コミュニケーション能力コラム38 はじめやすく 続けやすく 辞めやすく 戻りやすく ③
先日健康的なコミュニティについてブログを書きました。
① いろんな人がいてOk
② 人物本位である
③ どうせ自分なんて・・・と考えない
④ 病市に出せ(やまい いちにだせ)
⑤ ゆるやかにつながる
⑥ コミュニケーションを当たり前に学ぶ文化の醸成
この6つの条件を大事にコミュニティ創りを心掛けます。今回はこの続きです。コミュニケーションの学びを前提としたコミュニティというのは一般的ではありません。世界的にも初めて出てきた動きだと思います。人間というのは新しいものにまず反発する生き物です。
「やばそう!」「依存になるんじゃないの?」「宗教じみてない?」という懐疑的な意見も頂いたりします。この点について考察してみたいと思います。
・コミュニケーション講座の怪しさ
まず宗教との関連です。この業界の特色として、実際に宗教まがいの講座がかなり多かったのは事実です。実は私が修業時代に参加した講座の、50%近くが、資格商法、宗教、自己啓発系の洗脳セミナー、マルチ商法の入り口になっていました。こういった確率の高さがこの業界への怪しさにつながっていると考えています。
法律的にはこれらのセミナーはグレーです。明確な詐欺的行為でばければ法律的には犯罪を犯しているわけではありません。ただ倫理的には明らかに誤ったセミナーはたくさんありました。
・6日で35万円の講座
例えば、私が通ったある講座(催眠療法)は6日間で35万円でした。ちょっと高いなあ・・・それでも何か学べるなら・・・と通ったのですが、学術的な論拠は皆無で、抽象的な話ばかりでした。
さらに次のセミナーに行くと100万円、その次は150万円・・・というような勧誘を受けたことがありました。そして150万の講座に出れば、実際に自分も開業して、催眠療法を実施できるとのことでした。
ですが最後まで通ったとしてもせいぜい1カ月ぐらいの講座です。催眠療法なんて高度な手法を教えることができるなんて、倫理感が欠如していると言わざるをえないです。
・カルトとはなにか?
ここで参考になるのが、アランジェスト報告書です。これはフランス国民議会が提唱したカルトの定義になります。
1. 精神の不安定化 2. 高額な金銭的要求 3. 住居の移動 4. 肉体的保全の損傷
5. 子供の囲い込み 6. 反社会的言動 7. 公秩序の攪乱 8. 頻繁な裁判
9. 従来の経済回路の変更 10. 政治への進出
私はさらに追加で
11 過剰な営業行為 12 根拠の希薄な知識の提供 13講師の神格化
なども挙げたいと思います。このうち、私が参加した講座では特に、1、2、9、11、12、13に当てはまる講座が多かったです。
金額については、どこからが高額か?は個人差があり難しいところですが、私個人の感覚としては1カ月、1万円以内ぐらいが健康的な範囲内と考えています。ダイコミュは上記のうち、今のところはどれにも当てはまらない講座であると考えています。
この回で終わる予定だったのですが
もう1回だけ続きます(汗)