川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

コミュニケーション能力-講座の軌跡167 起業ニート編  十方ふさがり

コミュニケーション能力-講座の軌跡167 起業ニート編  十方ふさがり

 引きこもりから起業ニートになった私は、ダイレクトコミュニケーションを設立しました。カリキュラムを作成し、毎日模擬講義をして準備を重ね、いよいよ最大の問題である広告について考える段階に入ったのです。しかし、資金の壁があり、スタイリッシュな広告を打つことができませんでした。そこで私は、「チラシを配る」という昭和ロマン戦略を実行することにしたのです。

 

私は半日近くかけ、やっとのことで500部を配り終えました。人の目を避けつつポスティングを繰り返したのでどっと疲れました。ただ・・・引き合いがあるのか・・・自信がありませんでした。

 

・携帯の画面をじっと見つめる

そうは言っても500部です。決して少ない数とは言えません。私はいつでも電話に出ることができるように着信音量をMAXにしました。「冷やかしでもいいからせめて1件だけでも引き合いがありますように・・・」と念じながら画面を見つめました。

 

しかし、当日は1度も電話が鳴りませんでした。まあ初日だから・・・と自分を慰めます。

 

2日目を迎えました。初日は考えるはずだから、2日目が勝負と考えていました。再び私は携帯電話を半径50センチ以内に置き、待ち構えました。

 

しかし、2日目も結果は同じでした。

 

3日目、4日目も携帯電話がなることはありませんでした。薄々予想していたこととは言え、ただただ時を刻む携帯の画面が悲しく映りました。

 

・追加,500部

静かになった部屋の中で、冷静になり、再び現状を確認します。追い込まれつつも私には「コミュニケーションで悩む人がいる」という確信のようなものは持っていました。絶対に社会には講座に来てくれる人がいると頭のどこかで信じていました。

 

私はあきらめてはいけない!と自分を奮い立たせました。合計1000部配ってなんの引き合いもなければさすがにこのやり方は間違っていると言い切ることができます。再び別のエリアに500部のチラシを配りました。

 

しかし、結果は残酷でした。追加の500部に対しても、ただの一度も電話がなることはありませんでした。ビジネスというのは恐ろしい世界です。「頑張った」から結果が出る世界ではないのです。「頑張る」だけでは、条件が足りなくて、正しく頑張る」必要があるのです。

 

私にはその「正しさ」がなんなのか?まったく見当がつかなくなっていました。頑張る気持ちはありました。講義資料もたくさん作りました。たくさん勉強して、論拠を揃えました。それでも、誰かにそれを伝える手段がないのです。頑張ろうという気力があっても、どこに向かって頑張ればいいのかわからないのです。

 

・時計の音が気に障る

この頃から私は、時計の針の音が嫌に耳につくようになっていました。カチ・・カチ・・カチ・・という音が、タイムリミットを告げる音に聞こえてしまうのです。時計の音を聞きながら私は落ち込み続けました。苛立った私は自分の部屋から、時計を階段に移してしまい、音が聞こえないようにしました。無音の空間で再び頭を抱えました。

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・もうだめかも・・・

 

銀行口座の残高は50万円ぐらいになっていました。2年間、必死でためた400万円があっという間になくなりそうになっていました。私は使われることのない講義資料を眺めて、悲しい気持ちでいっぱいになっていました。

 

 広告について完全に行き詰まっていた状況で・・・・

 

プルルルル・・・

 

鳴らない携帯電話が久しぶりになりました。 まさか!!!??お客様??そう一瞬喜び、画面を見てみました。

 

それは5年付き合っている彼女からの着信でした。心の中にがっかりと、喜びが交錯します。現状を鑑みれば、こんな状況で楽しく会話ができるわけがありません。私は彼女からの着信をスルーしてしまいました。

 

しかし、数十分後、再び彼女からの着信がありました。何かあったのかな・・・?私は電話に出るのも億劫ながら、どうにか通話ボタンを押しました。

 

その後の電話で私は彼女からある宣告を受けることになります。そして、その宣告は弱り切った私の心に渾身の一撃を加えることになるのです。