川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

コミュニケーション能力-講座の軌跡180 起業ニート編  無人島からの脱出

コミュニケーション能力-講座の軌跡180 起業ニート編  無人島からの脱出

引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を開講することにしました。しかし、お客様が1人も集まらず、資金が30万円近くまで減ってしまいました。追い込まれた私は最後の賭けとして、ホームページを自作し公開しました。しかし、だれ一人もホームページに訪れてくれず、限界まで追い込まれていきました。

 

・YAHOO検索の重要性

当時の日本のネットはYAHOOが圧倒的なシェアを占めていました。webで検索する際に8割の人がyahooを使っていたのです。Google検索はちょっと無骨な人が使うものでした。

そのため当時のWEBビジネスにおいてはYAHOOで検索できるかどうか?が成功するか否かの最大要因だったのです。

 

それにも関わらず私のハリボテサイトはどう検索しても一向にYAHOOで検索することができません。WEBの世界では無人島で商売をしているようなものでした。

 

 

例えば、

「コミュニケーション講座 東京」

 

で検索してみます。私が狙っているキーワードでした。このキーワードを300位まで調べても検索できないのです。

 

YAHOOの社長は孫正義社長でした。孫社長が私の生き死にを握る千手観音としたら、

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私は孫社長の足元をうろうろするミジンコのような存在でした。

 

孫さん!

アクセスをください。

アクセスをください。

 

私は踏み潰されないように、バタバタともがいて、どうにか孫さんの視界に入ろうと必死のアピールを続けるのでありました。

 

・ハリボテサイトの改善

そんなミジコンとしての自我を確立させながら、私はハリボテサイトをできる限り改善していきました。 そうして16日が過ぎた日、日課であるアクセス数を見ると、

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9月12日  

9月13日  

9月14日  

9月15日  

9月16日 3人

 

 

ん?!

 

ん?!

 

え?!

 

 

は?!

 

 

3?!

 

 

3人?!

 

 

 

 なんと!3人がサイトを訪れていたのです。何度確認しても、3人来ています。この時は飛び上がるほどうれしかったです。数は少ないですが、私が作ったサイトに訪れてくれた人がいる・・・その事実は強烈な勇気をもたらしました。

 

 

さらにYAHOOで注意深く検索をしていくと、かなり下の方ではありましたが、はじめて検索に引っかかるようになったのです。

 

「コミュニケーション講座 東京 受講」

 

これぐらい絞り込むと20位ぐらいに私のサイトが表示されているのです。これは本当にうれしかったです。

 

そうして私はやっとWEBという大海において、どうにか無人島からは脱出することに成功したのです。

  

9月16日 

9月17日 

9月18日 

9月19日 

9月20日 

9月21日 10

 

 その後もアクセス数が順調に伸びていきました。10月を迎えたころには1日20人ぐらい来るサイトになっていました。

 

しかし、いまだ引き合いはゼロでした。20人来てもらっていること確かなのですが、肝心の反応が全くないのです。喜びもつかの間、反応のなさに再び暗雲が立ち込めてきました。

 

 

資金は残り25万円となっていました。

消費者金融からの借り入れが

現実味を帯びてきました。

 

 

ホームページを作成し、

アクセスが発生しても

引き合いがいまだない・・・

 

 

絞り尽くした雑巾・・・

もうこれ以上水滴を絞りだすことができない・・・

 

 

起業して10か月、何1つ成果の出ない現状を鑑みて、

私の呼吸のすべてがため息と化していきました。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡181 起業ニート編 孫さんへのお布施 - 川島ブログ

 

 

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私川島達史は元引きこもりニートです。対人恐怖の克服体験、起業について執筆中です。対人恐怖の克服、どうして引きこもりがコミュニケーション講座を創ったのか?興味がある方は是非ご一読ください。


・軽度対人恐怖時代    1~32

・引きこもりピークに   33~56

・フリーター時代     57~82

・2年間の会社員時代   83~128

・起業ニート時代     129~187

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡179 起業ニート編  終わらないゼロ行進 

コミュニケーション能力-講座の軌跡179 起業ニート編 終わらないゼロ行進 

 

引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を開講することにしました。しかし、お客様が1人も集まらず、400万円ためた資金が30万円近くまで減ってしまいました。追い込まれた私は最後の賭けとして、不眠不休でホームページを自作しました。そうしてついに公開ボタンを押したのです。

 

・胸躍るも束の間・・・

私は公開ボタンを押すと早速、会社のドメインをyahooのアドレスバーに打ち込んでみました。すると自作のホームページがしっかり検索できたのです!

