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川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

対人恐怖症克服期57  バイトの面接へ恐怖突入

対人恐怖症克服期57  バイトの面接へ恐怖突入

 

 

・テレアポのバイトを見つける

大学卒業後、無職となった私は、本格的な引きこもりとなりました。その後、哲学や心理療法の力を借りてどうにか「働きたい」という気持ちを持つことができました。

 

私はとりあえずフロムAを買いにコンビニへ走りました。求人誌をチェックしているとテレアポのアルバイトに目が留まりました。未経験でも時給1200円スタートという好条件です。八時間働けば1日1万円も稼げそうです。

 

学生上がりの私にとっては1万円という金額はとても大きな金額でした。思い立った私は、テレアポスタッフを募集する会社に電話をしました。思いのほかアルバイトの面接はトントン拍子で決まりました。面接会場は「新宿センタービル」という高層ビルでした。

 

 

・都会の空気に目眩がする

電車に乗って大都会へ足を運ぶのは、本当に久しぶりのことでした。スーツを着て颯爽と歩くサラリーマン、お洒落な若い学生達。大学を卒業したのにフリーターを目指している自分。社会と自分の間に大きな壁を感じて、とても情けなく暗い気持ちになりました。

 

新宿で電車を降りると西口の高層ビル群に向かいます。高いビルに囲まれて歩いていると、自分がとても小さい存在に思えます。大きな建物に威圧されているような感覚になりめまいがしてきました。面接会場へ到着した頃には憔悴し切っていました。

 

 

・面接という試練

面接会場に着くと、希望者が20人ぐらい待合室で待っていました。待合室はとても綺麗で、希望者も小奇麗な女性やイケメンが多く、入室するだけで緊張して手に汗をかいてしまいました。

 

そして、面接が始まりました。名前が呼ばれ、一人一人個室に通されていきます。

 

「川島達史さん」

 

名前を呼ばれた瞬間、全身に緊張が走りました。覚悟を決めて入室すると、いかにも「勝ち組」というオーラを身にまとったスーツをきた30代前半の男性が座っていました。スーツは縦縞で、健康的な小麦色の肌で、色艶もよく、自信がみなぎっている男性でした。

 

対照的に私は、病的で、ファッションセンスの欠片もなく、髪はスキバサミでカットされ、弱々しい負のオーラに満ちていました。私はか細い声で

 

「よろしくお願いします」

 

と言って着席をしました。ただ「よろしくお願いします」と言って着席するだけの一連の所作がどうしようもないほどに、ぎこちなくなっていることが分かりました。

 

 

 面接官の男性は、なんとも言えない笑みを浮かべると

「それでは面接をはじめさせて頂きます」

 

と宣言し、私の履歴書を眺め始めました。

 

 

 

 

 

 

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当ブログでは、日常のコミュニケーションのコラムや対人恐怖の克服体験、起業について執筆中です。対人恐怖の克服について興味がある方は参考にして頂けると幸いです。

 

・軽度対人恐怖時代    1~32

・引きこもりピークに   33~56

・フリーター時代     57~82

・2年間の会社員時代   83~128

 

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