川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

対人恐怖症克服期40  哲学との出会い

対人恐怖症克服期40  哲学との出会い

 

 

・生きる意味を探す

 引きこもり生活をはじめて半年が過ぎようとしていました。大学を卒業して本格的に社会的なアイデンティティを失うと、社会からのけ者にされたような強い感覚を感じました。卒業をした学生は今頃は社会に出て1つ1つステップアップしています。

 

私は自分があまりにもダメすぎて、生きる意味を感じ取れなくなっていました。「樹海」とか「自殺」とかネットでよく調べていました。なぜかネガティブなことを調べていくと心が落ち着いていきました。

 

 

私は一日中、「生きるとは何か?」「死ぬとはなにか?」ということを考えるようになっていました。屋根裏部屋の中で一人禅問答のように考えていきます。

 

 

みんな目的があって生きているのだろうか

どうして子孫を残そうとするのだろうか

宇宙はいつかなくなってしまう 

結果は無に帰るのにどうしていきるのだろうか

どうして生物は生まれたのだろう

どうして生物は生きようと必死になるのだろう

 

 

社会的な死とはなんだろうか 

死んだら人間はどうなるのだろうか

死んだら両親は悲しむだろうか

死んだら僕の体はどうなるのだろうか

どうやって死んだら楽なんだろうか? 

 

 

・生きる 死ぬ を考える日々

 ある日私は、なにを思ったか死の間際まで行ってみようと考えました。実験として息を止めてみました。1分もすると、頭がぼうっとしてきて、体中が悲鳴を上げます。私の死のギリギリまで行ってみようという意思とは裏腹に体中が「生きよう」と必死になっていることがわかりました。どうして、私の肉体はこんなにも生きようとするのか?不思議でした。そこには何かの意思があるように感じました。

 

ある日、屋根裏部屋があまりにも暑いので窓を開けました。すると一匹のコバエが部屋に入ってきました。実に軽快に部屋を旋回し、機動性豊かに羽ばたいています。飲みかけのコップに留まると、コップのふちについたジュースをおいしそうに吸っています。ひと段落すると、手の手入れを初めて、満足げにしています。

 

人間社会ではニートで引きこもりな私でも、気が変わってそのハエを叩けばそのハエはすぐにでも死んでしまうはずです。それなのにこのハエは、何も考えず「今この瞬間を」をきわめて幸せに生きているのです。

 

とても幸せそうなので、私はそのハエを捕まえて、窓の外から逃すことにしました。ハエは青空を元気に飛んでいきました。飛んで行ったハエは仲間と出会ってまた子供をつくっていくのかなと考えました。私はその姿をみてなぜかうれしくなりました。

 

 

・哲学との出会い 

 「生きる・死ぬ」考えても答えのない問い。いくら考えても答えが出ませんでした。私はだんだんと「生きる・死ぬ」ということの答えを知りたいと強く感じるようになっていました。そこで私は歩いて1分の場所にある古本屋に足を運ぶようになっていました。

 

その一角に「哲学コーナー」があることを知りました。プラトン、アリストテレス、ソクラテス、デカルト、ニーチェ、般若心境、釈迦、ラカン、カン、ジンメル・・・多くの本が誰の手にも触れられず、埃を被っていました。

 

 

IT革命が起こっているまさにこの時期に、私は非生産的なこれらの哲学にのめり込んでいくことになります。そして引きこもりから脱出するためのたくさんのヒントをもらうことになるのです。

 

 

 

 

 

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当ブログでは、日常のコミュニケーションのコラムや対人恐怖の克服体験、起業について執筆中です。対人恐怖の克服について興味がある方は参考にして頂けると幸いです。

 

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