コミュニケーション能力コラム33 ピカソ現象 批判されるとき・するときの心構え
コミュニケーション能力コラム33 ピカソ現象 批判されるとき・するときの心構え
・ピカソ現象
久々のコミュニケーション能力コラムです。今回は私が勝手にピカソ現象と名付けている現象について説明します。皆さんピカソの絵を見て何を思いますか?私は小さいころ、
なんてへたくそな絵だ!
と思っていました。私でもかけるんじゃないか?ピカソってなんでそんな評価高いの?と疑問に思っていたのです。
このように、レベルが違いすぎる人間が、価値のあるものの価値を低く判断するものをピカソ現象と言います(私が勝手に命名しました笑)。
・理解度に差がありすぎると起こること
これってコミュニケーションにおいても結構起こります。例えば心理学の世界でも勉強している人と勉強していないレベルの差は大きいです。このとき、レベルの低い人から見ると、レベルの高い人のやり方は高度すぎてレベルが低く見えてしまうことがあるのです。
例えば
心理学の理解度レベルをMAX100とします。
レベルが20の人は
レベル10~30ぐらいの人を大体理解できます。
しかし、80~90ぐらいのレベルにある人がやっていることは自分の理解度を超えているので、すごくいい加減なことをやっているように見えることがあるのです。自分の理解を超えると人間は、認知的不協和になるので、その人が行っている行為を低く見積もることがよく起こります。
ガリレオが天動説を唱えた時も、理解ができない・・・と感じたみたいですね。それどころかガリレオは一斉に批判をされました。
・批判をされたとき
批判をされる時には2種類あって
① 理解度が高い段階で批判をされる時
② 理解度が低い段階で批判をされる時
があります。①の場合は、
前向きに批判を受け止めて建設的な議論ができそうですね。
②の場合は、説明が不足していることが多いので、
きちんと説明をすることにエネルギーを割く必要がありそうです。
一番してはいけないことは、批判をされたときに、感情的な議論に進んでしまうことですね。きちんと伝える努力をしないといけません。この努力を怠ると双方lose loseになってしまいます。
・批判をするとき
批判的な気持ちが出てきたら、わたく自身どこかで「もしかして私のレベルが低すぎて批判的な気持ちが出てきているのかもしれない」と考えるようにしています。
特に世の中に出回っている新しい商品や、アイデアは最初は理解されずに、馬鹿にされることが多いです。もし理解度が低く、そのアイデアを見過ごしてしまったらとてももったいないことです。
そういったケースを防ぐためにも、私は批判的な気持ちを持ちつつも、より理解すれば意見が変わるかもしれないという可能性をどこかに持つようにしています。そう考えておくと相手の発言に対して、価値もどこかで感じることができます。イエスバットでアサーティブな関係も築きやすくなると感じています。
*コミュニケーション系のブログは何かとあてはまりやすい内容に
なりやすいですが、特定の誰かにあてた内容ではありません~(^^)
議論の仕方についてはまだまだ書く事あるので
また機会をみて加筆したいとおもいます♪
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