コミュニケーション能力-講座の軌跡161 起業ニート編 コミュニケーション業界の闇
引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を創るという目標を立てました。修行として初めての講座に参加すると、さくらの女の子に高額のセミナーに勧誘されてしまいました。私はコミュニケーション講座の業界について、実体がどのようになっているのか?調査を続けました。結果的に、1か月で8講座あまり、総額50万円を使ってしまいました。
様々な講座に参加をしてみて
マジで真っ黒だな・・・・
そう感じました。コミュニケーション系の講座はかなりの部分でグレーなビジネスが横行していることがわかりました。
特徴としては以下が挙げられます
① 資格とれまっせ!
セミナーさえ受ければ無試験で資格が発行される。やたらかっこいい資格がもらえる。しかし、実体はほぼ何も勉強していない。
② 人生変われまっせ!
「人生が変わる」「性格が変わる」「ミラクル」「マジック」など一発逆転ワードを多用する。ビックワードを多用する。大概根拠がない。
③ 3ステップでハメる
最初は3~5万、次が30万、その次が150~300万とステップアップする。なぜかホームページで代金が明示されていない。
④ 無料 カウンセリング
無料カウンセリングと謳い、個室に閉じ込め、営業マンにひたすら勧誘される。
これらのこの啓発系ビジネスモデルは割と使い古された手法で、現在でもかなりの数形を変えて生き残っています。法律的には問題ないのですが、やはり倫理的に問題のある手法だと感じました。
もし私がひきこもりの時代に勉強をしないで、これらの講座に出ていたら、誤った道を進んでいたかもしれません。お金のために悩みが利用されている気がしてとても悲しい気持になりました。
・1つは学べる
ただ、あえて言いますと、これらのセミナーをすべて否定しているわけではありません。どんなセミナーでも私は学ぶところはあると考えています。例えば初回の講座の
「魂を込めて話せ!」
この点だけは、なんだか今でも大事にしています。やはり伝えよう!という魂がないと伝わらないですからね。高額の講座の中には、今でも使えると感じているワークもありました。
また日本は信教の自由がありますから、こういったビックワードの世界を信じて幸福になれるのであれば、それは選択肢の一つとしてあっても良いのかなと考えています。
・論文を読むことが楽しい
一方で、私は様々な講座に通う中で、自分の傾向も理解していきました。私は元々経営学科で、会計の勉強をしていました。数字に割とこだわる方で、数字化されていない根拠はあまり信用できませんでした。
そのため、私は一発逆転系セミナーの研究に一区切りをつけ、心理学系の学会発表に参加してみたり、臨床心理士が主催する、学術方面の講座に参加するようになっていきます。
自分の勉強についても一般書籍よりも、学術書や論文を読む時間が多くなっていました。とにかく勉強だけは誰にも負けたくなかったので、会計士受験生の頃と同じぐらい勉強する様になっていました。論文を読むことがとても楽しかったです。
・貯金の減少に苦しむ
差しあたっての問題は貯金の減少でした。会社を辞めてから400万円あった貯金は、講座の調査代や、書籍関連費に使ってしまった関係で、ものの数カ月で、280万円ぐらいまで減っていました。 貯金残高が減っていくのを見ると精神的に追い込まれていきました。
お金が無くなっていくという感覚は、非常につらいものがあります。まだビジネスモデルも出来上がっていない状態で、私はひたすら耐えて勉強をつづけました。
・25歳になる
会社を辞めてから半年が過ぎ、私は25歳になっていました。年齢は同時にプレッシャーにもなります。
勉強を続けることは楽しかったのですが、現実的に前進しているわけではありません。そこで私は、まずは会社を創ってしまおうと考えました。
生徒さんがいるわけでもなく、なにを売るかも決まっていない状態でした。それでも、「会社を創る」ことで前に進んでいる感覚を得たかったのです。
まず私が考えたのは社名でした。
どんな社名にしようか・・・
考え始めました。
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