川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

対人恐怖症克服期156 起業ニート編  批判→肯定ループが気持いい

対人恐怖症克服期156 起業ニート編  批判→肯定ループが気持いい

 

 引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を創るという目標を立てました。修行のため5万円の研修に参加すると、パワー系講師からスピーチをせよ!という課題が出されました。1巡目は大失敗・・・人格まで批判されました。

 

・スピーチ2巡目

1巡目のスピーチが終わると、2巡目のスピーチに突入しました。トップバッターは、「まじめ系サラリーマン」です。 まじめ系サラリーマンは、先ほどよりも感情をこめてスピーチをしていました。

 

 

しかし、講師の方は

 

「まだまだ!!もう1回!!」

 

とサラリーマンを煽ります。参加者も

 

「まだまだ出せる!頑張れ!」

 

と煽っていきます。スピーチは何度もやり直しとなりました。そして、スピーチが5回目を超えた頃・・・サラリーマンの様子がおかしくなります。

 

 

「わたしは!!!△××□□であります!!」

 

と半狂乱になり絶叫しはじめたのです。

 

 

すると講師の方は

 

「やったね!魂でたよ!」

 

とやっと褒めたたえたのです。講師はまじめ系サラリーマンを抱きしめました。私もなんだか感動してしまいました。

  

 

・世界の中心でスタ丼への愛を語る

そうしてついに私の番になりました。サラリーマンの方とお同じく、私への罵倒からはじまりました。

 

「まだまだ暗い!」

「かっこつけてる」

「腹から声をだして」

「きもちわるい←(これほんとに言われました笑)」

 

さんざん罵倒されると、私も意地になり、

 

「わたしは!!!すた丼への愛が△××□□であります!!」

 

と絶叫しました!するとどうも不思議な高揚感が体を支配しました。魂がでた!という手ごたえがありました。

 

 

すると講師の方が

「川島君ついに出たね!!おめでとう!」

とほめてくれましたアイドルも

 

「とても素敵でした!」

 

とほめてくれましいた。講師が私を抱き抱えてくれると、嬉しくて涙が出そうになりあした。どうも人間の精神というのは

 

 人格批判→人格肯定

 人格批判→人格肯定

 人格批判→人格肯定

 

というループを繰り返すと脳が焼かれておかしくなるようです。

 

そうして全員がスピーチを終えると、ワンデーセミナーは終了となりました。会場は、引退試合を終えた甲子園の如く、不思議な一体感に包まれていました。

 

 

・セカンドシーズンの説明

そうしてその空気のまま、講座は終わりとなりました。先生が退出すると、受付の女性が次の講座の説明をはじめました。

 

「本日は皆さん、おつかれさまでした。そう!人間って変われるのです。今日の講座はまだ序章に過ぎません。次回の講座はさらに心のブレーキを外すセミナーを行います。

 

通常ですと60万円なのですが、本日この場で決めて下さった方は、30万円となります。いかがでしょうか。」

 

すると、テニス焼けした男性と、メガネの男性、そしてアイドルが

 

「参加します!!」

 

と電光石火で述べました。

 

私も、

半額か・・・

修行だし・・・

高揚感も得られるし・・・

参加しようかな・・・

 

と感じていました。しかし、30万円はどう考えても大金です。この時脳裏をかすめたのが、何千枚と皿洗いをしたバイト時代でした。

対人恐怖症克服期72 皿洗いマシーン - 川島ブログ

 

時給800円で、30万円を貯めるには途方もない皿を洗わなくてはなりません。簡単に手放せない・・・私は冷静さを保ちました。

 

女性の勧誘は30分近く続きました。いかにそのセミナーがすごいかを力説してたのです。30分も経つと、先ほどの高揚感もだいぶ薄れ冷静になっていく自分がいました。

 

私の目が死んできていると判断したのか、セミナーはお開きとなりました。

 

受け付けの女性は、あと1週間以内であれば、40万円で受講できると、説明をしてくれました。まだ20万円の割り引きが効くとのことでした。

 

・魔のお茶会へ

そうして長い一日のセミナーが終わりました。精神的にすごく疲れて、ほっとした気持ちになりました。帰り支度を始めると、テニス焼けした男性が、

 

よかったらみんなでお茶をしませんか?

