読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

対人恐怖症克服期90 就職活動編8 嘘をついて逃亡

対人恐怖症克服期90 就職活動編8 嘘をついて逃亡

 

・それでも面接を拒否する

ひきこもりから脱出し、就職活動を始めた私は、リクナビネクストに登録し面接を受けることにしました。しかし、大学卒業後の空白期間について容赦ないツッコミを受け、面接は失敗に終わりました。

 

もう企業紹介ないだろう・・・と腐っていた矢先、

 

「先日は、ご足労頂ましてありがとうございました。つきましては1社紹介したい会社がございます。一度こちらにいらっしゃって頂きたいのですが、ご都合のよい日はありますでしょうか?」

 

という予想していなかったメールを頂いたのでした。

 

通常であれば、当然このありがたいメールに飛びついて、すぐにでも詳細を聞きに行くのが健康な心を持つ青年の行動というものです。

 

しかし、私の中では眠っていた対人恐怖がむくむくと覚醒していて、心の中で猛威を振るっていました。再び前日のような容赦のない追及と、女性面接官の冷たい目線に触れることは(思い込みですが)、ただただ恐怖の対象でしかありませんでした。

 

さらに言えば、もはや、かの偉そうな青山という町の、勝ち誇った、虚勢を張った、見栄っ張りな町に、引きこもりがご光臨し、ルサンチマンを発揮して毒を吐くという、エネルギーも残っていなかったのです。

 

 

・対人恐怖のしぶとさ

私は心理療法やフリーター生活、会話の練習を重ねることで、ある程度の回復は自負していました。しかし、就職活動という修羅の世界に足を踏み入れると、とたんに自らの精神を崩壊させ、歪んだ認知とともに対人恐怖という心性をいかんなく発揮してしまうのでした。

 

自分会議を繰り返したのち、もはや、かの面接会場に行くことなど不可能だという結論を出すと、

 

「ご紹介についてありがとうございます。その後ですが、自分なりに活動をした結果、前向きに検討して頂く会社が見つかり、そちらの力を入れることにしました。このたびはありがとうございました。」

  

という嘘メールを送信したのでした。プライドのかけらが残っていた私は、最後まで「対人恐怖だから面接にいけない」と正直になることはありませんでした。まるで自分が実は採用に値する人間だったとメールを送り、その空虚な嘘を重ねる自分に対して、自己肯定感をますます減退させていくのでありました。

 

 

 ・起業願望と就職活動という矛盾

かかる一連の流れを鑑みたときに、私がまずしなくてはならないことは就職活動についての戦略を立てるこでした。おそらく、このまま何等の戦略もなしに、フワフワと就職活動をしていても、中途半端な結果になることは明白でした。

 

麻雀に例えると私の、配牌はゴミ手しか入っていません。このまま惰性で手を進めてもあがることができないことは明白なのです。しかし、ゴミ手でも、突破口はあるというのが麻雀の面白いところです。ゴミ手はゴミ手なりに、戦略を立てることにしたのです。

 

 

 その結果出した結論が

 

「起業することを宣言して会社に就職する」

  

というものでした。まるで自分の立場というものがわかっていません。しかし、世の中は面白いものです。事実私はこの条件を満たす会社を発見し、異常ともいえるアピールをして、就職することになるのです。

 

 

 

続く 

 

 

 

 

**********************

当ブログでは、日常のコミュニケーションのコラムや対人恐怖の克服体験、起業について執筆中です。対人恐怖の克服について興味がある方は参考にして頂けると幸いです。

 

・軽度対人恐怖時代    1~32

・引きこもりピークに   33~56

・フリーター時代     57~82

・2年間の会社員時代   83~128

 

**********************