 

日本中の人が見ることができんだ!

 

そう思うと胸が躍りました。

それから数日間、

応募がこないか?

今か今かと待ち続けました。

 

しかし、

 

1日・・・

2日・・・

3日・・・

 

と待ってみたのですが、電話1つ、メール1つ反応がありません。チラシを1000部配っても、一切反応がなかった記憶が体中をじっとりと駆け巡りました。

 

素人のホームページでお客さん来るわけないだろ・・・

お前の商売は結局成り立たないんだよ・・

そろそろ諦めたら?・・・

人生終わったな!

 

そう心の奥底でささやく自分がいました。

またしても結果が出ない・・・

もういい加減にしてくれ!

と神様に言いたくなりました。

 

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・アクセス解析

ただ嘆いていても、誰ひとりとして助けてくれません。1人で起業したのですが仲間のフォローなんて一切期待できないのです。立ち止まる=倒産なのです。

 

私は「あきらめろ」という自分の弱い心をどうにか押さえ込みながら、なぜ引き合いがこないのか?分析を続けました。調べてみると「解析ソフト」でホームページに来ている人数がわかるようです。そして早速「解析ソフト」をホームページに導入してみました。すると驚くべきことに、

 

9月1日  

9月2日  

9月3日  

9月4日  

9月5日  

 

アクセス数が正にゼロ行進をしていたのです。ただの1人も私のホームページを検索していないことに気が付きました。私のホームページはWEBという大海の中で、誰ひとりとして訪れない、無人島のような状態になっていたのです。

 

これじゃあ応募があるわけがない・・

 

私は原因を知って納得しました。同時にまだ読んでくれている人がいないのだから、あきらめてはいけない!と自分を勇気づけました。

 

・無人島状態を打破するには?

私の思考は

「どうすればアクセス数を向上させることができるのか?」

とシフトしていきました。

 

分かったことは、以下の2つでした。

 

① SEO対策をする

アクセス数をもらうにはyahooとグーグルで検索されるように、キーワードの比率を揃え、H1タグ、H2タグ、タイトルタグといったタグをしっかり使う必要があります。例えば、「コミュニケーション能力」で検索をして欲しい場合は、大体3~5%文中にワードを入れる必要があります。これは比較的短期間で実施することができました。

 

② 被リンクをもらう

ブログでリンクを貼ってもらったり、カテゴリサイトなどに登録する必要があります。こちらは苦戦しました。リンクを貼ってくれるような友達もいなかったですし、カテゴリサイトも有料のものが多く二の足を踏んでしまいました。

 

 

私はひとまず、①を試し、②はとりあえず保留して、再びホームページのアクセス数の動向を探ることにしたのです。

 

しかし、結果は残酷なものでした。

9月1日  

9月2日  

9月3日  

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9月9日  

9月10日  

9月11日  

9月12日  

9月13日  

9月14日  

9月15日  

 

私のホームページは大海の無人島のままでした。日々続く訪問者0の表記を眺めながら、私はふとロビンソンクルーソーを思い出しました。

 

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・ロビンソンクルーソー

自分以外の全員が犠牲になった難破で岸辺に投げ出され、アメリカの浜辺、オルーノクという大河の河口近くの無人島で28年もたった一人で暮らし、最後には奇跡的に海賊船に助けられたヨーク出身の船乗り(ウキペディアより引用・一部改変)

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ロビンソンクルーソーの話を私は大好きでした。小さな頃、何十回と繰り返し読んだ本でした。私はまるでインターネットという得体のしれない世界でロビンソンクルーソーのような気持ちになっていました。

 

 

ロビンソンクルーソーは

28年もたった1人で暮らしたんだ。

たったの15日で音をあげてどうする!

