川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

対人恐怖症克服期164 起業ニート編  漂流生活

対人恐怖症克服期164 起業ニート編  漂流生活

 

引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を創るという目標を立てました。勉強に打ち込んでいく中で、当然貯金が減っていきます。精神的に追い込まれて行く日々・・・自分を奮い立たせることを目的として、ダイレクトコミュニケーションを設立しました。


会社が設立された一方で、私の中におめでたい気持ちはほとんどありませんでした。ほとんど絶望感しかなかったです。何せ会社を創ったところで提供するサービスが出来上がっていないのです。サービスが決まっていないのだから、当然お客さんがいるわけもありません。


現実はとても厳しいものでした。木造のつたない船で出港したものの、コンパスもなく、右も左もわからないまま、ただ自分の勘だけで太平洋を漂流しているような心境でした。ペットボトルに貯めておいた水がどんどんなくなっていって、いつ干からびてしまうかわからない・・・そんな心境でした。

 

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・講座の概要を考える

タイムリミットが迫ってきている現実と向き合いながら、社会のコミュニケーションの問題を解決するには、どんな講座が良いのか考え続けました。そうして出てきた結論が以下の3点でした。


1・心理学を学ぶ
既存のコミュニケーション講座は、「話し方」が体制を占めていました。しかし、コミュニケーション能力は心理的な問題がかなり重要になってきます。対人不安や、偏った考えがあると、どんなにスキルを学んでも形だけになってしまいます。心の面から人と安心して話すことができる心理的な知識を学べる講座にしようと考えました。


2・技術を学ぶ
心の問題が安定したとしても、実際にどう話すか?について技術的な問題が欠落していると、現実的な問題を改善することができません。水泳がいくら好きでも、クロールや、平泳ぎという型を知らないと泳ぎはうまくなりません。バタ足だけでは、おぼれかねません。コミュニケーション講座も、クロールや平泳ぎと同じように最低限の技術や練習は必要になると考え、会話のトレーニングを取り入れることをしました。


3・考える力を養う
これからの社会を力強く生きていくためには「考える力」が必要と考えていました。当時私は「思考」とは何かについて、興味を覚え、トレーニング化したいと考えていました。そこで「考える力」の原理とそれをどう高めていくか?という内容も講座に含めることとしました。

 

・スタンダードコースと名付ける 

講座の原型はできあがりました。総合的にコミュニケーションの力をバランスよくつけてほしい!私はこの3つを柱として、講座をスタートさせることにしました。期間は7カ月として「スタンダードコース」と名前をつけました。

 

・生徒さんが1人もいない状況で練習

講座の骨子はできあがりました。その後は教科書創りと、講座で話す内容をすべてエクセルに書き込んでいきました。

 

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そうして毎日、屋根裏部屋で講義の練習をしました。様々なメンバーに免疫を付けるために、ヤンマガの水着のお姉さんを並べて講義をすることもあれば、こち亀の大原部長を並べて講義をすることもありました。


講座創りと練習を繰り返す日々ですが、相変わらずそれを話す肝心の相手は相変わらず1人もいませんでした。講義をしつつも、どこかむなしい気持ちが襲ってきます。


一人も生徒さんいないのに、馬鹿なんじゃないの?
どうせ1人もお前の講義なんてうけないよ
コミュニケーション講座なんて成り立たないって


この時期は、もう自分を信じることだけでした。誰も私がそんな努力をしたことも知らないですし、今とは違い、悩みを打ち明ける仲間もいませんでした。体中に深々孤独感が染みわたりました。

その孤独感に全力でお押しつぶされ、毎日半泣きになりながら、私は教材の作製と講義の台本と練習を繰り返していました。

 

・最大の問題に取り組む

そうして私は、講座の原型を創り上げると、いよいよ私は最大の問題である「どうやって生徒さんを集めるか」を考えはじめました。しかし、この問題は巨大であり、さらに深刻な漂流生活を進めることになるのです。