川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

コミュニケーション能力-講座の軌跡178 起業ニート編 もう失敗できない

コミュニケーション能力-講座の軌跡178 起業ニート編 もう失敗できない  

 

引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を開講することにしたのですが、お客様が1人も集まらない状況で、400万円ためた資金が30万円近くまで減ってしまいました。追い込まれた私は「ホームページをゼロから創る」という決意を固めたのです。

 

 ・プログラミング言語の壁

基礎設定を終え、「あ」というホームページを作った私は、情報を世界中に発信できるということが本当にすごいと感じました。

 

チラシを1000枚配ることは大変でした。

何時間も駆けずり回り、
人の目を気にしながら配らなくてはなりませんでした。

 

ですがホームページであれば、1000枚どころか100万、1000万人だって情報を発信できるのです。ホームページであればきっと講座を必要としてくれる人に届くに違いない!そう確信した私は昼夜を問わず、ホームページ作りに没頭しました。

 

しかし、さっそくの壁が立ちはだかります。ホームページは真面目に作ると

 

HTML

CSS

 

というプログラミング言語を理解しなくてはならないのです。しかし、初心者が一から勉強するのは非常に難解なのです。なんせ1日中、こんな感じのプログラミングを行うわけです。

 
<div id="headercontainer">
<div id="headerright"><!-- --></div>
<div id="logowrap"><a href="/"><img src="/common/sharedimg/logo_directcomm.gif" alt="ダイレクトコミュニケーション" /></a></div>

 

それでも私はHTMLやCSSを使いながら作成を続けました。しかし、どうしてもイメージ通りに行かないのです。だんだん頭が爆発しそうになってきます。

f:id:direct-comm:20180406173113p:plain
これらの言語を使いこなしておしゃれなデザインにするのは、半年はかかると直感しました。IT系のプログラマーはこの体験もあり無条件で尊敬してしまいます。

 

・どこでも配置モード

どうにかならないか?と試行錯誤していると、ある突破口があることがわかりました。それは、「ホームページNINJA」に搭載されていた「どこでも配置モード」でした。どこでも配置モードでは、直感的なホームページ作りが可能でした。

 

イメージで言うと、「映画のセット作り」のようなイメージでしょうか。内部構造はハリボテになっていてぐしゃぐしゃなのですが、見た目はそこそこ綺麗に作れるのです。これは非常に使いやすくホームページ作りが加速しました。

プロからすると邪道な作り方なのですが、私はとにかくホームページさえできれば、良かったので、この「どこでも配置モード」を多用してひたすら作成を続けました。

・ホームページが出来上がる 

そうして、1ヶ月ぐらいかけて、どうにか公開できそうなホームページができあがりました。見た目も素人が作った割にはまあまあおしゃれで、他の話し方教室に比べてあきらかに綺麗に出来上がっていました。完成した後は燃え尽きていたことを覚えています。

 

私はこのホームページをいよいよ公開することにしました。もはやこのホームページに私の人生が掛かっていることは明白でした。

 

 

ホームページがうまくいかなかったら・・・

倒産待ったなし・・・

9ヶ月近く結果が出ていない・・・

もう失敗はできない・・・頼む・・・

 

 

そう心で繰り返しました。

 

そして私は念ずるように、
「データ公開」

のボタンを押したのです。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡179 起業ニート編 終わらないゼロ行進 - 川島ブログ

 

コミュニケーション能力-講座の軌跡177 起業ニート編  ホームページ「あ」

コミュニケーション能力-講座の軌跡177 起業ニート編 ホームページ「あ」 

 

引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を開講することにしたのですが、お客様が1人も集まらない状況が続きました。挙句の果てに自己啓発セミナーやホームページ業者にプチボッタクリされ、400万円ためた資金が30万円近くまで減ってしまいました。追い込まれた私はついに「ホームページをゼロから創る」という決意を固めたのです。

 

・ソフトを買う

私はさっそく本屋に行き、ホームページに関する本を3冊ほど買いました。入門書にはホームページの作り方が書いてありました。しかし、本で読んでもピンときません。3日ぐらい勉強したのですが、わかったようなわからないような気持になります。

 

だんだんと勉強に嫌気が指してきた私は、実際に作りながら理解しようと決意しました。

 

そこで私はビックカメラのホームページ作成コーナーに行きました。そこには様々な種類のソフトが置いてありました。違いがわからなかったのですが、

 

「ホームページNinja 入門 ガイドブック付き~初心者でもラクラク作成~」

 