 

 

意味不明な認知療法で、私はどうにか強引に自分を奮い立たせ、ひたすらホームページの改善を続けました。そうして16日目に・・・

 

やっとやっと

 

1つの光明が差すのです。

 

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡180 起業ニート編 無人島からの脱出 - 川島ブログ

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡178 起業ニート編 もう失敗できない

コミュニケーション能力-講座の軌跡178 起業ニート編 もう失敗できない  

 

引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を開講することにしたのですが、お客様が1人も集まらない状況で、400万円ためた資金が30万円近くまで減ってしまいました。追い込まれた私は「ホームページをゼロから創る」という決意を固めたのです。

 

 ・プログラミング言語の壁

基礎設定を終え、「あ」というホームページを作った私は、情報を世界中に発信できるということが本当にすごいと感じました。

 

チラシを1000枚配ることは大変でした。

何時間も駆けずり回り、
人の目を気にしながら配らなくてはなりませんでした。

 

ですがホームページであれば、1000枚どころか100万、1000万人だって情報を発信できるのです。ホームページであればきっと講座を必要としてくれる人に届くに違いない!そう確信した私は昼夜を問わず、ホームページ作りに没頭しました。

 

しかし、さっそくの壁が立ちはだかります。ホームページは真面目に作ると

 

HTML

CSS

 

というプログラミング言語を理解しなくてはならないのです。しかし、初心者が一から勉強するのは非常に難解なのです。なんせ1日中、こんな感じのプログラミングを行うわけです。

 
<div id="headercontainer">
<div id="headerright"><!-- --></div>
<div id="logowrap"><a href="/"><img src="/common/sharedimg/logo_directcomm.gif" alt="ダイレクトコミュニケーション" /></a></div>

 

それでも私はHTMLやCSSを使いながら作成を続けました。しかし、どうしてもイメージ通りに行かないのです。だんだん頭が爆発しそうになってきます。

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これらの言語を使いこなしておしゃれなデザインにするのは、半年はかかると直感しました。IT系のプログラマーはこの体験もあり無条件で尊敬してしまいます。

 

・どこでも配置モード

どうにかならないか?と試行錯誤していると、ある突破口があることがわかりました。それは、「ホームページNINJA」に搭載されていた「どこでも配置モード」でした。どこでも配置モードでは、直感的なホームページ作りが可能でした。

 

イメージで言うと、「映画のセット作り」のようなイメージでしょうか。内部構造はハリボテになっていてぐしゃぐしゃなのですが、見た目はそこそこ綺麗に作れるのです。これは非常に使いやすくホームページ作りが加速しました。

プロからすると邪道な作り方なのですが、私はとにかくホームページさえできれば、良かったので、この「どこでも配置モード」を多用してひたすら作成を続けました。

・ホームページが出来上がる 

そうして、1ヶ月ぐらいかけて、どうにか公開できそうなホームページができあがりました。見た目も素人が作った割にはまあまあおしゃれで、他の話し方教室に比べてあきらかに綺麗に出来上がっていました。完成した後は燃え尽きていたことを覚えています。

 

私はこのホームページをいよいよ公開することにしました。もはやこのホームページに私の人生が掛かっていることは明白でした。

 

 

ホームページがうまくいかなかったら・・・

倒産待ったなし・・・

9ヶ月近く結果が出ていない・・・

もう失敗はできない・・・頼む・・・

 

 

そう心で繰り返しました。

 

そして私は念ずるように、
「データ公開」

のボタンを押したのです。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡179 起業ニート編 終わらないゼロ行進 - 川島ブログ

 

コミュニケーション能力-講座の軌跡177 起業ニート編  ホームページ「あ」

コミュニケーション能力-講座の軌跡177 起業ニート編 ホームページ「あ」 

 

引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を開講することにしたのですが、お客様が1人も集まらない状況が続きました。挙句の果てに自己啓発セミナーやホームページ業者にプチボッタクリされ、400万円ためた資金が30万円近くまで減ってしまいました。追い込まれた私はついに「ホームページをゼロから創る」という決意を固めたのです。

