読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

対人恐怖症克服期50  笑顔裁判

対人恐怖症克服期

対人恐怖症克服期50  笑顔裁判 

   

・認知行動療法への取り組み

 引きこもりとなった私は、心の問題を改善するために本格的に心理療法の勉強をはじめました。最初に取り組んだのは「認知行動療法」です。心理療法のイロハノのイのようなもので、入門には丁度いいと書かれていたからです。

 

認知行動療法では、「思考のゆがみ」を見つけ、「現実的に物事を考えていく」練習をします。私は認知行動療法を学んでいく中で、いかに「現実」を見ていなかったかを思い知らされることになります。

 

 

・ブサイクは思い込み?

対人恐怖の私は、「僕の笑顔はブサイクだ」「笑顔がブサイクだから嫌われる」と考えていました。思春期の頃、容姿が気になり、鏡をみてネガティブに物事を断定していました。このように断定的な考え方を認知行動療法では白黒思考と言います。

  

「僕の笑顔はブサイクだ」

「笑顔がブサイクだから嫌われる」

 

 

私はこの考え方がもしかしたら白黒思考なのかもしれないと考え始めました。認知行動療法は、思考のゆがみが見つかったら、自分裁判を開きなさい!と指導されます。

 

アメリカで発展した心理療法らしく、悩むなら自分裁判を開いてそれが本当に悩むべき問題なのか真偽を問いなさい!と説教されるのです。もし自分裁判を開いて、証拠がなかったらその悩みは現実的ではないのだから現実的な考え方に治さなくてはならないのです。

 

私は認知行動療法の入門書を読みながら自分の笑顔について裁判を開くことにしました。

 

 

・笑顔裁判

*写真での検討

私は、真顔と、笑顔を写真にとって検討してみました。確かに真顔だと整っている気がしますが、どこか冷たい印象がありました。笑顔になると、確かにちょっとブサイクになるのですが、愛嬌がある気がしました。

 

*人生の検討

私は笑顔が多かった時期と、笑顔が少なくなった時期について自分の人生を振り返りました。すると笑顔が多かっ時期のほうが人間関係が充実していたことに気が付きました。

 

*異性からの客観的な評価

私は、女の子から「笑顔」について直接ブサイクだと言われたことはありませんでした。むしろ高校生時代、川島君何を考えているのかわからない・・・と言われたことを思い出しました。

 

 

・考えを修正する 

客観的な事実だけを集めると、私は笑顔になると確かに少し顔が崩れます。しかし、コミュニケーションという面からみるとプラスに働くことが圧倒的に多いことがわかりました。私は「笑顔がブサイク」という白黒思考を、

 

 

「笑顔になると多少ブサイクになるが、

  愛嬌が出るので圧倒的にプラス

 いつもニコニコしている必要はないが

 楽しいときは素直に楽しい表情になろう」

 

 

という現実的な考え方に修正することにしました。

 

 

笑顔を控えるようになってからもう6年もたっていました。久しぶりに笑顔になってみると、普段使っていない筋肉なので非常にぎこちない笑顔になります。しかし、私はできる範囲で笑顔を増やす決心をしたのです。

 

 

当時の私にとっては凝り固まった1つ1つの考えを修正するのに丸3日ぐらいかかることもありました。しかし、時間をかけるだけの価値はあり、認知行動療法は様々な症状の改善に役立ちました。

 

 

笑顔裁判が終わると私は

次に「視線恐怖裁判」をはじめることにしました。

 

 

 

 

 

 

**********************

当ブログでは、日常のコミュニケーションのコラムや対人恐怖の克服体験、起業について執筆中です。対人恐怖の克服について興味がある方は参考にして頂けると幸いです。

 

・軽度対人恐怖時代    1~32

・引きこもりピークに   33~56

・フリーター時代     57~82

・2年間の会社員時代   83~128

 

**********************