私は大学院時代、社会心理学の渋谷教授のゼミに所属していました。今日は渋谷先生の退任おつかれ様会でした。渋谷先生は心理の世界45年?の知の巨人です。先生の人徳もあって、たくさんのOB、学校関係者の方がいらっしゃっていました。
先生は参加者のためにある言葉を用意してくれていました。
その言葉がすごく心に染みました。
むずかしいことを
やさしく
やさしいことを
ふかく
ふかいことを
おもしろく
作家井上ひさしの言葉です。渋谷先生自身が座右の銘にしているそうです。私はこの格言は講師業をする上で究極の教育指針だと感じました。
私は講師にとって「難しい」と生徒さんに言われることは敗北を意味していると考えています。しかし、難しいから「やさしくする」だけではいけないのです。
やさしくしてしまうと、往々にして、深さがなくなってしまう。軽い知識では教育にはなりません。ただやさしいだけの講義ではだめなんですよね。
むずかしくなくて、やさしいんだけど、
深さ、おもしろさがなくてはならない。
難易度を考えるだけなく、深さと面白さを追求しなくてはならない。
なんかズシンと心を打たれました。
会社全体の基本方針として渋谷先生の想いを受け継いでいきたいと思います。
今日先生と会えてよかったなあ。
右から渋谷先生 真ん中川島 左後輩の清水君
お値段高そう(笑)だけど
先生にもいつか講演お願いしたいな。
私もまだまだ講師業現役ばりばりです。
頑張るぞ~