川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

コミュニケーション能力コラム23 オウム返しの類型

コミュニケーション能力コラム23 オウム返しの類型

 

 

コミュニケーションコラムを書き始めて2ヶ月ぐらいになりますが、抽象的な話が多いです。そろそろ会話について書こうと思います。今回はオウム返しについて解説します。傾聴の講座の際はオウム返しを結構練習します。

 

 

・そのまま返すオウム返し

例えば会話の相手が

「風呂上りにトマトを食べると健康的になれる感じがします。」

 

と話したとすると、

「健康的ですか!」

 

とそのまま返します。これは語彙がなくてもできるので、言葉上はわりと簡単にできます。はじめて練習される方はまずはそのまま返す練習をおすすめしています。

  

ただそのまま返すオウム返しは、「非言語」が結構難しいです。相手の言葉を棒読みするとわざとらしくなってしまうのですね。ですのでただ繰り返すだけでなく、感情を込めて言えるかが鍵となります。

 

 

 

・言い換えて返すオウム返し

これに対して言い換えて返すオウム返しがあります。

「風呂上りにトマトを食べると健康的になれる感じがします。」

 

 

に対して

「トマトは体によさそうですね!」

「病気への抵抗力つけられそうですね!」

 

と返します。大体同じ意味なのですが、言葉を変えて返していきます。一度解釈を入れて自分の言葉で表現することになるので自然になりやすいです。

 

そのまま言い返すオウム返しに比べて、言い換て返すオウム返しは難しいですが、慣れてくると会話がスムーズになりやすくなります。練習がかなり必要なので、1000回ぐらいの練習は必須だと思います。

 

 

・めちゃめちゃ言い換えるオウム返し

講座では上記までしかやらないのですが、実は応用としてもう1つオウム返しがあります。それはめちゃめちゃ言い換えるオウム返しです。

 

 

「風呂上りにトマトを食べると健康的になれる感じがします。」

 

に対して

「ビタミン豊富だからしゃきっとしますよね」

「わかる!トマトってなんか全部栄養入っている感じしますよね」

 

こんな感じでかなり言い換えて返す方法です。もはやオウム返しと言えないかもしれないですが、相手の話の余韻を残しつつ受け止めて、かつちょっと新しい情報など入れていきます。

 

こちらは、相手の話を聞いていない感じになるのですが、「自然さ」という面では一番になりやすいです。

 

 

 

続きます