川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

コミュニケーション能力コラム 46  1日の会話量

コミュニケーション能力コラム 46  1日の会話量

 

・ロボットレストランとおばあちゃん

先日、新宿の喫茶店で作業をしていたら、90歳ぐらいのおばあちゃんが入店してきました。腰が完全に曲がっていらっしゃいまして、お店に入ってから席に座るまで、3分ぐらいかかっていました。要支援2ぐらいかな・・・

 

んで、そのおばあちゃんがなぜか私に話しかけてくれまして、そのまま30分ぐらい雑談してしまいました。なんでも「ロボットレストラン」に行きたいとのことなのです。ロボットレストランというと、歌舞伎町のど真ん中にある、カオスなレストランです。

 

90歳でそのバイタリティに驚かされますね。あまりにも歩くのがおぼつかなかったので歌舞伎町のど真ん中辺りまで送ってきました。用があったので途中でお別れしましたが、ちゃんと楽しむことができたのでしょうか?心配です。

 

・1日の会話量について

さてさて!おばあちゃんとの雑談を前振りとして、久しぶりにコミュニケーション能力コラムを書きます!今回は「1日の会話量」について面白い統計があったので紹介しようと思います。

 

突然ですが皆さん1日にどれぐらい会話をしていますか?

 

会議、雑談、SNS、電話、メールこみこみです。ちなみに私はSNSやメールを含めると、大体5時間前後だと思います。対人コミュニケーションは平均すると3時間ぐらいでしょうか。

 

国立国語研究所の統計によると、驚くべきことに、一日の会話量の平均は6時間という結果になっています。

 

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特筆すべきはその内訳で、なんと雑談が60%を占めています!

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国立研究所の研究では大体、3.5時間程度は雑談に費やしていることになるのです。結構みんな雑談に時間を使っていることがわかります。

 

 

母集団を精査するともう少し下がる気がしないでもないですが、それでも1日で雑談に要している時間はかなり多いと言えそうです。さて、このデータからいくつか考えなくてはならないことがあります。

 

 

コラム47に続きます。

 

 

 

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出典

国⽴国語研究所「⽇常会話コーパス」プロジェクト報告書 1

一日の会話行動に関する調査報告