川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

コミュニケーション能力コラム9 コミュニケーション能力と個性の関係

コミュニケーション能力コラム9 コミュニケーション能力と個性の関係1

 

 

先日家電量販店をうろついていましたら、ドローンが売っていました。ドローンって高いイメージがあったのですが、2万円前後なのですね。数十万円ぐらいするもんだと思っていました。

 

我が家は自然が豊かなので、山越え、川越えしたら楽しいだろうなあ~と考えたのですが、景観を害してしまいますよね。とりあえず妄想だけにしておきます。

 

 

・個性とコミュニケーション能力の関係

前回のコミュニケーションと情報についてのコラムは不評で、アクセス数が1/3ぐらいに激減するという痛い目にあいました。んで、今回はもうすこし身近なテーマで「個性とコミュニケーション能力の関係」について考えていきたいと思います。

 

どうしてこのテーマにしたかというと、生徒さんが自分のキャラクターを愛していないように感じることが多いからです。

 

 

私から見れば、そのひとりひとりの生徒さんがすばらしい個性を持っているのです。自分ではなかなか気がつかないと思いますが、それをぜひ見つけて欲しいのです。いつもそう感じています。

 

 

・自分のキャラを愛してほしい

自分のキャラクターを愛することができるようになると、こんな自分でも良いのかな?と考えられるようになってきます。もちろん社会で生きている以上は、自分を変えるべき部分はあります。

 

しかし、変えなくても良い、むしろ変えないことが社会のためになる「個性」というものは確実にあります。コミュニケーション能力を安定させるためには自分の個性を見つけ、それを愛して、自分の核とすると非常に安定するのです。

 

そのためにはまず「個性的であること」がとても社会的に重要であるということから説明していかなくてはなりません。人は人と違うからこそ面白いし、それが社会のためになるのです。

 

 

という訳で次回から「個性」について考えて行きたいと思います。まずは「交互作用」という心理学上の非常に重要な概念と個性について解説をしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コミュニケーション能力コラム10 コミュニケーション能力と個性の関係 2

コミュニケーション能力コラム10 コミュニケーション能力と個性の関係 2

 

私は自営業者ということもあり、昼間から喫茶店に籠って仕事をすることがあります。ただ、昼間から喫茶店にいますと、妙な罪悪感があります。別に悪いことをしているわけではないのですが、なんだか学校をさぼって喫茶店にいるような気持になるのです。

 

日中は会社や学校といった、公的な場所にいることが当たり前でした。その感覚が10年経った今でも残っているのだと思います。喫茶店の若い定員さんとかに「この人昼間からブラブラして気持ち悪い~」とか思われているんじゃないかと心配している今日の頃です。

 

さてさて、前回からコミュニケーションと個性についてコラムを書く旨をお伝えしました。個性を持つということの重要性について解説したいと思います。

 

 

・たぬきうどんをバラバラにして食べる

 突然ですが皆さんは、たぬきうどんを食べたことがありますか?最初に「たぬきうどん」と名前をつけた人は天才ですね。ぜんぜんたぬき関係ないですよね!でもなんだかすっと心に響く。ソウルフルなネーミングです。

 

そんなたぬきうどんは330円ぐらいでさらっと食べることができます。お小遣いを節約したいときに重宝します。私も学生時代はさんざん、たぬきうどんのお世話になりました。

 

さてさて、ここでちょっとした思考実験をしたいと思います。皆さんたぬきうどんってしっていますか?下記の具材から成り立っています。それぞれ100点で点数をつけてみてください。

 

うどん麺

 たぬき

 汁

ネギ

 

まずい0点

めちゃうまう100点で

採点してみましょう。

 

私の主観では

 

うどん麺 75

 たぬき  80

 汁    70

ネギ   80

 

合計 305点

 

 

さらに考えてみましょう。もし、たぬきうどんをそれぞれバラバラにして食べたらどうなるでしょうか?たぬきうどん全体として食べるのではなく、素材を1つつ別々に食べてみるのです。たぬきうどんの具材は

 

 

するとどうでしょう。なぜかあまりおいしくないですね。確かにおなかは膨れますが、たぶん食べ終わった頃は、ブルーになってきますね。特にネギだけ食べてる時とか、苦行ですね。

 

 

おいしさの点数を100点満点とすると

 

うどん麺 5点

たぬき  5点

汁    50点

ネギ   -2点

合計58点 

 

 

ぐらいの満足度しか得られないでしょう。バラバラにするとなぜか食事はおいしくなくなってしまうのです。

 

 

・交互作用とは組み合わせることで生まれる価値

素材単体で食べるのと、たぬきうどんとしてまとめて食べるのでは、250点も差がついてしまうのです。この追加された点数を「交互作用」と言います。わかりやすく言うと、組み合わせることで生まれる価値を意味します。

 

バラバラにして食べると58点しかないのに、組み合わせると250点になる。単体で食べると-2点しかなかったネギも、たぬきうどんとして食べると途端に80点のプラスの素材に変化してしまうのです。

 

その意味で交互作用は非常に面白い現象だと言えます。実はこの交互作用というのは個性を持つことの重要性と深い結びつきがあります。「個性のある自分」という存在を前向きに捉えるには、交互作用の理解は必須だと言えます。

 

 

つづきます 

 

 

 

 

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(余談)

心理学の論文などを書くときは「交互作用」を見つけることが必ず求められます。ちょっと宣伝になってしまいますが、例えばダイコミュは心理学講座と人間関係講座という2つの講座を同時に受けるような流れを作っています。

 

これは心理学講座と人間関係講座(ソーシャルスキルトレーニングSST)の交互作用を狙っています。心理療法とSSTは相性がよく、両方受けると単発で受けるよりも交互作用が生まれやすいことがわかっています。