川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

対人恐怖症克服期45 般若心経

対人恐怖症克服期45 般若心経

 

・古本屋のオヤジの術中

引きこもりを初めて半年後、私は哲学の世界にどっぷり浸かっていました。哲学とはとても抽象的な分野です。これは哲学だ!と言ってしまえば哲学になってしまうようなところがあります。

 

古本屋のオヤジが選書した哲学コーナーにはなぜか「般若心経」の本がおいてありました。いつの間には古本屋のオヤジの術中にはまっていた私はまんまと般若心経についても学ぶようになりました。

 

 

摩訶般若波羅蜜多心経

観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五

蘊皆空度一切苦厄舎利子色不異空空不

異色色即是空空即是色受想行識亦復如

 

 

まったく意味が分かりません。時間を持て余していた私は、解説書を片手に一字一句読んでいきました。

 

 

・すべては変化していく

 般若心経はとても難しく、入門書を読んでも意味がいまいちわかりませんでした。なんとなく意味をつかむまで、かなりの時間がかかりました。私なりに解釈をすると、ブッタは以下のようなことが言いたかったのかなと感じました。

 

 

「世の中にあるものは全て移ろいでいく。だから、あなたが今感じている苦しみも絶えず続くわけではない。雲の流れや季節の変化と同じように、苦しみは過ぎていくだろう。春があれば夏もある。晴れることがあれば曇ることもある。つらい時期があれば、それが過ぎ去り軽くなる時期もあるだろう。今ある状況や考え方はいずれ変わっていく。だから、まあ大きく構えなさい。現状への不満を口にするよりも、目の前にある正しいと思うことを一つ一つ行いなさい。」

 

 

22歳の私はそんな風に解釈しました。私は一度引きこもりを体験すると社会に出るのは本当に難しいことだと感じていました。なにせ履歴書にぽっかりと穴が空いているわけです。特に当時は就職難でした。一度社会のレールからはみ出るともう永遠に元に戻れない。そんな風に考えていました。

 

しかし、ブッタに言わせれば、世の中はどんどん変わって行くことが本質にあるわけです。 私は私の状況も何か行動してさえいれば、変わって行くかもしれない。と考えるようになりました。

 

 

・なぜ生きてるのか?という結論が出る 

私は哲学書を手に取りながら、なぜ生きているのか?という答えを探し続けました。引きこもりを初めてから私は一日中哲学の本に読みふけりました。何せ時間だけはいくらでもあるのです。誰からも干渉されず、好きな時間に好きなだけ生について考えました。今思えば最高に贅沢な時間でした。

 

そして私は、ようやくこの問いに決着をつけることとなったのです。

 

 

 

 

 

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当ブログでは、日常のコミュニケーションのコラムや対人恐怖の克服体験、起業について執筆中です。対人恐怖の克服について興味がある方は参考にして頂けると幸いです。

 

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