コミュニケーション能力-講座の軌跡81 トンネルの出口
・ほっとできる友
テレアポのバイトを続けて半年。私にも外でランチをする間柄の友達ができました。同年代のフリーターの石井君です。石井君は見るからに善人顔で、殺伐とした雰囲気を振りまく私にも臆することなく、警戒心ゼロで屈託のない話をしてくれるのです。
彼は吉粋ののんびり屋さんでした。フリーター生活を楽しんでいるようでした。将来のことなどが話題に上がると、
就職は2年後ぐらいにすればいいかな~。
まあなんとかなるでしょ!
っととても楽観的なのです。トゲがなく物腰の柔らかい石井君。私は久しぶりに安心して人間関係を築くことができました。石井君と親しくなってから、休憩時間が楽しい時間に変化しました。彼と会話をするときは、視線恐怖も笑顔恐怖もなく、自然とおしゃべりを楽しむことができたのです。
・穏やかな時間
石井君以外の方と話すときも会話のネタがだいぶ増えていました。よく聞かれる質問や、面白そうな話題。ネタ帳のストックは百を超えていました。初対面の人ともほぼ問題なく話ができる。緊張はするけれど、人と接することができる。
対人恐怖症とうまく付き合っている自分。私は病的なレベルから回復したことをやっと実感できました。もう出口がない・・・と思っていたトンネルにもひと筋の光りが見えたのでした。その後、私は右往左往しながらもなんとか回復し、フリーター生活に別れを告げ、環境系の会社に就職することになります。
対人恐怖症克服期は、次回で一旦ひと区切りとなります。
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コミュニケーション能力-講座の軌跡82 対人恐怖とは克服するものではなかった - 川島ブログ
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