川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

コミュニケーション能力-講座の軌跡107 会社員編 配属先は社長の目のまえ

コミュニケーション能力-講座の軌跡107 会社員編 配属先は社長の目のまえ

 

引きこもりから脱出し、フリーターを経て、どうにか就職することが決まった私は、人生ではじめて出勤する日を迎えました。しかし、つい最近まで引きこもりをしていた人間です。自分が果たしてやっていけるのか?不安が襲ってきました。

 

 

・会社に突入

会社に到着し、始業10分前になると、面接をしてくださった有賀さんが到着しました。有賀さんは満面の笑みで、

 


「あらー川島君!おはようございます。今日からよろしくね」


と英語なまりの日本語で、ほほ笑んでくれました。私も精一杯の笑顔で

 

「今日からよろしくお願いします」

 

と返事をしました。

 

 

・初めてのデスク

そして有賀さんは、

 

「川島君の席はこちらですよ」

 

と案内してくれました。その席はフロアの奥に連れて行かれました。新入社員は入口に近い席に座るイメージがありました。しかし、なぜか限りなく奥の方の席に連れて行かれたのです。

 

 

私がのデスクはフロアの奥から数えて2つ目。

後方に1席あるだけでした。

 

 

う~ん。

この会社は下っ端は奥に行く会社なのかな?

 

 

この時点では特に気を止めていませんでした。

 

 

デスクに座っていると続々と社員が出社してきます。環境系の会社らしく、まじめ、どちらかというと陰鬱な風貌な方が多く、極めて日本的なメーカーの雰囲気がそこにはありました。

 

乗りの良い若者がたくさんいる職場ではなかったのでほっとしました。

 

 

・部長(実質社長)現る

そうして始業時間直前になると、面接をしてくださった部長(実質的な社長)が会社にきました。部長は豪快に笑って話しかけてくれました。

 

 

「おお~川島君。ついに来たね!今日からよろしくね。」

 

部長は基本的に相手の表情を気にしないといいますか、繊細さのかけらもないような人です。実はコミュニケーションが苦手な人は、コミュニケーションについて深く考えている人と、共鳴反応を示してしまうことがあり、これが意外とやっかいな問題を引き起こしたりします。

 

というのもお互い繊細すぎて気遣いの応酬になってしまうことがあるのです。コミュ症にとっては意外と雑なコミュニケーションをする人は気が楽だったりするのです。

 

部長は鈍感な人だったのでとても楽でした。

 


・配属先は社長の目のまえ

そうして、部長は私に軽く挨拶をしてくれると、

どかっと腰をかけました。

 

その場所はなんと

 

 

「私の真後ろの席」

 

 

だったのです!!

 

・・・・・

 

 

・・・・

 

 

・・・・

 

 

(・・・・まじっすか・・・)

 

 

私はあまりのことにあっけがとられてしまい、ポカンとしてしまいました。

 

 

そうして社長の目のまえの席で2年間仕事をするという、修業期間がはじまったのです。

 

 

 

 

続く

 

 

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