コミュニケーション能力-講座の軌跡202 あがり症編 謎の継続率80%
元引きこもりの私は、25歳の頃にコミュニケーション講座を開催することにしました。しかし初回にあがり倒す!という失態をさらしてしました。
生徒さんは継続してくれるのか?誰も来ないのではないか?ナーバスになっていました。講座当日は、目が覚めた瞬間、過度の緊張に襲われました。
なんでこんな仕事しているんだ~!!!
と頭を抱えるのがお約束になっていました。1回講義したぐらいでは緊張は改善せず、初日とほぼ変わらないあがりが襲ってきました。
そうして、私は30分前に教室に到着しました。
何人きてくれるのか・・・
初日とは違った不安がありました。最悪、ご新規の方だけでワークを行うイメージもしていました。
私は、教室の入り口の前で待っていました・・・
20分前は誰もいませんでした・・・
さすがにこんなに早く来ないよな・・・
と自分を慰めます
15分前にも誰も来ません・・・
そろそろ不安になってきます
伽藍洞の教室をじっと眺めます
そうして10分前になった時です!
前回お茶会にきてくださった生徒さんが2名きてくださいました。こんにちは~と、虹色に輝く笑顔で挨拶をしてくれました。
講師業として、継続してくれた生徒さんの顔を見るときほどうれしいものはありません。マジで天使にみえましたね。男だろうが、女だろうが抱きしめて、小一時間頬ずりしたい衝動に駆られました。
ご新規の方も到着し、あれよあれよという間に、9名ご参加してくれたのです。女性1名、8名は男性でした。
これは本当にうれしかったです。結局、講座を辞めてしまったのは1名だけで、初回よりも多い人数ではじめることができたのです。継続率は80%でした。
肝心の講義ですが、私のあがり症は相変わらず出ていました。特に冒頭はお約束で固まってしまっていました。
しかし、ワーク自体は初回よりも安心感が出てきて、
要所要所で、全体でみんなが一斉に笑うなど
非常に雰囲気が良くなってきたのです。
そうして2回目の講座も無事に終わり、私は非常に自信を深めていきました。生徒さんは講師があがり症かどうかはそこまで重視していないことがわかりました。
その後も講座は順調に回を重ね、生徒数が増大していきます。そしてこの生徒さんの増大によって調子に乗ってしまいます。
そして、ありえない致命的なワークを生徒さんに強制してしまうことで、結果的に半分近くの生徒さんを失うことになるのです。そのワークは講座当初の最大の失敗として私の記憶に深く刻み込まれることになるのです。