というソフトを買って試験的に作ってみることにしたのです。ガイドブック付きという文言にひかれたのです。値段は6000円ぐらいでした。お金のない私にとっては、高かったですが、それでも投資できる範囲内でした。

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・設定に四苦八苦

その後、ガイドブックを見ながら作成を始めたのですが、苦労したのが基本設定です。ホームページを作成するには、

「ドメインの取得」
「サーバーの取得」
「FTPの設定」

という七面倒くさい基礎作業をまずはしなくてはならないのです。住宅の建設に例えると、

「ドメインの取得」→(住所登録)
「サーバーの取得」→(土地の購入)
「FTPの設定」  →(資材運搬手段) 

こんな感じですね。

・ドメインの取得(住所登録) 

私はまずドメインの取得からはじめました。directcommというドメインは既に外人さんの手にあったようなので、

 

「direct-comm.com」

 

というドメインを取得しました。値段は1000円ぐらいでした。意外と安いなと感じました。

 

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ちなみに現在のドメインは

「direct-commu.com」

です。私はこの6年後、倒産の危機につながるホームページ絡みの事件があり、Uを付けざるを得ない、致命的なミスをすることになります。その話は,おいおいお伝えします。

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・サーバーの取得 (土地の購入)

 ドメインを取得したら次はサーバーの取得が必要です。ロリポップというやたらと楽しそうなサーバーと契約をしました。ロリポップは月500円ぐらいでした。とにかくWEBは投資が抑えられるので助かりました。

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サーバーを取得したあとはFTP(資材運搬手段)という設定を行い、どうにかホームページを創る土台が完成しました。

 

・ ホームページ「あ」が完成

WEB作成、というのはとにかく直感的に理解しにくいものでした。いつも見ているホームページの裏側は、複雑になっているのだな~と感じながら進めて行きました。

 

そうしてなんとか土台が出来上がると、私はさっそく

 「あ」

という文字を打ち込んでアップをしてみました。

 

そうして

www.direct-comm.com/

とアドレスバーで検索すると

 

「あ」

 

 

と表示がされていました。すごく衝撃を受けました。この「あ」は世界中どこでもつながっていて、誰もが読むことができるのです。1000部のチラシを配るのは本当に大変でした。しかし、この「あ」はアクセスしようと思えば、1億人でも10億人でもアクセスできるのです。

 

 

体中が、

インターネッツはすごい!

 

 

という感覚を覚えました。すごくワクワクしたのを覚えています。チラシ配りでは味わえなかった高揚感がありました。

 

それから私は狂ったようにホームページ作りにはまっていくのです。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡178 起業ニート編 もう失敗できない - 川島ブログ

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡176 起業ニート編 「もっと自分を誤魔化して」モード突入  

コミュニケーション能力-講座の軌跡176 起業ニート編 「もっと自分を誤魔化して」モード突入  

 

引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を開講することにしたのですが、お客様が1人も集まらない状況が続きました。挙句の果てに自己啓発セミナーやホームページ業者にプチボッタクリされ、400万円ためた資金が30万円近くまで減ってしまいました。およそ起業をして8か月、ほぼなんの成果も得ることができない状況が続きました。

 

会社を創ったものの、ほとんど打つ手がなくなってしまった私は、この頃から現実を直視することやめ始めていました。曇りなき眼で、直視をしても何ひとついいことなどないからです!

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*最強伝説黒澤 9巻 福本伸行 より引用

 

もっと自分をごまかして!

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という座右の銘を得た私は、薄目を開けて生きて行くようになっていました。実は今でも嫌なことがあると、そこにモザイクのような薄いフィルターをかけて、いちいち苦労と付き合わない習慣が身についてしまいました(笑)

 

 ・ひねり出した結論

私はどうせ現実を見ても何一つ良いことなどないのだから、「やるべきことに集中」ことにしました。チラシもNG、電車広告もNG、雑誌に載せる資金なし、安いホームページ業者は信用ならん・・・

残る手段は何か?


頭をフル回転させざるを得ませんでした。

 そうして・・・そうして・・・
最後に出した結論は


「ホームページを自分で作る」

 

というものでした。これは私にとっては勇気のいる決断でした。私が専門としようとしているのは、コミュニケーション論です。

HTML、ドメイン、JAVA、サーバー

というweb用語を1から学習し、ホームページを作成するのは、途方もない労力が必要であることが容易に予想できました。

 

しかし、私にはもう選択肢がありませんでした。

 

ゼロからホームページを自作し、

納得のいくものを創ろう!!

