川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

対人恐怖症克服期10 残念な人による残念なプレゼント

対人恐怖症克服期10 残念な人による残念なプレゼント

 

・誕生日のプレゼント

健全なやり取りは数ヶ月続きました。そんなある日、女の子の誕生日が間近に迫っていることがわかりました。私は人生初めてのプレゼントを渡そうと考えました。しかし、私はアルバイトもしていない高校生です。予算は3000円程度しか捻出できませんでした。

 

ここで問題だったのが何をプレゼントすればいいのか?ということでした。私の中では小学生で思考がストップしていました。「プレゼント」=「小学生のお誕生日会プレゼント」というイメージからなんら変わっていなかったのです。

 

 

小学生の頃もらって嬉しかったものは、ミニ四駆、エアガン、ボードゲーム、ファミコンのソフト(お古)でした。私は誕生日プレゼントというものはそういうものだと考えていました。女の子にはそういった延長線上のものをあげれば喜んでくれにちがいない考えていました。すなわち、折り紙?ぬいぐるみ?人形?リリアン?のようなものをあげれば喜ぶのではないかという一定の仮説を捻り出したのです。ロマンチックな贈りものなど頭をかすりもしませんでした。

 

・残念な人による残念なプレゼント

誕生日プレゼントについて一定の仮説を出した私は、町のおもちゃ屋や古着を回りました。一点ものだとハズレた時に大きい。私は3つのプレゼントを買うことにしました。なるべくプレゼントっぽくなるために大きな物を買いました。すると得体のしれない怪しげな誕生日プレゼントセットが完成しました。

 

 

中身は

・古着屋で買ったバービー人形のようなもの

・吉祥寺のアジア雑貨屋で買った得体のしれないお香

(後日自分で試したらめちゃめちゃ臭かった)

・少女マンガ 白鳥麗子でございます

 

でした。

私はこの3つを家にあったわりと綺麗な白い大きな紙に包み、ひと仕事を終えた面持ちで満足したのでした。

 

 

・ 完璧なポートフォリオ

いよいよ誕生日にその女の子と会うと、私はプレゼントを自信たっぷりで渡しました。

 

女の子は 

 

「え~!うれしいありがとう。

 開けてみていい?」

 

 

と喜びそのプレゼントの中身を空けました。

そして、中身を確認した彼女は

はっきりと顔色を変え、 

 

「ありがとう・・・」

 

 

と意気消沈した面持となったのです。プレゼトを渡したあと彼女は明らかに様子が変わりました。特に破壊力があったのは古着屋で買ったバービー人形でした。中古のその人形は今思えば嫌がらせとも取れるぐらい不気味な代物でした。

 

彼女からいつも私にしてくれる質問がなくなました。ただただ2人で無言で歩きます。駅について別れるときも、笑顔が全くない状態でした。

 

私の中では、完璧なポートフォリオを組んだプレゼントを作成したつもりでした。モレなくダブリなく、どれかだめでも、どれかがで喜んでくれるだろうと考えていたのです。しかし、完璧なるポートフォリオは崩されり、彼女の中で私は残念な人としてはっきりと確信されてしまったのです。

 

 

会話がまともにできない

いつもムスっとしている

プレゼントも高校一年生とは言え幼稚すぎる

見た目もたいしたことない

 

 

そう感じた彼女は霹靂としたのでしょう。その後、しばらく女の子からのポケベルがハタとこなくなってしまいました。私は通学中時間を変えることはありませんでした。100人の女子高生の中から彼女の気配を感じ取りたかったのです。

 

しかし、彼女の気配を感じることはありませんでした。私は鳴らないポケベルの画面を眺めてはまったくもって意気消沈してしまいました。その1週間ぐらいたったある日、学校からの帰宅中、彼女からの最後のメールが届いたのです。 

  

 

 

 

**********************

当ブログでは、日常のコミュニケーションのコラムや対人恐怖の克服体験、起業について執筆中です。対人恐怖の克服について興味がある方は参考にして頂けると幸いです。

 

・軽度対人恐怖時代    1~32

・引きこもりピークに   33~56

・フリーター時代     57~82

・2年間の会社員時代   83~128

 

**********************