 

と声をかけてくれました。お茶会へは全員が参加するようでした。

 

もちろんアイドルも!

 

アイドルとの心のブレーキを外したいと考えた私は、当然参加の一手でありました。

 

しかし、このお茶会に参加することで私はさらなる泥沼引きずりこまれることになるのです。

 

 

 

 

対人恐怖症克服期155 起業ニート編  異性に言われて傷ついたランキング入賞

対人恐怖症克服期155 起業ニート編 異性に言われて傷ついたランキング入賞

 

 引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を創るという目標を立てました。修行のため5万円の研修に参加すると、パワー系講師からスピーチをせよ!という課題が出されました。私はガチガチに緊張しながら、スタ丼をテーマにスピーチをしました。しかし、何を言っているのかわからないぐらいあがってしまいました。スピーチが終わると先生は重々しく口を開きました。

 

・圧倒的罵倒 

 

「川島くんは、頭脳型の話し方をしますね。

 魂を感じない!心がないです!

 すた丼への愛やを感じません!」

 

と根こそぎスピーチを批判されたのです。

 

そして講師は続けます。

 

「スピーチを見ていた皆さんはいかがでしょうか?川島さんのスピーチは魂がこもっていましたか?遠慮は不要です。川島君のためですから。」

 

すると他の生徒さんも

 

「頭で話している感じがする」

「心で話していない」

「魂がない」

 

とさんざん罵倒してきました。挙句の果てに、私が新宿御苑のイチョウの木の下で告白するはずであったアイドルも罵倒に加わりました。

 

先程までの可憐でかわいらしい表情はどこかに行ってしまい、

 

「嫌いな話し方」

「第一印象から暗い」

 

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 *無料 写真 ぱくたそさんより転用

 

と批判してきたのです。

 

24歳の男子にとって、片思い中の娘から「暗い」などと言われることは、極めてショッキングでありまして、私に限らず世界中の男子が

 

人生における異性から言われた傷ついた一言ランキング

 

に確実に入賞してくることは間違いないのであります。きっついお言葉を頂いた私は、失恋も相まって、半泣きになってしまいました。

 

「ああ・・・そうですか・・・確かに感情がこもっていない話し方になっているかもしれません・・・」

 

とショックをうけて、皆様に反省の弁を述べたのでありました。

 

・魂わずかに出る

泣きそうになっている顔を見ると、講師が

 

 「ああ!川島君!今少し出ているよ!魂」

 

とおっしゃるのです。

 

どうも私は、罵倒をされることで初めて心の殻を破り、いくばくかの魂を発露することに成功したようでした。

 

講師は、

「 今の感じでそのまま次の順番の時に、魂を込めてスピーチをしてみてください。」

 

と課題を出してくれたのです。そうして、2巡目のスピーチがはじまりました。

 

この2巡目のスピーチから会場の空気がますますおかしくなっていくのです。

 

 

対人恐怖症克服期154 起業ニート編 すた丼への愛を語るも・・・

 対人恐怖症克服期154 起業ニート編 すた丼への愛を語るも・・・

 

 引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を創るという目標を立てました。修行のため5万円の研修に参加すると、パワー系講師からスピーチをせよ!という課題が出されました。

 

お題は特に決められておらず、3分間好きな話をするというものでした。講師曰く、魂があればスピーチは自然とよくなる!とのお言葉を頂きました。

 

順番を決めると、私は4番目でした。

 

