川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

コミュニケーション能力-講座の軌跡163 起業ニート編  5月23日設立

コミュニケーション能力-講座の軌跡163 起業ニート編  5月23日設立

引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を創るという目標を立てました。勉強に打ち込んでいく中で、当然貯金が減っていきます。精神的に追い込まれて行く日々・・・自分を奮い立たせることを目的として、とにかく会社を設立することを決意しました。

 

・定款の作成

会社を創るうえでは「定款」を作成する必要がありました。定款とは、会社の基本的なルールを記載するものです。通常ですと、定款は税理士や司法書士の先生と相談しながら作成するものです。しかし、できる限り設立費用を節約したかったので、定款はすべて自作することにしました。

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定款とは会社の憲法のようなものです。定款には会社の目的を明記しなくてはなりません。例えば会社の目的を

 

・不動産取引に関わる業務

 

と書けば、不動産以外の業務をしてはならなかったのです。これ以外の業務をする場合は、公証役場に行って申請を出さなくてはならず、かなり手間になります。

 

・普通は目的を片っ端から記載

そのため、多くの会社が

 

・不動産取引に関わる業務

・その他の不動産に関わる業務
・飲食に関わる業務
・卸売に関する業務

・・・

 

という感じで複数の業態の目的を羅列して書くのが通例でした。時代の趨勢に合わせて倒産しないように、様々な事業に進出できるよう、最初から様々な事業を定款に書いておくのです。私の時代は規制が緩やかになった時代ですので、ここまで厳密ではなくなっていましたが、会社の目的を複数書く方がほとんどでした。

 

・ダイコミュの目的はシンプル

私は、ダイコミュは、コミュニケーション以外の業務をする気がまったくありませんでした。会社の目的というのは延命が目的ではないのです、目的は自分の会社が延命することではなく、目的を達成できたら、倒産してもいいと思っています。

 

私は単細胞ですし、会社を拡大主義のもとに設立する気はありません。あくまで上位概念は「目的」であり、「会社を大きくすること」、「会社を存続させること」は下位概念だったのです。目的のために会社が大きくなることはOkですが、会社を大きくするためにビジネスをするわけではないのです。

 

そのため私は会社の目的を
1.コミュニケーション講座の運営に関わること
2.コミュニケーションに関する企業研修
3.心理カウンセリング

 

とシンプルに作成しました。どんなに儲かりそうな業務があっても、私はこの業務以外に進出しないと心に誓いました。

 

・2006年5月23日 

私は定款を作成すると、登記所に行き、手続きを行いました。ハンコをたくさん押して2週間ぐらい経つと、登記所から承認をもらい、ついに会社が設立されたののです。2006年の5月23日でした。

 

5月23日、ダイコミュは法人格を取得し、私は代表取締役になりました。しかし、会社を設立したところで、スタートしたという実感はありませんでした。家族にも会社を作った旨を伝えませんでした。

 

・ペーパーカンパニー

この時点で講座のカリキュラムも出来上がっていませんでした。どうやって生徒さんを集めればいいのか?見当もついていませんでした。いくら定款で自分の理想を掲げたとしても、社会的にはまったく持って存在しない、ただのペーパーカンパニーに過ぎなかったのです。

 

400万円以上あった、貯金は200万ほどに減っていました。私は残された200万円を、すべてダイコミュ資本金としました。 会社の口座を創って、お金を振り込むと、個人の銀行口座をみると、雀の涙ほどしか残っていませんでした。

 

それでも始めたら前進するしかない・・・私はさらに様々な講座に出席し、勉強とカリキュラムの作成に没頭していきました。そうしてようやく、講座の原型を完成させることになります。 

 

 

 

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