「うまい」と「強い」は違う
「うまい」と「強い」は違う
ここ3か月前ぐらいからストリートファイター5のプロゲーマーの動画をたまに見るようになりました。特に目的なくなんとなく見るようになったのですが、その中でプロゲーマーの方が言っていた言葉が印象に残りました。
それは
「うまい」と「強い」
は違うというコメントでした。
なんとなくハッとさせられました。
私はもう12年講座をやっていて、気が付くともう1000回以上講義をしていることになります。1000回講義をするとさすがに慣れてしまっていて、原稿など作らないでもそれなりに講座を創ることができます。
しかし、「うまい講義」と「心に響く講義」はなんとなく違う気がしています。
私の講座は一番最初の講座が原体験になっています。講師デビューした1回目の講座というのは、今思い出すと顔から火が出るぐらい下手糞な講義をしていました。
しかし、なぜか生徒さんは継続してくれたのです。特に1回目に講座に来てくれた7人の生徒さんのうち3人とはいまだに親交があるのです。
むしろ3年目ぐらいにある程度「うまい講義」ができるようになってきたときに、なぜか生徒さんがやめることが多くなっていました。
これは趣味の麻雀にも同じことが言えます。「うまい打ち手」が必ずしも強いとは限らないのです。下手糞でもなぜか強い人がいます。
たぶんスポーツでも同じことがあるのではないでしょうか。うまいサッカー選手が必ずしも強いとは限らない。うまい選手が心を打つとは限らない。うまい選手と強い選手は違うでしょう。
「うまい講義」
「心に響く講義」
をどう定義するかはいまだに模索中です。ただうまい講師にはなりたくないなと感じています。最近電車で帰るとき、うまい講義になってないか?反省会を自分で開いています。心に響く講義、強い講義になっているか?自問自答しています。
心に響く講義ってなんでしょう。
まだまだ私も修行です。
先生方と会議をするときにも
議論したいと考えています。