コミュニケーション能力-講座の軌跡201 あがり症編 返信なし画面を見るたび落ち込む
元引きこもりの私は、25歳の頃にコミュニケーション講座を開催することにしました。緊張しすぎて昇天しかけましたが、どうにか、講座を終えることができました。
しかし、失敗だらけの講義です。
全員来てくれないのではないか・・・
という悲観的予想で頭がいっぱいになります。
現実的に言ってしまえば、残り資金は10万円しかありませんでした。生徒さんが全員辞めてしまえば、もうすぐにでもお金がなくなってしまいます。
私はYAHOOの孫社長から筏を与えられ、どうにか太平洋に出航しました。しかし、所詮は帆もついていないような筏なのです。水もつき欠け、海図もない。ちょっと嵐が来れば一発で転覆してしまう出航でした。
しかし私は船長として、ダイコミュ丸を転覆させるわけにはいきません。せめて感謝の気持ちを伝えようと私は初回参加にご参加してくれた生徒さん7人全員にメールをしました。
「拝啓 生徒様 先日はご参加頂いてありがとうございました。そして、緊急事態です!皆さんが参加してくれないと会社が潰れてしまいます!あと川島の人生が崩壊します。誰一人として辞めることはまかりとおらんのであります。それが運命というものです。次回は全ての予定をキャンセルして、全員集合でお願いします!」
という内容のメールを送りかけたのですが、送信ボタンを押した瞬間、会社が潰れることがわかっていたので、以下のような紳士的なメールをしました。
「先日は初参加ありがとうございました。
講義前の喫茶店からはじまり、皆さんと
お会いできたことがとてもうれしかったです。
次回は心理学の学習と傾聴の基礎練習を
行います。ぜひお待ちしています。」
返信は2通ほど頂きました。1人はすごく丁寧に返信してくれましたが他の方からの返信はありませんでした。誰からの返信もないことを確認するたびに、ダイコミュ丸が浸水していくような感覚に陥っていきました。
YHOOの「コミュニケーション能力1位」という僥倖的状況もいつ崩壊するかわかりませんでした。集客の肝が、不安定であるというのは精神的にかなりやられました。
しかし、幸運にも
「コミュニケーション能力1位」
という状況は変わりませんでした。
応募も安定していて、次の講座では3名のご新規の方が来てくれることになりました。
私は来てくれる生徒さんのためにできる限りのことをしようと考えました。
1度講義をすると問題が見えてくるものです。何度も教科書をブラッシュアップして、満足してもらえないか?直し続けました。
当日まで
「もう辞めます。返金お願いします」
というメールはありませんでした。
そして2回目の講座当日を迎えたのです。
次回の講座は何人来てくれるのか?
本当に予測不可能でした。
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当ブログを執筆している川島達史は
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