・続く罵倒

1番目のスピーカーはまじめ系サラリーマンの方でした。スピーチはスムーズです。あがっている感じはありません。平均的なスピーチではありますが、心のこもったスピーチのような感じました。皆同じ気持ちになったのか拍手をしていました。

 

しかし、先生は腕組みをしたままです。

「まだまだ、まだ魂を感じない」

もう一度後でやるように!」

 

とのお言葉を頂きました。サラリーマンはしゅんとしてしまい、席に帰りました。残りの参加者も同じように、魂の入っていないスピーチをしてしまい、先生に怒られました。

 

チャレンジしたスピーカーはことごとく玉砕していきました。

 

・すた丼への愛を語る

そうしていよいよ私の番になりました。スピーチのネタはフリーです。なんでも良いというのは一番困った話です。そもそも私は話し方教室に来たのに何1つ話し方について学んでいないのです。非常に困りました。

 

さらに言えば、私は究極のあがり症でした。人前で話す経験など、それまでの人生でほとんどありませんでした。もしあがり症、日本ランキングがあったら1億2000万人中、350位ぐらいだったと思います。

 

しかし、人生の試練は早くもきてしまうものです。いよいよ私の番が来ました。ひとまずですが、当日好きだった、国分寺のスタ丼の話をすることにしました。スタ丼は国分寺に周辺に住んでいる15~25歳の男子はほぼ、100%食べたことがあるという、ソウルフードなのです。

 

明らかにペラッペラの安いそうな肉なのに、絶品のたれで食べると、非常に下品でおいしく食べられるのです。ラーメン二郎の、丼バージョンと言ったところでしょうか。私はもう100杯近く食べていました。

 

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*スタ丼 ホームページより転載 

 

・パニック

私はスタ丼の話を、がちがちに緊張しながら、スピーチを決行しました。おそらく人生でまともにスピーチをしたのは初めてだったと思います。話している間頭が真っ白になり、何を話しているか自分でも分からなくなってしまいました。

 

先生は腕組みをしたままでした。

 

そうして、私がスピーチが終わった後に、

 

重々しく口を開いたのです。

 

 

 

対人恐怖症克服期153 起業ニート編 魂を連呼

 対人恐怖症克服期153 起業ニート編 魂を連呼

 

 引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を創るという目標を立てました。修行のため5万円の研修に参加すると、いよいよ研修講師が入室してきました。

 

・講師入場

研修講師は60代後半でした。服装は背広のスーツ、身長は165センチぐらい、見た目はバスの運転手さんのような雰囲気でした。信仰宗教のような華美な洋服ではなく、うさん臭さはありません。

 

 

・その日の気分

講師の方は演台につくと、ボロボロになったノートを演台に1冊ドカッと置きました。おもむろにノートをパラパラめくると、待ってましてとばかりに講義がスタートしたのです。

 

講義内容は体系的に整理されたカリキュラムという感じではなく、このままではダメだ!堕落してしまう!という趣旨の内容を冒頭から言われました。5万円をとって罵倒されるという、さわやかな講義が続きました。

 

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*中間管理職トネガワ4巻 30話より

 

・魂で話せ!

講師の方はノートをめくりながら、様々な主張をしていきましいた。端的にまとめますと、コミュニケーションをする際は

 

で考えて話すタイプ

で話すタイプ

 

の2種類があるらしいのです。そして、皆さんは頭で話すタイプから魂で話すタイプに変わらなくてはならない。ということをひたすらわれる続けるのです。

 

「魂」

「魂」

「魂」

 

と連呼されます。

 

・根拠ゼロ!主観講義

私は最初は懐疑的に先生の話を聞いていました。私は勉強不足ではありましたが、基本的な心理療法の在り方を学んでいました。心理療法の基礎に、エビデンスベースドという考え方です。端的に言うと、研究をしっかりして証拠を積み重ねたものを大事にしましょう。という考え方です。

 

