川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

対人恐怖症克服期15  劣等感をごまかすための起業願望

対人恐怖症克服期15  劣等感をごまかすための起業願望

 

・高校2年生で会社の作り方を学ぶ

最初はそんな、中途半端な動機でしたが、学校の帰りによく図書館に寄るようになりました。図書館では経営学の本をよく読んでいました。最初は消極的な理由から自営業に興味を持った私も、段々とその面白さに引き込まれていきました。

 

本田宗一郎や松下幸之助の本を何度も読み返しました。石原慎太郎の「息子をサラリーマンにしない方法」という本もよく読みました。

 

最初は図書館で会社に関する本を読んでいましたが、おもしろい本をあらかた読んでしまうと、小遣いの中から古本屋で、広告、経理の本、総務に関する本を買うようになりました。

 

 

・目の前には劣等感だらけの受験

高校3年生になると、とうとう授業中に会社経営に関わる本をコソコソ読むようになっていました。そんな形で高校時代から会社の勉強を始めた私も、劣等感の塊であることは否めませんでした。会社経営についての知識が身についてきたとしても、それを評価してくれる人などどこにもいなかったのです。あるのは目の前にある偏差値という高校生にとっての絶対的な尺度でした。

 

 

「自分で商売をはじめる」と勉強をしない口実を自分の中で繰り返しても、そこにはなんら現実味などないのです。実際、いくら会社経営に関わる本を読んだとしても、実際何をすれば良いのか?検討もつきませんでした。「売上」「仕入れ」「黒字倒産」「資金繰り」「労働分配率」「福利厚生」・・・用語だけは覚えるのですが、八百屋のオヤジに少しも近づいている気がしませんでした。

 

目の前にあるのは、偏差値という基準の中でうだつの上がらない劣等感まみれの自分でした。だからといって勉強をするモチベーションが沸くかというと、アイデンティティが拡散しまくって集中力が5分とてもちません。会社に関する本はいくらでも読めたのに、受験勉強は全然身が入らない。自分でもどうしようもありませんでした。

 

 

・自分自身を胡散臭く思う

次第に経営に関する本をたくさん読む自分に胡散臭さを感じはじめました。

 

 

「こんな本を読んでいても結局は

 ふつーに大学入って

 ふつーに就職するんだろ?

 でもお前全然勉強してないじゃん

 ダメじゃん 口だけだな~」

 

 

どこかでそんな自分がいました。本当の意味での確信があれば私も塾を辞めて、どこかに丁稚奉公にでも出て行くべきでした。しかし、良い大学に入って、大手の会社に入るという生き方から外れるほどの勇気もありません。

 

チキンな私は、とうとう勉強も中途半端、独立して生きるという目標も中途半端、高学歴な家族に対しても、血なまぐさく生きる八百屋のオヤジに対しても劣等感も持ちながら、大学受験に突入していくことになるのです。

 

 

 

 

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当ブログでは、日常のコミュニケーションのコラムや対人恐怖の克服体験、起業について執筆中です。対人恐怖の克服について興味がある方は参考にして頂けると幸いです。

 

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