 

・ソフトを買う

私はさっそく本屋に行き、ホームページに関する本を3冊ほど買いました。入門書にはホームページの作り方が書いてありました。しかし、本で読んでもピンときません。3日ぐらい勉強したのですが、わかったようなわからないような気持になります。

 

だんだんと勉強に嫌気が指してきた私は、実際に作りながら理解しようと決意しました。

 

そこで私はビックカメラのホームページ作成コーナーに行きました。そこには様々な種類のソフトが置いてありました。違いがわからなかったのですが、

 

「ホームページNinja 入門 ガイドブック付き~初心者でもラクラク作成~」

 

というソフトを買って試験的に作ってみることにしたのです。ガイドブック付きという文言にひかれたのです。値段は6000円ぐらいでした。お金のない私にとっては、高かったですが、それでも投資できる範囲内でした。

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・設定に四苦八苦

その後、ガイドブックを見ながら作成を始めたのですが、苦労したのが基本設定です。ホームページを作成するには、

「ドメインの取得」
「サーバーの取得」
「FTPの設定」

という七面倒くさい基礎作業をまずはしなくてはならないのです。住宅の建設に例えると、

「ドメインの取得」→(住所登録)
「サーバーの取得」→(土地の購入)
「FTPの設定」  →(資材運搬手段) 

こんな感じですね。

・ドメインの取得(住所登録) 

私はまずドメインの取得からはじめました。directcommというドメインは既に外人さんの手にあったようなので、

 

「direct-comm.com」

 

というドメインを取得しました。値段は1000円ぐらいでした。意外と安いなと感じました。

 

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ちなみに現在のドメインは

「direct-commu.com」

です。私はこの6年後、倒産の危機につながるホームページ絡みの事件があり、Uを付けざるを得ない、致命的なミスをすることになります。その話は,おいおいお伝えします。

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・サーバーの取得 (土地の購入)

 ドメインを取得したら次はサーバーの取得が必要です。ロリポップというやたらと楽しそうなサーバーと契約をしました。ロリポップは月500円ぐらいでした。とにかくWEBは投資が抑えられるので助かりました。

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サーバーを取得したあとはFTP(資材運搬手段)という設定を行い、どうにかホームページを創る土台が完成しました。

 

・ ホームページ「あ」が完成

WEB作成、というのはとにかく直感的に理解しにくいものでした。いつも見ているホームページの裏側は、複雑になっているのだな~と感じながら進めて行きました。

 

そうしてなんとか土台が出来上がると、私はさっそく

 「あ」

という文字を打ち込んでアップをしてみました。

 

そうして

www.direct-comm.com/

とアドレスバーで検索すると

 

「あ」

 

 

と表示がされていました。すごく衝撃を受けました。この「あ」は世界中どこでもつながっていて、誰もが読むことができるのです。1000部のチラシを配るのは本当に大変でした。しかし、この「あ」はアクセスしようと思えば、1億人でも10億人でもアクセスできるのです。

 

 

体中が、

インターネッツはすごい!

 

 

という感覚を覚えました。すごくワクワクしたのを覚えています。チラシ配りでは味わえなかった高揚感がありました。

 

それから私は狂ったようにホームページ作りにはまっていくのです。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡178 起業ニート編 もう失敗できない - 川島ブログ

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡176 起業ニート編 「もっと自分を誤魔化して」モード突入  

コミュニケーション能力-講座の軌跡176 起業ニート編 「もっと自分を誤魔化して」モード突入  

 

引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を開講することにしたのですが、お客様が1人も集まらない状況が続きました。挙句の果てに自己啓発セミナーやホームページ業者にプチボッタクリされ、400万円ためた資金が30万円近くまで減ってしまいました。およそ起業をして8か月、ほぼなんの成果も得ることができない状況が続きました。

 

会社を創ったものの、ほとんど打つ手がなくなってしまった私は、この頃から現実を直視することやめ始めていました。曇りなき眼で、直視をしても何ひとついいことなどないからです!

