コミュニケーション能力コラム4 ワラスの4段階説 アイデアの生まれ方
ダイコミュはずっと土日メインで開催してきたのですが、試験的?に平日クラスを開講することにしました。たぶん水曜日になると思います。どんな生徒さんがいらっしゃるのか楽しみ!!
さてさて前回までにコミュニケーションと情報について解説をしてきました。
(前回までのブログ コミュニケーションと情報)
今回はその続きです。
・ワラスの4段階説
豊かな社会を作るには、新しいアイデアを発信していくことが重要です。しかし、新しいアイデアを生み出すのって難しいですよね。新しいアイデアを出せ!と言われても、それができれば苦労しないわけです。
ではどうすれば良いのか?この辺の理論を体系化したものがあります。ワラスの4段階仮設と言います。ワラスはアイデアが出てくる過程を以下の4つで考えました。
① 準備期
情報収集をする時期 勉強を重ねる
トライアンドエラーで経験を積んでいく
② 孵化期
情報同士のネットワークが出来上がってくる
情報の精度が上がっていく 理解度が成熟してくる
③ 啓示期
突然パッっと 新しいアイデアが生み出される
脳の神秘とも言える
④ 実証期
アイデアが言語がされ、それが優れた情報なのか?
社会的な検証がなされる
・私の体験とワラスの4段階仮設
ワラスの理論を知ったとき、ダイコミュを創ることになった自分の人生にも当てはまるところがありました。
① 準備期
対人恐怖でめっちゃ悩んでいた 心理学の勉強をする
失敗を繰り返しながら練習していく
② 孵化期
成果が出てくる 何かできないかと考え始めるが
もやもやした感じ
③ 啓示期
ある日、ダイコミュをしよう!と思い立つ
④ 実証期
講座をつくって社会的な評価を受けている段階
ワラスの4段階仮説に当てはめるとこのようになると感じました。多かれ少なかれ皆さんも似たような体験があると思います。
・情報収集と思考
ワラスの理論によれば、新しい発想には、素材である情報が必要だということです。その意味で取り組んでいる分野についての勉強は必要不可欠です。
ただ情報を収集するだけでなく、その情報を使って試行錯誤しなくてはなりません。情報を覚えるだけなく、トライアンドエラーで「孵化」するように、成熟させないと情報は進化しないからです。さらには「考える作業」が非常に重要になります。
そしてこの「考える作業」によってある日突然、「進化した情報 新しい情報」が生み出されるのです。情報は人類にとって極めて重要です。その情報は社会に発信すべきで評価を受けるべき情報になるのです。
・社会人としてやること
仕事をする上でもまずは基本は勉強だと思います。素材集めをしなくてはなりません。素材を集めたら、使ってみて、試行錯誤する。そして考える。考えた末、新しい発想が生まれたたらそれを会社(もしくは社会)に提案してみる。「新しい発想」は会社の財産になることが多いから、会社としても発言するスキームを作っておかなくてはいけません。
ここまでをまとめると
・コミュニケーションの基礎は情報のやりとり
・情報は保存されていくことで進化する
・価値のある情報は頭の中で考えたこと
・価値のある情報は、準備 孵化 啓示 実証で生み出される
という感じになります。次回は「情報」と「経済」を絡めて解説をしていきます。名づけて、「歌舞伎揚げ たまごボーロ」と「経済・コミュニケーション」の関係性です。わけのわからないタイトルですが、好き勝手書かせてください笑