会場の空気がますますおかしくなっていくのです。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡156 起業ニート編 批判→肯定ループが気持いい - 川島ブログ

 

 

 

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私川島達史は元引きこもりニートです。対人恐怖の克服体験、起業について執筆中です。対人恐怖の克服、どうして引きこもりがコミュニケーション講座を創ったのか?興味がある方は是非ご一読ください。

 

・軽度対人恐怖時代    1~32
・引きこもりピークに   33~56
・フリーター時代     57~82
・2年間の会社員時代   83~128
・起業ニート時代     129~187

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コミュニケーション能力-講座の軌跡154 起業ニート編 すた丼への愛を語るも・・・

コミュニケーション能力-講座の軌跡154 起業ニート編 すた丼への愛を語るも・・・

 

 引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を創るという目標を立てました。修行のため5万円の研修に参加すると、パワー系講師からスピーチをせよ!という課題が出されました。

 

お題は特に決められておらず、3分間好きな話をするというものでした。講師曰く、魂があればスピーチは自然とよくなる!とのお言葉を頂きました。

 

順番を決めると、私は4番目でした。

 

・続く罵倒

1番目のスピーカーはまじめ系サラリーマンの方でした。スピーチはスムーズです。あがっている感じはありません。平均的なスピーチではありますが、心のこもったスピーチのような感じました。皆同じ気持ちになったのか拍手をしていました。

 

しかし、先生は腕組みをしたままです。

「まだまだ、まだ魂を感じない」

もう一度後でやるように!」

 

とのお言葉を頂きました。サラリーマンはしゅんとしてしまい、席に帰りました。残りの参加者も同じように、魂の入っていないスピーチをしてしまい、先生に怒られました。

 

チャレンジしたスピーカーはことごとく玉砕していきました。

 

・すた丼への愛を語る

そうしていよいよ私の番になりました。スピーチのネタはフリーです。なんでも良いというのは一番困った話です。そもそも私は話し方教室に来たのに何1つ話し方について学んでいないのです。非常に困りました。

 

さらに言えば、私は究極のあがり症でした。人前で話す経験など、それまでの人生でほとんどありませんでした。もしあがり症、日本ランキングがあったら1億2000万人中、350位ぐらいだったと思います。

 

しかし、人生の試練は早くもきてしまうものです。いよいよ私の番が来ました。ひとまずですが、当日好きだった、国分寺のスタ丼の話をすることにしました。スタ丼は国分寺に周辺に住んでいる15~25歳の男子はほぼ、100%食べたことがあるという、ソウルフードなのです。

 

明らかにペラッペラの安いそうな肉なのに、絶品のたれで食べると、非常に下品でおいしく食べられるのです。ラーメン二郎の、丼バージョンと言ったところでしょうか。私はもう100杯近く食べていました。

 

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*スタ丼 ホームページより転載 

 

・パニック

私はスタ丼の話を、がちがちに緊張しながら、スピーチを決行しました。おそらく人生でまともにスピーチをしたのは初めてだったと思います。話している間頭が真っ白になり、何を話しているか自分でも分からなくなってしまいました。

 

先生は腕組みをしたままでした。

 

そうして、私がスピーチが終わった後に、

 

重々しく口を開いたのです。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡153 起業ニート編 魂を連呼

コミュニケーション能力-講座の軌跡153 起業ニート編 魂を連呼

 

 引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を創るという目標を立てました。修行のため5万円の研修に参加すると、いよいよ研修講師が入室してきました。

 

・講師入場

研修講師は60代後半でした。服装は背広のスーツ、身長は165センチぐらい、見た目はバスの運転手さんのような雰囲気でした。信仰宗教のような華美な洋服ではなく、うさん臭さはありません。

 

 

・その日の気分

講師の方は演台につくと、ボロボロになったノートを演台に1冊ドカッと置きました。おもむろにノートをパラパラめくると、待ってましてとばかりに講義がスタートしたのです。

 

講義内容は体系的に整理されたカリキュラムという感じではなく、このままではダメだ!堕落してしまう!という趣旨の内容を冒頭から言われました。5万円をとって罵倒されるという、さわやかな講義が続きました。

 

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*中間管理職トネガワ4巻 30話より

 

・魂で話せ!

講師の方はノートをめくりながら、様々な主張をしていきましいた。端的にまとめますと、コミュニケーションをする際は

 

で考えて話すタイプ

で話すタイプ

 

の2種類があるらしいのです。そして、皆さんは頭で話すタイプから魂で話すタイプに変わらなくてはならない。ということをひたすらわれる続けるのです。

 

「魂」

「魂」

「魂」

 

と連呼されます。

 

・根拠ゼロ!主観講義

私は最初は懐疑的に先生の話を聞いていました。私は勉強不足ではありましたが、基本的な心理療法の在り方を学んでいました。心理療法の基礎に、エビデンスベースドという考え方です。端的に言うと、研究をしっかりして証拠を積み重ねたものを大事にしましょう。という考え方です。

 

私は主観的な療法は懐疑的になっていました。 なんだこの先生・・・根拠ゼロの主張ばかりじゃねえか・・・そう斜めに聞いていました。

 

すくなくとも1時間は・・・・

 

 

・ 2時間の講義で頭がおかしくなる

講義はひたすら続きました。全然終わる気配がありません。最初は斜めに聞いていた私もぼうっとしてきました。

 

気が付けば、休憩なしで2時間ぶっ続けで、魂の話をしていました。疲れてきたのか、頭がだんだん先生の主張を聞くようになってきました。判断能力が鈍ってきているのがわかります。だんだんとぼうっとしてきて、目がうつろになってきました。周りのメンバーも目がうつろになっていました。

  

2時間ひたすらこの類の話を聞くと、なんだかちょっと、おかしくなってきます。ほんと根拠のない話をひたすら聞かされているのですが、一瞬、あ・・・いま先生いいこと言ったかも・・・と持っていかれそうになるのです。八百万の神様を信じる日本民族としては、どこか情緒的に受け入れてしまう面があり、やべ~!魂!魂!という気分になってきます。

 

 

「魂」

「魂」

「魂」

「魂」

「魂」

 

講師の方が強く力強く訴える度に、メンバーの一人はどこか、うるんでいるような眼をしていて、異様な空気になっていきました。

 

・スピーチをせよ

空気が変わると、講師がノートを閉じました。ワークの内容は、「魂でスピーチする」というものでした。頭ではなく、魂でスピーチをせよ!というのです。この魂スピーチで私は、自己啓発系セミナーの深い闇を全身で味わうことになるのです。 

 

 

 

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