川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

コミュニケーション能力-講座の軌跡85 就職活動編3 インフェリオリーコンプレックス

コミュニケーション能力-講座の軌跡85 就職活動編3 インフェリオリーコンプレックス

 

 

 ・身体が拒否反応

引きこもりから脱出し、就職活動を始めた私は、リクナビネクストに登録し、始めて就職活動らしき行動をはじめました。就職活動のために購入した一張羅のリクルートスーツに身を包み、青山(若干記憶が曖昧)の町に降り立つと、勝ち組臭の漂う、サラリーマンやOLが自信満々で闊歩していました。

 

行動療法的には、対人恐怖にはスモールステップが原則です。当時の私ですと、青梅線ですと「小作駅」、京浜急行線ですと「京急久里浜」、常磐線ですと「取手」あたりから始めるのが精神衛生上、妥当だと言えるのです。

 

青山は明らかに、私のキャパを超えていました。いきなりの青山駅に体全体が拒否反応をしめし、ワナワナと心がダメージを受けているのがわかります。

 

 

・コンプレックスが湧き上がる

ホウホウの体で地図を見ながら進むと、面接会場のビルらしきものに到着しました。そのビルは20階建てぐらいのビルでした。

 

入り口ではリクルートの社員が

 

ビジネスマン!OL!

 

という感じで、出入りしていました。おそらく、彼ら彼女らは、大学も順調に卒業し、青春を謳歌し、就職活動もきちんとこなし、これぞ順風満帆な人生を歩んでいるに違いない・・・

 

その完璧な姿勢と振る舞いに、どうにもこうにも自分がみっともなく感じてしまい、引きこもりであった自分とのギャップに極めて大きな*インフェリオリーコンプレックスを感じてしまったのです。

 

 

・恐怖突入

ビルを目の前にして、面舵いっぱい、180度回転して、その災いを避けようとも考えました。しかし、ここで森田療法の恐怖突入を思い出します。森田療法では、恐怖から逃げていては結局何も進まない。恐怖へ突入せよ!と教わりました。

 

 

そこで私は極めて膨大な不安を堅持しつつ、リクルートの登録会場へ進んだのでした。ひきこもりがご光臨をなさったと、受付の方に報告を済ますと、綺麗な革張りの個室に案内され、面接官を待つことになりました。

 

 

そして、数分後、そこには、フェロモン系の面接官が現れたのです。

 

 

続く

 

 

 

*インフォリーコンプレックス=劣等感

 大好きな西村賢太氏の小説から拝借

 

 

 次のコラム

コミュニケーション能力-講座の軌跡86 就職活動編4 フェロモン系面接官登場 - 川島ブログ

 

 

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私川島達史は元引きこもりニートです。対人恐怖の克服体験、起業について執筆中です。対人恐怖の克服、どうして引きこもりがコミュニケーション講座を創ったのか?興味がある方は是非ご一読ください。

 

・軽度対人恐怖時代    1~32
・引きこもりピークに   33~56
・フリーター時代     57~82
・2年間の会社員時代   83~128
・起業ニート時代     129~187


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