コミュニケーション能力-講座の軌跡109 会社員編 ミニスカ療法
・初めての上司は有賀さん
引きこもりから脱出した私は、3年後に独立すると宣言し、環境の会社に就職しました。私の席は、社長の目の前でした。新入社員は社長から最も離れた席に座ると予想していたので度肝を抜かれました。
ドラクエに例えると、ひのきのぼうで、バラモスを倒しに行くような感覚です。つい先日までフリータをしていた私からすれば、別世界の環境であり、席につくなりプルプル震えていました。
狼狽ていると 私の横に座った有賀さんが、
「私は川島くんの上司になります。よろしくね」
と宣言してきました。
・外資系 キャリアウーマン
面接から入社初日までの有賀さんの特徴を列挙しますと、
*元外資系の会社に勤務
*英語・中国語堪能
*ビジネスマナーばっちり
*超絶 気が強い
*声が高く 社内のどこにいてもすぐわかる
*社長にもガンガン主張する
*ミニスカ率高し
という特徴がありました。上記のような経歴があると、引きこもり上がりの人間であれば震え上がるところだと思うのですが、社長同様、どういうわけか有賀さんに対してはあまりビビることはありませんでした。
・ミニスカとメンタルヘルス
なぜ有賀さんに対して対人不安を感じなかったのか?
ミニスカがうれしかったのかもしれません。
有賀さんのミニスカ率は80%でした。私からすればミニスカは有賀さんの前にありました。あくまでミニスカが主であり、有賀さんは従の位置づけになっておりました。ミニスカが来る→そこに有賀さんがいる。という条件づけがされておりました。
*パス解析をしますと
ミニスカ→ 有賀→ 対人不安の抑制
という関係性があったのです。
世界初のミニスカ療法です。
対人恐怖症にはミニスカが役に立つことが発見されたあのです!!
*(当クダリは有賀さんに見つかり次第、
消滅する可能性があります。)
・有賀さんのビジネス教育
初日は上司の有賀さんからいろいろと教わることになりました。FAXの送り方、メールの送り方、請求書の書き方、納品書の書き方、名刺の交換の仕方、お茶の出し方。私は、まるで秘書課に所属しているような気分になりました。
有賀さんは礼儀作法に煩く、毎日怒られました。細かい指摘は有賀さんが退社するまでひたすら続きました。社会人マナーを叩き込まれたのです。おかげで私は、秘書スキルが身につきました。
・語学力がクソ高い
有賀さんは礼儀作法にうるさいだけでなく、語学力がとてもありました。英語がペラペラなだけなく、中国語もペラペラであることが判明したのです。
というか、その会社、ほとんどの方が英語を話すことができます。さらに社内の半分ぐらいの方は中国語を話せるのです。
電話を取ると
「ウエイ ニーハオ ネガー・・・」
電話を取ると
「ヘロウ デスイズ フクヤマ・・・」
という感じで一日中英語、中国語が飛び交っていました。 私のような、片言の英語しか話せない人間は誰もいませんでした。このままでは立場が悪くなることは明白でした。
・居場所がなくなるという直感
入社初日はそんな形で終了しました。帰りの電車に乗ると、私は危機感でいっぱいになっていました。この会社で語学ができないのは私だけです。このままではいずれ化けの皮が剝がれることは明らかでした。
私はどうにか会社での立ち位置を確保するため、能動的に動いていく必要性を本能的に感じ取りました。
しばらくの間、追い込まれながら会社での居場所を確保するための突破口を捜しつづけることになります。そして実際、突破口を見つけることになるのです。
それは
「社長の目の前に座っている」
という最悪の状況を逆に活かしたものでした。
*パス解析
複数の因果関係を統計的にあきらかにしたもの
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コミュニケーション能力-講座の軌跡110 突破口見つかる - 川島ブログ
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