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*最強伝説黒澤 9巻 福本伸行 より引用

 

もっと自分をごまかして!

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という座右の銘を得た私は、薄目を開けて生きて行くようになっていました。実は今でも嫌なことがあると、そこにモザイクのような薄いフィルターをかけて、いちいち苦労と付き合わない習慣が身についてしまいました(笑)

 

 ・ひねり出した結論

私はどうせ現実を見ても何一つ良いことなどないのだから、「やるべきことに集中」ことにしました。チラシもNG、電車広告もNG、雑誌に載せる資金なし、安いホームページ業者は信用ならん・・・

残る手段は何か?


頭をフル回転させざるを得ませんでした。

 そうして・・・そうして・・・
最後に出した結論は


「ホームページを自分で作る」

 

というものでした。これは私にとっては勇気のいる決断でした。私が専門としようとしているのは、コミュニケーション論です。

HTML、ドメイン、JAVA、サーバー

というweb用語を1から学習し、ホームページを作成するのは、途方もない労力が必要であることが容易に予想できました。

 

しかし、私にはもう選択肢がありませんでした。

 

ゼロからホームページを自作し、

納得のいくものを創ろう!!

もうそれしかない!!

 

 

私はそう決意したのです。そうして私は、ほぼ知識ゼロの状態から自作のホームページ作りに没入することになるのです。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡177 起業ニート編 ホームページ「あ」 - 川島ブログ

 

コミュニケーション能力-講座の軌跡175 起業ニート編  摩耗していく資金

コミュニケーション能力-講座の軌跡175 起業ニート編 摩耗していく資金  

 

引きこもりから起業ニートになった私は、ダイレクトコミュニケーションを設立し、コミュニケーション講座を開講することにしたのですが、お客様が1人も集まらない状況が続きました。そこで藁にもすがる思いで7万円の業者にホームページを発注しました。期待MAXで待っていたところ、出来上がったものは、下記のようなひどいものだったのです。

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私は、30箇所ほど修正する箇所を指定し、業者からの返信を待ちました。

 

・王蟲の怒り

業者からは2日後に返信がありました。

マジでお願いします・・・

人生かかっているんです・・・

どれぐらい改善されているのか・・・

 

祈りながら添付されていた素案を開きました。 

 

すると・・・

目に入ってきたのはほぼ改善前と変わらない

ホームページが添付されていたのです。

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よーく目を凝らしてみると、どうも中央の文字の文頭が一直線になっていました。その他の修正はほとんど変化がありません。30箇所の修正点のことごとくが無視されていたのです。

 

私は王蟲の怒りのごとく、顔を真っ赤になりました。ナウシカが蟲笛を使っても、私の大地の怒りは静まらなかったと思います。

 

・電話記載なし

私は苦情の電話をしようと業者のホームページを探しました。しかし、その業者の窓口はメールのみで、電話をすることができません。おそらくお客さんが怒るのは想定内であり、電話を最初から設定していなかったようです。私は発注前にチェックを怠っていたのです。

 

不誠実でありますね!!

 

私の怒りは頂点に達しました。

 

私はいかにその会社が間違ったことをしているのか?ということを切々と綴った2000文字あまりのメールを作成し送信したのです。

 

 

返信はすぐに返ってきました・・・

 

 

メールはたったの2行でした。

 

「修正は2か所まででございます。

 修正をする場合は追加料金が必要となります」

 

 

という挑戦的な文言が躍動していました。「ございます」という文言にイラっときました。これはもうプチ詐欺業者であることが明白でした。

 

 

① 7万円という諦めやすい金額を提示

② 企画をベタ貼りして納品をする 

③ 訴えようにも納品はされている

 →非常に客観性に欠ける立証をしなくてはならない

④労力と見合わず諦める

 

という絶妙なビジネスモデルだったのです。私は、この業者と関わっても無駄だと確信しました。

 

そして、 

このクソ〇〇たれsぁjs

 詐欺sakl●●sjlさアホps

 じゃs金かえせsじゃs

 

と丁寧にお礼のメールを送信すると、全てのデータを削除して、関係を断つことにしたのです。

 

