川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

コミュニケーション能力コラム22 10年目周年

コミュニケーション能力コラム22 10年目周年

  

ダイコミュの設立記念日は2006年、5月23日なので本日で10年周年を迎えたことになります。いやはや早いものです。区切りなので、できたことと・できなかったことを整理したいと思います。

 

 

・できたこと

 ひとまず8クラスの教室を創ることができました。通ってくれる生徒さんの成果分析は行き届いていないですが、1年ぐらい通ってくれている生徒さんは概ね、メンタルヘルスが改善していると思います。

 

顔と顔を合わせた生のコミュニケーション、生のコミュニティを創ることが目的でしたので、とりあえずはその原本みたいなものはできたのかなと考えています。

 

個人的には、企業研修であったり、本の執筆であったり、なぜかテレビに呼ばれてめっちゃ緊張して死にそうになったりと、思い出がたくさんできました。でもやっぱり生徒さんとの思い出が一番ですね。

 

もう本当にいろいろな場所に出かけて、いろいろな悩みを聞いて、いろいろなキャラクターの生徒さんとコミュニケーションして、人間の奥深さと面白さを日々体感できたことが幸せでした。

 

あとたくさんの先生方がダイコミュを手伝ってくださっています。コミュニケーションはとても広い領域をカバーするので一人では限界があります。貴重な先生方と知り合えたのもとても大きな成果だと感じています。

 

 

・できなかったこと

 一言でいうと、生徒数の増大に伴い、1人1人の生徒さんにきめ細かい対応ができていないというのが一番です。個人指導ならもう少しちゃんとやれた生徒さんは正直かなりいました。この辺はジレンマを絶えず抱えています。

 

きめ細かい少人数の指導にすると、代金が跳ね上がってしまいます。例えば10人ぐらいのクラスにすると、先生方が安心して働ける給料体系を維持するには講座代金が倍になってしまいます。月2万円は習い事としては、高額です。

 

ライザップのように個人指導にして3か月で50万とかそういうビジネスモデルもできます。でもそうすると、通う人は富裕層の方でもともとある程度社会的に成功している人になってしまいます。

 

実際個人的にはそっちのほうが儲かるのは、目に見えていますので私は経営者としては3流なのかもしれません。どうしても私の中にはルサンチマンがあり、社会的に本当に困っている人相手の仕事がしたいのです。 

 

 

・これから 

経営的にはいろいろありますが、やはり一番大事なことは、目の前の講義にあると考えています。本当に基本は現場の講義にあるので、何よりもこの点をしっかり考えること。それをまた10年間続けたいと思います。

 

やや楽観的ですが、現場での講義をしっかり考えていけば、自然とダイコミュは広がっていくと思います。

 

最終的には1つの町に1つの講座を創るのが目標です。町に一つ、コミュニケーションを目的として、直接的に語り合える場所を創る。ここまでいけるかは私の世代ではわかりませんが、焦らずじっくりその基礎を創っていきたいと思います。

 

 

・最後に

一度しかない人生でこの仕事に巡り合えたことは本当に運が良いと思っています。最近ダイコミュが好きすぎてたまりません(笑)また10年間この仕事を続けられるよう、こつこつ進んでいきます。