コミュニケーション能力-講座の軌跡66 一生の仕事がはじまっていた
・衝撃を受ける
引きこもりからなんとか脱出し、フリーターとなった私は、会話のトレーニングをはじめようと会話の本を読みあさりました。しかし、トレーニングについて研究した人はただの一人もいないことがわかりました。
世の中はITの技術がどんどん発展し、アイフォンが出て、時代が駆け足で進んでいました。SNSが進化して、デジタル機器を通したコミュニケーションのチャンネルは進化していました。
しかし、
目の前の人との「会話」を誰も真剣に研究していない
のです。本当に不思議で仕方がありませんでした。生まれてから、死ぬまで人は人間関係を築くときに「会話」をたくさんします。恋愛、仕事、友人関係、家族・・・顔と顔を合わせたコミュニケーションの研究は無いのに、デジタルなコミュニケーションばかりがどんどん進化していく。順序が逆な気がしていました。
・消極的に研究をはじめる
この事実を理解したとき、私はとても残念な気持ちになっていました。見捨てられたような気持ちです。「会話ができない」という悩みを持つ人について社会で誰も本気で取り組んでいない。病気になってお医者さんを訪ねても、誰も治せる薬を処方してくれなったような気分です。
誰も治せないなら自分で研究するしかないのか・・・
私は仕方なく会話の構造と、トレーニングについて、研究をはじめることにしたのです。陰鬱で薄い関係しか築くことができない状況を脱して、どうにかして会話ができるようになりたかったのです。
この時点では自分自身の状況を改善するために研究を始めました。コミュニケーションの会社を創って独立しようなんて本当に毛の先も考えていませんでした。
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