そうして私はまたしても、なんらの成果も得ずに、虎の子の資金を摩耗していくのでありました。残り資金はほぼ40万円まで減っていました。

 

株式会社は赤字でも、存在しているだけで、毎年住民税が8万円ぐらい取られます。実質的には30万円ぐらいしか残っていませんでした。いよいよ、進退きわまりそうな状態になっていました。

  

そうして、私は押し出されるようにある決断をすることになるのです。そうしてその決断がダイコミュを飛躍させることになるとはこの時点では想像すらしていませんでした。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡176 起業ニート編 「もっと自分を誤魔化して」モード突入 - 川島ブログ

 

 

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・軽度対人恐怖時代    1~32

・引きこもりピークに   33~56

・フリーター時代     57~82

・2年間の会社員時代   83~128

・起業ニート時代     129~187

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡174 起業ニート編  7万円業者の罠

コミュニケーション能力-講座の軌跡174 起業ニート編  7万円業者の罠

 

引きこもりから起業ニートになった私は、ダイレクトコミュニケーションを設立し、コミュニケーション講座を開講することにしました。しかし、お客様が1人も集まらない、彼女に愛想をつかされる、借金を背負いそうになる等々、いわゆる「起業失敗あるある」にハマりこんでしまいました。1ヶ月、失意のどん底まで落ちたあと、どうにか広告について考え始めたのです。

 

・7万円 業者に連絡

ホームページを探し続けると「7万円でホームページを作ります」という勇ましい業者を発見しました。サンプルサイトを見てみるとそれなりに綺麗なホームページが作成されていたのです。お客様の声も記載されています。

 

「売上が200%になりました!」

「来客数が毎月300名来るようになりました!」

「上場準備をはじめました!」

 

という煽りメッセージが並んでいます。今でこそこれらのメッセージは胡散臭いのですが、11年前はまだまだWEBの世界は未知数でした。IT長者が生まれている時代で、乗り遅れてはいけないという空気感がありました。私はその煽り広告を信用してしまいました。

 

→ホームページを作成する

→生徒さんが1000人集まる

→講義が大成功

→会社が有名になり女の子にモテモテ

→深田恭子が私に告白してくる

→深田恭子があーんしてくれる

 

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という妄想を頂いた私は、藁にも縋る思いで、さっそく連絡を取ってみました。業者に連絡を取ると、現在までに1000社以上のホームページを作成しているとのことでした。

 

ただし、やはり落とし穴があって、その後は毎月継続料で3万円がかかるとのことでした。なるほど、プリンターのように最初は安く販売をして、その後の継続料金で回収するビジネスモデルだな・・・

 

7万円のカラクリがなんとなくわかりました。しかし、初期投資を抑えられるのはやはり魅力です。私は10ページ分の企画を作り、7万円を振込みました。資金50万円の私にとっては身を削られる思いでした。

 

 

・1週間後に出来上がったもの・・・

1週間後・・・業者からついにメールがきました。もしかしたらこれで人生が変わるかもしれません。私はジャンボ宝くじの当選を待つような心境でした。

 

「TOPページの素案が出来上がりました。ご確認ください。」

 

私はドキドキしながら添付してあったページを見てみました。その先にあったものは・・・

 

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 ワックル様 電話にて掲載許可済み 

 

 

サンプルのおしゃれなホームページとは似て非なる、デザイン性のかけらもない、極めて雑なホームページだったのです(上記のHPに近いです)。どう考えても、ホームページ初心者が、初めて作ったようなホームページをみて、私は、腰を抜かしました。ぱっと見て、これやお客様こないわ!と瞬殺できるものだったのです。当時のホームページを保存していなかったのが悔やまれます。。

 

・30箇所の修正点

さっそくWEB業界の洗礼を受けた私は、修正点を30箇所ぐらい記載して業者にメールをしました。なんせ、「修正には柔軟に応じます」と書いてくださっているのです。

 

頼むぜおい!会社潰れてしまうわ!

っと心のなかで笑えないツッコミをいれながら業者に送りました。

 

 

業者からの返信は・・・

信じられない内容たったのです。。

 

 

 

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