もうそれしかない!!

 

 

私はそう決意したのです。そうして私は、ほぼ知識ゼロの状態から自作のホームページ作りに没入することになるのです。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡177 起業ニート編 ホームページ「あ」 - 川島ブログ

 

コミュニケーション能力-講座の軌跡175 起業ニート編  摩耗していく資金

コミュニケーション能力-講座の軌跡175 起業ニート編 摩耗していく資金  

 

引きこもりから起業ニートになった私は、ダイレクトコミュニケーションを設立し、コミュニケーション講座を開講することにしたのですが、お客様が1人も集まらない状況が続きました。そこで藁にもすがる思いで7万円の業者にホームページを発注しました。期待MAXで待っていたところ、出来上がったものは、下記のようなひどいものだったのです。

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私は、30箇所ほど修正する箇所を指定し、業者からの返信を待ちました。

 

・王蟲の怒り

業者からは2日後に返信がありました。

マジでお願いします・・・

人生かかっているんです・・・

どれぐらい改善されているのか・・・

 

祈りながら添付されていた素案を開きました。 

 

すると・・・

目に入ってきたのはほぼ改善前と変わらない

ホームページが添付されていたのです。

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よーく目を凝らしてみると、どうも中央の文字の文頭が一直線になっていました。その他の修正はほとんど変化がありません。30箇所の修正点のことごとくが無視されていたのです。

 

私は王蟲の怒りのごとく、顔を真っ赤になりました。ナウシカが蟲笛を使っても、私の大地の怒りは静まらなかったと思います。

 

・電話記載なし

私は苦情の電話をしようと業者のホームページを探しました。しかし、その業者の窓口はメールのみで、電話をすることができません。おそらくお客さんが怒るのは想定内であり、電話を最初から設定していなかったようです。私は発注前にチェックを怠っていたのです。

 

不誠実でありますね!!

 

私の怒りは頂点に達しました。

 

私はいかにその会社が間違ったことをしているのか?ということを切々と綴った2000文字あまりのメールを作成し送信したのです。

 

 

返信はすぐに返ってきました・・・

 

 

メールはたったの2行でした。

 

「修正は2か所まででございます。

 修正をする場合は追加料金が必要となります」

 

 

という挑戦的な文言が躍動していました。「ございます」という文言にイラっときました。これはもうプチ詐欺業者であることが明白でした。

 

 

① 7万円という諦めやすい金額を提示

② 企画をベタ貼りして納品をする 

③ 訴えようにも納品はされている

 →非常に客観性に欠ける立証をしなくてはならない

④労力と見合わず諦める

 

という絶妙なビジネスモデルだったのです。私は、この業者と関わっても無駄だと確信しました。

 

そして、 

このクソ〇〇たれsぁjs

 詐欺sakl●●sjlさアホps

 じゃs金かえせsじゃs

 

と丁寧にお礼のメールを送信すると、全てのデータを削除して、関係を断つことにしたのです。

 

そうして私はまたしても、なんらの成果も得ずに、虎の子の資金を摩耗していくのでありました。残り資金はほぼ40万円まで減っていました。

 

株式会社は赤字でも、存在しているだけで、毎年住民税が8万円ぐらい取られます。実質的には30万円ぐらいしか残っていませんでした。いよいよ、進退きわまりそうな状態になっていました。

  

そうして、私は押し出されるようにある決断をすることになるのです。そうしてその決断がダイコミュを飛躍させることになるとはこの時点では想像すらしていませんでした。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡176 起業ニート編 「もっと自分を誤魔化して」モード突入 - 川島ブログ

 

 

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私川島達史は元引きこもりニートです。対人恐怖の克服体験、起業について執筆中です。対人恐怖の克服、どうして引きこもりがコミュニケーション講座を創ったのか?興味がある方は是非ご一読ください。


・軽度対人恐怖時代    1~32

・引きこもりピークに   33~56

・フリーター時代     57~82

・2年間の会社員時代   83~128

・起業ニート時代     129~187

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡174 起業ニート編  7万円業者の罠

コミュニケーション能力-講座の軌跡174 起業ニート編  7万円業者の罠

 

引きこもりから起業ニートになった私は、ダイレクトコミュニケーションを設立し、コミュニケーション講座を開講することにしました。しかし、お客様が1人も集まらない、彼女に愛想をつかされる、借金を背負いそうになる等々、いわゆる「起業失敗あるある」にハマりこんでしまいました。1ヶ月、失意のどん底まで落ちたあと、どうにか広告について考え始めたのです。

