コミュニケーション能力コラム 49 変わる→受け入れる への変化②
コミュニケーション能力コラム 49 変わる→受け入れる ②
前回はアイデンティティを築くには、過去の自分との連続性が重要であることをお伝えしました。連続性とは、
・過去の自分があるから今の自分がある
・過去の自分を認めている
という感覚です。
この意味で「借り物の自分」「過去の自分を忘れる」「変わる」という感覚は、過去の自分を捨て去る表現で、連続性が絶たれてしまうと言えそうです。
昔のブログでも書いたことがありますが、私は人生は盆栽のようなものだと考えています。盆栽は長年かけて、独特の形が作られていきます。
盆栽って、ぐちゃぐちゃな形をしているものがたくさんありいます。まっすぐ一直線な盆栽なんて味がなくて面白くないですよね。
めっちゃ垂れ下がっている、盆栽もあれば、あっちに行ったり、こっちにいったりして迷走している盆栽もあります。ただ1つとして同じ形がないのがおもしろいんですよね。
ネガティブな過去で思い出したくないものでも、人生を通せば、それは味になることが多いです。せっかくなので自分の生きてきた道を認めて、受け入れながら、今後の未来の形を作って行ってほしいと感じるわけです。
ただ・・・
「受け入れる」
ってかなり大変ですね。
例えば、虐待を受けていた、いじめにあっていた、精神疾患になった・・・問題が大きければ大きいほど、受け入れることが難しくなると思います。
ではどうすれば受け入れることができるのか?という問題があるのです。
つづく