コミュニケーション能力-講座の軌跡114 会社員編 オールC判定がアダとなる
引きこもりから脱出して、私はどうにか就職先をみつけました。経営についての知識が役にたち、重要度の高い仕事を任されはじめました。そしてある日、社長から突然中国へ行ってこい!という指令をもらったのです。
・社長の指令
詳しく社長の指令を整理すると
*上海支店の経営状況を見てこい
*広州支店の経営状況を見てこい
*〇〇で✖✖してこい←秘密保持で言えない。。
というものでした。
当日の中国は、まだ高度成長期に入りたての時期で、今ほど大きな国ではありませんでした。しかし、丁度製造業が中国進出し始めている時期で、私もその流れを経験することになったのです。
・オールC判定
私は大学で第2外国語として中国語を選考していました。しかし、会計学ばかり勉強していたので、4年間オールC判定(Dは落第)という快挙(?)を達成していました。
オールC判定はオールAよりも遥かに難しいと個人的に考えています。A判定はむっちゃ勉強すれば取ることができます。しかし、C判定は、勉強しすぎても、しなさすぎてもいけないのです。
この絶妙なさじ加減を4年間続けるというのは非常に難しいのです。
私は大学は卒業できればOKと考えていたので、A判定を取るのはむしろ燃費が悪いと思っていました。結果的に全てオールC判定を達成した私は成績表を見てほくそ笑んでいました。完全に間違った達成感です。
・中国語を1カ月 勉強する
しかし、運命の神様はそういった姑息な手段をちゃんと見ているものです。私は、実際に中国語を使う会社に入ってしまい、オールC判定で卒業したことを後悔しはじめました。
改めて中国語のレベルを確認したところ、C判定どころかほとんど忘れてしまっていることが判明しました。
例えば
1から10まではなんとか中国語で
言えるのですが11以降が言えないのです。
よくこんなんでC判定取れたなあ・・・
と自分に関心してしまいました。そこで、私はせめて挨拶ぐらいはできるようになりたいと中国語を即席で勉強しはじめました。なんとか、最低限の中国語だけは覚えましたが、1カ月では仕事になるレベルになることはできませんでした。
・語学力0で中国に突っ込む
出張は基本的に全て1人で行くことになりました。現地の会社員ともやりとりしなくてはなりません。英語も中国語も挨拶ぐらいしかできないのに、1人で突入して大丈夫なのか?かなり心配でした。
しかし、人生は嫌が王にも進んでいきます。
私はついに上海に降り立ちました。
そうして13年前の中国で様々な
カルチャーショックに遭遇することになるのです。
つづく
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