 

・7万円 業者に連絡

ホームページを探し続けると「7万円でホームページを作ります」という勇ましい業者を発見しました。サンプルサイトを見てみるとそれなりに綺麗なホームページが作成されていたのです。お客様の声も記載されています。

 

「売上が200%になりました!」

「来客数が毎月300名来るようになりました!」

「上場準備をはじめました!」

 

という煽りメッセージが並んでいます。今でこそこれらのメッセージは胡散臭いのですが、11年前はまだまだWEBの世界は未知数でした。IT長者が生まれている時代で、乗り遅れてはいけないという空気感がありました。私はその煽り広告を信用してしまいました。

 

→ホームページを作成する

→生徒さんが1000人集まる

→講義が大成功

→会社が有名になり女の子にモテモテ

→深田恭子が私に告白してくる

→深田恭子があーんしてくれる

 

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という妄想を頂いた私は、藁にも縋る思いで、さっそく連絡を取ってみました。業者に連絡を取ると、現在までに1000社以上のホームページを作成しているとのことでした。

 

ただし、やはり落とし穴があって、その後は毎月継続料で3万円がかかるとのことでした。なるほど、プリンターのように最初は安く販売をして、その後の継続料金で回収するビジネスモデルだな・・・

 

7万円のカラクリがなんとなくわかりました。しかし、初期投資を抑えられるのはやはり魅力です。私は10ページ分の企画を作り、7万円を振込みました。資金50万円の私にとっては身を削られる思いでした。

 

 

・1週間後に出来上がったもの・・・

1週間後・・・業者からついにメールがきました。もしかしたらこれで人生が変わるかもしれません。私はジャンボ宝くじの当選を待つような心境でした。

 

「TOPページの素案が出来上がりました。ご確認ください。」

 

私はドキドキしながら添付してあったページを見てみました。その先にあったものは・・・

 

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 ワックル様 電話にて掲載許可済み 

 

 

サンプルのおしゃれなホームページとは似て非なる、デザイン性のかけらもない、極めて雑なホームページだったのです(上記のHPに近いです)。どう考えても、ホームページ初心者が、初めて作ったようなホームページをみて、私は、腰を抜かしました。ぱっと見て、これやお客様こないわ!と瞬殺できるものだったのです。当時のホームページを保存していなかったのが悔やまれます。。

 

・30箇所の修正点

さっそくWEB業界の洗礼を受けた私は、修正点を30箇所ぐらい記載して業者にメールをしました。なんせ、「修正には柔軟に応じます」と書いてくださっているのです。

 

頼むぜおい!会社潰れてしまうわ!

っと心のなかで笑えないツッコミをいれながら業者に送りました。

 

 

業者からの返信は・・・

信じられない内容たったのです。。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡175 起業ニート編 摩耗していく資金 - 川島ブログ

 

コミュニケーション能力-講座の軌跡173 起業ニート編   ドメイン サーバーという呪文

コミュニケーション能力-講座の軌跡173 起業ニート編  ドメイン サーバーという呪文

 

引きこもりから起業ニートになった私は、ダイレクトコミュニケーションを設立し、コミュニケーション講座を開講することにしました。しかし、お客様が1人も集まらない、彼女に愛想をつかされる、借金を背負いそうになる等々、いわゆる「起業失敗あるある」に見事にハマりこんでしまいました。

 

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 あまりにも失敗が続くので精神的にボコボコになって動けなくなりました・・・

 

その後、心理療法を駆使して、考え方を見直しました。彼女と別れて、寂しいという気持ちはあるが、前向きに仕事に集中できる環境がそろった・・・と自分を勇気づけました。そして重い腰を上げる気力をどうにか取り戻したのです。

 

・彼女がいないという生活

しかし、成人男子にとって女性のかわいらしい声を聴かない生活というのは、ごはんを食べれないぐらい苦しいものです。そこで私は脳内に「深田恭子・森高千里BAR」を創ることにしました。

 

寂しい時はいつでもそのBARに行って、悩みを打ち明けます。すると深田恭子と森高千里が最後は、「たっちゃん・・・いつでも応援してるわ・・・」と肯定的ストロークをくれるのです。このBARは無料で、何度来店しても嫌がられることはありません。コストパフォーマンスが最高でした。「深田恭子・森高千里BAR」には心理療法なみの効果があることは言うまでもありませんでした。

 

