コミュニケーション能力-講座の軌跡135 起業迷走編 売り上げゼロ円
独立をしようと会社員を辞めた私ですが、「1円も稼いだことがない」というコンプレックスを抱えていました。そこでフリーマーケットに挑戦したもの、出店者同士の会話が怖くなり、会場から逃げ出してしまいました。
2日目は森田療法の「目的本位」に生きることを決意し、ついにお店を出店することに成功しました。最低限の目標にたどり着けた自分を少しだけ褒めてあげました。
・売り上げゼロ円
ただ現実は酷いものでした。苦労して出店したのにほとんど来客がなかったのです。3人ほど高齢者の方がきましたが、横目でチラッとみてすぐにいなくなってしまいました。私の漫画やコートに興味を持ってくれそうな若い人は一人も来ませんでした。主催者の方も、バツが悪そうな表情をしていました。
定刻になってしまい、とうとう私は1円も売り上げることなく退散することになってしまったのです。
・ 小さな成果に小さな自信
以前であれば、自信を喪失していたと思います。確かに客観的には、1つも売れなかった。しかし、帰りの自転車は先日とは違い、いくばくかの自信がついていました。1円も売り上げを上げることはできなかった。だけどちゃんと恐怖突入できて、出店することができた。
「行動できた」
ということが何よりも大きかったのです。
・ 1ミリの重さ
もし1ミリの前進がなければ今、どうなっていたかわかりません。出店できなかった自分をさらに嫌いになってしまい、消極的に生きていたかもしれません。ダイコミュという仕事を発想できなかったかもしれません。
バタフライエフェクトという言葉があります。 蝶の小さな羽ばたきによって、将来的に大きな力学的な変化をもたらすという理論です。
ばかばかしいどんくさい1ミリでも、それは実は大きな将来の変化をもたらす可能性があるのです。小さくても良い、小さく成果を出して積み重ねていくことの重要性を学んだと思います。
・迷走は続く
フリーマーケットが終わってから、数日は放心状態になってしまいました。我ながら脆弱なメンタルです。そして、数日休んでから徐々に活動を再開しようと重い腰を挙げました。
当然ですが、やりたいことが見つからないという現実は解決していませんでした。再び頭を抱える日々が続くことになります。
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私川島達史は元引きこもりニートです。対人恐怖の克服体験、起業について執筆中です。対人恐怖の克服、どうして引きこもりがコミュニケーション講座を創ったのか?興味がある方は是非ご一読ください。
・軽度対人恐怖時代 1~32
・引きこもりピークに 33~56
・フリーター時代 57~82
・2年間の会社員時代 83~128
・起業ニート時代 129~187
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