私は主観的な療法は懐疑的になっていました。 なんだこの先生・・・根拠ゼロの主張ばかりじゃねえか・・・そう斜めに聞いていました。

 

すくなくとも1時間は・・・・

 

 

・ 2時間の講義で頭がおかしくなる

講義はひたすら続きました。全然終わる気配がありません。最初は斜めに聞いていた私もぼうっとしてきました。

 

気が付けば、休憩なしで2時間ぶっ続けで、魂の話をしていました。疲れてきたのか、頭がだんだん先生の主張を聞くようになってきました。判断能力が鈍ってきているのがわかります。だんだんとぼうっとしてきて、目がうつろになってきました。周りのメンバーも目がうつろになっていました。

  

2時間ひたすらこの類の話を聞くと、なんだかちょっと、おかしくなってきます。ほんと根拠のない話をひたすら聞かされているのですが、一瞬、あ・・・いま先生いいこと言ったかも・・・と持っていかれそうになるのです。八百万の神様を信じる日本民族としては、どこか情緒的に受け入れてしまう面があり、やべ~!魂!魂!という気分になってきます。

 

 

「魂」

「魂」

「魂」

「魂」

「魂」

 

講師の方が強く力強く訴える度に、メンバーの一人はどこか、うるんでいるような眼をしていて、異様な空気になっていきました。

 

・スピーチをせよ

空気が変わると、講師がノートを閉じました。ワークの内容は、「魂でスピーチする」というものでした。頭ではなく、魂でスピーチをせよ!というのです。この魂スピーチで私は、自己啓発系セミナーの深い闇を全身で味わうことになるのです。 

 

 

 

 

対人恐怖症克服期152 起業ニート編 パワー系講座にアイドルがいてテンションがあがる

対人恐怖症克服期152 起業ニート編 パワー系講座にアイドルがいてテンションがあがる

 

 引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を創るという目標を立てました。事業資金は400万円でした。まずは業界研究のため、有象無象の講座を片っぱしから受講することにしました。

 

心のブレーキを外す!

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という煽り広告を見つけた私は、5万円の研修費を払い、ワンデーセミナーに参加することにしました。

 

 

・セミナー会場の様子

会場は新宿の雑居ビルの一室でした。会場に入ると30歳前後の女性が受付をしてくれました。受付の女性は変わった雰囲気はなく、派手でもなく、地味でもなく、ごく普通の女性でした。ただ、どことなく目の焦点があっていないような雰囲気がありました。

 

受付を終えた私は、ドキドキしながら会場入りしました。会場は小さな会議室ぐらいの大きさでした。20代から30代の方、3名程度の参加者が来場していました。時間になると、最終的に5名の参加者が参加することがわかりました。

 

男性

30歳前半?メガネ サラリーマン風 おとなしく まじめそう

男性

30歳後半?浅黒いスポーツマンタイプの男性 テニスでもしていそう

女性

30歳前半?小柄な女性 少し元気がない感じ うつむている

女性

20歳前半の女性  なんでこんなところにいるの?というレベルのアイドル! 

 

以上の5名の参加者でどうもスタートする雰囲気になりました。

 

 

・アイドルにくぎ付け

この時点で、私の心が、20歳のアイドルにくぎ付けだったことは言うまでもありません。「コミュニケーション講座を創る!」という大義を瞬時に忘れ、「アイドルと仲良くなりたい!」という気持ちが圧倒的に大きくなっていきました。

 

アイドルと、講座で友達になり、デートを重ねます。最初は、お茶に誘い、次は映画、その次は、遊園地です。4回目のデートで新宿御苑の中の大きなイチョウの木の下で、

「初めて見た時から好きでした。」

という告白をすると、

「私も実はたつし君のことが好きだったの・・・」

と言われ、お付き合いをはじめるという妄想を走馬灯のようにしていると、

 

ドアがガチャっと音を立てました。すると、講師らしき人が入ってきましいた。

 

 

 

