川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

コミュニケーション能力コラム41 水清ければ魚棲まず 

コミュニケーション能力コラム41 水清ければ魚住まず 

 

 

「水清ければ魚すまず(みずきよければうおすまず)」

 

という諺が気に入っています。綺麗過ぎる水に魚が棲みつかないのと同じように、あまりにも潔白な人間だと、人は離れていくという例えです。確か孔子が言っていた言葉だと思います。

 

コミュニケーションにも同じことが言えると思います。全部生活を完璧にしてしまうと、自分も家族も友人も窒息してしまうんですよね。ですので多少のだらしなさであったり、いい加減さというのは、(まあまあ)魅力の一つになるのではないかと感じています。

 

出典を忘れてしまいましたが(おいおい)、こんな心理学の実験がありました。

 

 

完璧にスピーチをする人

あがってスピーチする人

 

両方のスピーチを見た時に、

「どちらに好感を持ちましたか?」

と質問しました。すると統計的にあがりながらスピーチをした方の方が好感をもたれたのです。すいません出典見つかったら報告します。

 

 

私自身、体感的にも同じ傾向があります。友人でキャバクラ嬢に貢いでかなりの金額を貢いでしまった方がいました。女性からすると敬遠されてしまうかもしれませんが、男同士であれば、なんだか人間らしいと言いますか、魅力的に感じるのですね。不思議なものですが。

 

社会的にも、私が生まれた頃よりも、コンプライアンスが進んできていますね。昔は、皆そこらじゅうでタバコを吸いまくっていました。暴走族がまだ結構いましたね。電波少年で猿岩石が餓死寸前になっていたり、結構むちゃくちゃでした。

 

昔が良かったかと言えば、タバコも暴走族もない今の方がいいとは思いますが、どこかワクワク感ない感じがあるとも思います。今は日本全体が潔白化しています。少なくともオリンピックが終わるまでは潔癖化が続きそうですね。

 

個人的にはコンビニは頑張っている(?)なあと思います。未だにコンビニの書籍コーナーでは、パンチラしている女の子のエッチな雑誌が目につきます。18歳禁止!!とか書いてあるのに、全然目に入ってきます。

 

コンビニなんて大手の会社が運営していてコンプライアンスガチガチっぽいのに、あの一角だけ異様です。ですがあの濁り加減が味があっていいのかもしれません。

 

予想ですが、社会って、コンプライアンスの締め付けが厳しい時期と、逆に緩まる時期が交互に来るのではないかと考えています。みんな窒息しそうになって、どこかのタイミングで、緩くなる時期がくるのではないかなと感じています。

 

個人レベルでは、水は濁り過ぎると誰も寄り付かなくなってしまいますが、適度に濁っているのはOkだということです。弱点は意外と他人から見たら愛嬌であったり、心地よい魅力の1つであったりもするのです。

 

ぜひ弱点のある人間であってほしいなと感じます。最も私自身は元々、弱点だらけなので心配する必要はないですが笑