・広告を再考

そんな妄想で現実逃避しながら、私は再び「広告」の研究を始めました。特にライバル会社の研究に重点を置きました。研究をしてみると、他の会社は、

雑誌媒体  ・・・40%
路上看板  ・・・30%
ホームページ・・・20%
その他   ・・・10%

という配分で集客をしていることが大体わかってきました。資金力のない私は、雑誌媒体、路上看板で勝負をする余裕はありません。そうして最終的に残った選択肢がホームページを作成するということでした。

 

ホームページであれば、50万円しかない資金でもギリギリ作成ができそうです。さらに言えば、他の会社のホームページはかなり怪しいものばかりで、私ならもっと面白いページを企画できそうな気がしたのです。 

 

・見たこともない用語

しかし、当時の私はWEBに関する基礎知識が欠落していました。ちょっと調べてみても

 

サーバー

ドメイン

HTML

FTP

JAVA

 

という見たこともないような別世界の暗号が並んでいます。知識がないのでパッとみて、なんか強そうな呪文だな!ぐらいしか思いませんでした。

私はあくまでも対人コミュニケーションを主体として事業を行うわけです。これらの勉強をするのは非効率と考えました。そこで私は、残り少ない資金でホームページを作成してくれる業者さんがいないか?必死で探すことにしたのです。 

 

・業者を探す

私が作成したいページは当初、10ページほどでした。何社かに見積もりを出したところ、高い所ですと200万円という香ばしい見積もりもらいました。高いわ!と思い、別のサイトを捜すと50万円ぐらいの業者が見つかりました。

 

でも200万と50万って全然違うわけです。同じページを作るのにこんなに差があるなんてどう考えてもおかしい・・・WEB業界についてますますわからなくなってきました。

 

そこで私は、もしかしたらもっと安く作成してくれる業者がいるんじゃないかと考え、昼夜を問わず探しつつけたのです。

 

そして、3日ほど探し続けると、

「7万円でホームページを作成します!」

という業者を見つけたのです。私はこれだ!と思い、さっそく問い合わせることにしました。

 

しかし、この7万円の業者のホームページ作成にはある落とし穴があって、虎の子の資金を秒速で失うことになるのです。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡172 起業ニート編  破滅思考を直す

コミュニケーション能力-講座の軌跡172 起業ニート編  破滅思考を直す

 

引きこもりから起業ニートになった私は、ダイレクトコミュニケーションを設立し、コミュニケーション講座を開講することにしました。しかし、お客様が1人も集まらない、彼女に別れを告げられるわ、散々な状況になりました。そこで私は講義用の教科書を使いながら自分自身で心理療法を試すことにしました。

 

・破滅思考

例えば、認知療法では、「破滅思考」という思考のゆがみを扱います。破滅思考とは現実以上に悲観的なシナリオを作り、破滅だ!と考えてしまう思考の歪みです。

 

心が折れているとき人間は破滅的な考えに支配されます。
 一生彼女が出来ないのではないか
 社会復帰もできないのではないか
 多額の借金を背負うのではないか
 ・・・そんな気分になってしまいました。認知療法では、このような破滅的な考えを冷静に考え直していくのです。

 

・考え方を修正する

確かに私には、彼女に振られ、生徒さんが1人もこないという現実がありました。しかし、問題の大半は広告なのです。1つクリアできれば、うまく回り始めるかもしれません。

恋愛についても、そもそも1度は女性に好かれたのです。これはこれで自信にしても良いのかもしれない。これから先、どこかに私のことを好きになってくれる人が現れるかもしれないのです。このように破滅思考を前向きに考え直していきました。

 

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・挫折への免疫

破滅思考に一定の結論が出ると、白黒思考、完全主義、選択的知覚という思考のゆがみも1つ1つ丁寧に修正をしていきました。

心理療法を久しぶりに実践すると、思ったよりも早く回復しているという実感がありました。講座でお伝えする内容がとても役に立つと自分自身で最終確認することができまたのです。
 

もちろん落ち込む具合が100ぐらいだったのが、せいぜい75ぐらいに回復したぐらいでした。つらい状況には変わりないですが、1か月程度で、一歩踏み出そうという気力がわいてきたのです。

 

・広告との戦いへ

そうして私は、最大の問題である「広告」についてもう一度突破口がないか、吟味することにしました。この時残り資金は50万円を切っていました。借金生活へのタイムリミットは確実に迫っていました。

「広告」・・・

「広告」・・・

「広告」・・・

それからの4か月はひたすら、広告の研究に没頭することになります。そして諦めずにもがき続けることの重要性を体感することになるのです。

 

 

 

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