対人恐怖症克服期151 起業ニート編 パワー系講座に突っ込む

対人恐怖症克服期151 起業ニート編 パワー系講座に突っ込む

 

引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を創るという目標を立てました。やるべきことは山積みでした。

 

・ブックオフは神

まずは知識を仕入れることを第一に考えました。ジュンク堂やブックオフによく通いました。特にブックオフは100円で掘り出し物の良書が売られていることもあり、3日に1回は言っていました。予算が限られている私にとって当時のブックオフはでした。20冊位まとめて買った日もありました。

 

やりたいことがはっきりした上でする勉強は本当に楽しくて、勉強することが心から楽しいと思えるようになりました。あっという間に8時間とか過ぎていきました。論文、学術書、一般書を読み込んでいきました。

 

・業界研究

次に行ったのは業界研究でした。インターネットやタウンページを使い、片っ端から、コミュニケーションに関わる講座を見つけ、分類していきました。すると関東圏内には有象無象、100か所ほどの講座があることが判明しました。

 

 

 私は以下のように分類をしました。

あがり症対策系 占有率50%

スピーチを中心としたワーク

一発逆転パワー系 20%

やればできる!!自分を変える系講座 

ブルジョア丸の内OL系 10%

美しい話し方 マナー 婚活   

ビジネス系 10%

ディスカッション、営業、管理職向け講座

心理系講座 10%

心理療法、学術ベースの講座       

 

スピーチ系の講座の多さが際立っていましたね。私は片っ端から受講を考えていたのでどれでもよかったのですが、まずは都内で開催される、自己啓発パワー系(やればできる!)講座に参加することにしました。

 

ちなみにこれから書く内容は、特定を避けるため、たくさん受けた講座のいくつかをミックスして書かせて頂きます。タチの悪い講座があり、まだ継続しているところもあるので。。(^^;

 

 

広告を見ると

・心のブレーキを取る5つの方法

・人生を180度変える方法

・あなたの悩みが驚くほど消える

  

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という感じの典型的なパワー系の広告が貼られていました。今でもこういった逆転満塁ホームランの広告は本当に多いですね。

 

金額は1日5万円のコースでした。高いなあ~と思いつつ予約を入れました。私は電話で予約をして、ドキドキしながら初めての講座に参加することになりました。

 

その講座はまさにパワー系でした。その講座で私は人格を破壊され、この業界の闇を痛いほど味わうことになるのです。

 

 

 

 

 

 

 

対人恐怖症克服期150 起業ニート編  コミュンケーション講座を創る

対人恐怖症克服期150 起業ニート編  コミュンケーション講座を創る

 

元引きこもりの私は、心理療法に出会って回復し、社会復帰を果たすと、「コミュニケーション」に関する分野で起業する決意を固めました。しかし、実体は実家に寄生するニートでしかありませんでした。

 

決意を固めてから、コミュニケーションは関する勉強と事業プランを練り続けました。できの悪い頭ですので、フリーズしてしまうことがしばしばありました。先に進まずイライラします。自分の頭をポコポコ殴りながら考えていました。

 

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・社会問題とコミュニケーション

乳児院2500人

この時期は社会問題の資料もよく読んでいました。例えば、乳児院という施設があります。乳児院とは、親から虐待を受けたり、ネグレクトされてしまった乳児が預けらる施設です。10年前の時点で全国に2500人いることがわかりました。

 

虐待をしてしまうという親は、親自体が問題を抱えていることがほとんどです。過去に虐待を受けていて、それをまた自分の子供に繰り返してしまうという負の連鎖にいます。夫婦関係の悪い家庭も多い。父親がDVをしてしまったり、心理的虐待を行っている。もし両親がお互いの関係を大事にして、御互いを助け合える関係を築くことができれば、乳児院に行く子供は少なくなると感じました。

 

