川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

コミュニケーション能力-講座の軌跡79  心の重り

コミュニケーション能力-講座の軌跡79  心の重り

 
 

・バイトには2度と行けなかった

引きこもりから喫茶店のバイトを始めた私ですが、極度に人が怖くなり、出勤することを拒否してしまいました。恐る恐るかけた電話では店長自身も「昔いじめにあっていた」と泣きながら告白してくれました。
それ以来私は喫茶店のアルバイトに復帰することができませんでした。バイトが怖かったのが80%、20%は店長の秘密を聞いてしまったことへの罪悪感でした。
 
 
 

・罪の意識

どちらにしても、私はアルバイトをドタキャンしてしまうという、社会人としてあってはならないことをしてしまったのです。学んだことは、人間関係は筋を通して行かないと結局自分のためにならないということでした。
 
 
私にとって当日ドタキャンをしてしまったことは、筋は通っていました。現実的にもう身体が動く状態ではなかったからです。その点については迷惑をかけましたが、本当に仕方のないことでした。しかし、その後、謝罪に行かなかったのは間違っていたと考えています。例え怒られることがわかっていたとしても、謝罪をしないでそのままいなくなるというのは筋が通っていません。
 
 
 
 
 

・正しく生きる

 

 

 
コミュニケーションで大事なことは、自分を信頼することだということが大事です。自分自身が信頼できない行動をすると、結局それは、自信の低下につながります。自信が低下すると、こんな自分は他人と接する価値がないという気持ちになってきます。
 
 
人間は完全ではないですから、もちろん全てを完全にすることはできません。余裕がないときは回避をせざるを得ないときはあります。人に迷惑をかけざるを得ないこともあります。しかし、余裕があるときは筋を通さないくてはなりません。
 
 
筋を通さずに、回避やズルをしても苦しむのは結局自分なのです。なぜなら回避やズルをしたことを誰よりも知っているのは自分自身だからです。ですので、自分の中での価値判断の中で、「正しい」と思う基準から外れるような行為は原則としてはしてはいけないのです。
 
 
 
 
 
 

・長いあいだ取れなかった重り

 結果的にこの出来事は4年近く、心の重りとなってのしかかりました。なぜ4年かというと、私は結局罪の意識に耐え切れなくなり、間接的ではありますが、謝罪をしたからです。謝罪が済むと、心の重りが取れて少なからず自分を好きになることができました(この話は後日また別の機会に書こうと思います)。

 
また心の重りをとることに役立ったのはやはり心理療法でした。特に「過度の自責」への気づきはとても大きなものでした。
 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡80 過度の自責 - 川島ブログ

 

 

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