引きもり80万人

 引きこもりについても同様でした。私自身の事を振り返ると、私は誰からもコミュニケーションというものをしっかり学んできませんでした。もし誰かが前もって、基本的なやり方や、心理療法の基礎を教えてくれていたら、ひきこもりにはなっていなかったと感じました。私が社会に戻れたのは間違いなく、心理療法や哲学のおかげでした。たまたま本屋で出会ったので助かりましたが、もう少し身近にアクセスしやすい環境が必要であると感じました。

 

検挙人数40万人

犯罪者の心理についても勉強しました。当時年間の検挙人数は40万人近くいたと思います。犯罪を犯してしまう方の多くが、社会的に孤立し、コミュニティから疎外されていることがわかりました。犯罪者の孤独感は通常の4倍という説もありました。もし犯罪者が満たされた人間関係の中にいれば、自暴自棄にならなくて済んだかもしれないと感じました。

 

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*イラスト 元受講生 よしみさん

 

 

・本気で考える会社がない

離婚、少子化、離職率の問題、孤独死・・・社会問題の遠因を見つけていくと、その問題のほとんどに対人コミュニケーションの脆弱さが絡んでるように思えました。

  

世の中には「対人コミュニケーション」と考えたときにぱっと思い浮かぶ会社はありません。カレーと言えばココイチ、英会話と言えば、ジオスとかイオンとか思い浮かべいますが「コミュニケーション」と言われて思い浮かぶ会社はないのです。

 

悩んだら、浮遊するしかない。総合的に学ぶ場所はなく、学習は行き当たりばったりになってしまう。この状態は社会が「コミュニケーション」の問題を放置してきた結果だと感じました。

 

  

・事業計画の原型イメージ

 だんだんと、自分自身がやりたいことが見えてきました。

 

「心理療法の勉強ができる」

「人間関係で困ったことがあったらヒントを捜せる」

「顔と顔を合わせて語り合える」

「コミュニケーションについて最新の研究を重ねる」

「都市部に暖かい関係性のあるコミュニティを創る」

 

コミュニケーションの専門機関を一つの町に1つ創り、みんなが顔を合わせて話せるコミュニティを創れば、争い事も減り、治安も回復し、虐待を受ける子供も減るかもしれない。メンタルヘルスの社会的なコストも減り、ビジネスも円滑になる。そうは社会全体の幸福感が上がるのではないか?そう考えるようになりました。

 

そして、健康的なコミュニティを創るには、まずは基本となる勉強が必要になります。心理療法の基礎であったり、会話の基礎を学ぶ。そしてそれだけでなく、答えのないコミュニケーションという問題に、人間同士ぶつかりながら結論を出していく。

 

私は進むべき方向を段々と定めていきました。

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・事業計画の原型イメージ 

最も、目標が壮大過ぎて、誰かに言う気もしませんでしいた。誰かに言ったところで「何言ってんだこいつ!」と思われるのが目に見えていたからです。

 

さらに言えば私自身、実績のかけらもないわけですから、自分自身を疑っていました。こんな目標立ててもほんとにできるのかよ?そんな疑いを自分にかけていました。

 

しかし、少なくとも、「やる価値がある」ということだけは間違いありませんでした。そのような活動であれば、私は一度しかない人生を後悔無く生きることができると心の底から感じていました。

 

 

目標は決まりました!

まずはコミュニケーション講座を創るんだ!

進むべき目標は明確になりました。24歳の私は硬く心に誓いました。

 

 

・既存の講座をかたっぱしから受ける

事業の方向性は決まりました。次にやるべきことは業界研究です。私はまずはコミュニケーションに関連する講座を、片っ端から受講しまくることを決意を固めました。

 

手持ち資金は400万円ありました。できる限りたくさんの講座を受けて、勉強と業界研究を行うことにしたのです。

 

しかし、この決断により、私は怪しげな自己啓発セミナーにボッタくられ、なけなしの400万円のほとんどを失ことになるのです。