川島ブログ 

コミュニケーション能力に関するブログを書いています。筆者は元引きこもり、ニート、現在はダイレクトコミュニケーションの講師をしている川島達史です。

コミュニケーション能力-講座の軌跡141 起業迷走編 路上生活

コミュニケーション能力-講座の軌跡141 起業迷走編 路上生活

 

元引きこもりの私は起業をするために退職しました。陰鬱な日々が続く中、商品を探すため(実態は現実逃避)タイへ行くことにしたのです。しかし、初日にレディーマッサージトラブルがあり、残り500バーツ(1400円)で生活することになってしまいました。 

 

 ・バンコク

朝起きて、ホテルのフロントの方に聞くと、バンコクの町にいることがわかりました。ホテルを出ると、空港周辺の閑散とした街並みとは違い、にぎやかなお店が立ち並んでいました。初日にケツの皮までむしられていた私ですが、気を取り直して市内を歩き回ることにしました。

 

 

トウクトウク 仏教 フルーツの町 

タイはとにかくバイクが多い街でした。交通量が非常に多く、3輪タクシーであるトウクトウクがたくさん走っています。

 

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また、そこら中に仏像がありました。町中を歩く人は仏像の前に来ると、手を合わせて軽くお辞儀をして歩いていました。この辺は日本人と通じるところがあり、ほっとしました。

 

町中では、屋台でフルーツがたくさん売っていました。それもとても安いのです。メロンのようなフルーツが10バーツ(30円)ぐらいで食べることができました。手持ち資金が500バーツしかない私にとっては非常に助かりました。

 

 

・野宿を覚悟

にぎやかな町並を歩きながら、私は今夜泊まれる宿も探していました。タイの宿は安いとは言え、最低でも、500バーツ(1400円)ぐらいする宿が多く、なかなか手ごろな値段の宿が見つかりません。

 

あたりは暗くなり、活気のある街も静かになってきました。

 

結局、一日中、宿を探して、結局安く泊まれそうな宿が見つかりませんでした。400バーツの宿はあったのですが、食費を考えると手が出ません。。

 

そしてついに私は野宿せざるを得なくなってしまったのです。

 

 

・チュラーロンコーン大学で野宿

1万円しか持ってこなかったことを激しく後悔しつつ、どうせ野宿をするのなら、せめて治安の良い場所で寝たいと考えました。

 

市内を歩いていると、チェラルコーン大学という大きな学校を見つけました。治安がよさそうだったので、大学の脇の道路で、体育座りで、夜を明かすことにしました。

 

体育座りで星空を眺めながら、野宿をしていると、やはり不安感と悲しみが襲ってきました。

 

・ 人生を振り返る

もう24歳です。会社員も辞めてしまい、いまだに人生を放浪している。商品を捜すとうそぶいて、起業家になったつもりで、町中を俳諧しているが、結局何もみつからない・・・

 

挙句の果てに野宿をしている・・・迷走しているなあ・・・いったい僕はどんな仕事をしたいのだろうか・・・心からやりたいと思える仕事に巡りあえるのだろうか・・・

 

 

そう考えながら、うとうと仮眠をとるのでした。

 

 

結局私は3日間、この大学の脇の道路を定宿にして、人生を考え続けながら過ごしたのです。 

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡142 起業迷走編 SONYじいちゃん 75バーツ 200円の宿 - 川島ブログ

 

コミュニケーション能力-講座の軌跡140 起業迷走編 おじさん大激怒

コミュニケーション能力-講座の軌跡140 起業迷走編 おじさん大激怒

 

 元引きこもりの私は起業をするために退職しました。しかし4か月経っても、事業プランが見つかりません。貯金がどんどん目減りしていきます。陰鬱な日々が続く中、私は商品を探すため(実態は現実逃避)タイへ行くことにしたのです。

 

タイの空港に降りると、怪しいおじさんが宿に連れて行ってくれました。そこでおじさんは、女の子の写真を見せてレディーマッサージを進めてきたのです!!

 

 

・残念ながらNO

私は、タイの女の子との体と体のダイレクトコミュニケーションを楽しみたいという気持ちもありました。おそるおそる、値段を聞いてみると、5000バーツと主張するのです。

 

いかんせん、手持ち資金はホテル代を差し引いて2500バーツしかありません。残念ながら・・・?!・・・答えはNoでした。

 

 

 

・おっちゃん大激怒

すると、さっきまでニコニコしていたおじさんが豹変し、狂ったように激怒しはじめました。

 

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*賭博破壊録 カイジ 人食いパチンコ編2 アンコール刊行 より引用

 

 

おっちゃんの英語をよく聞き取って見ますと、どうもホテルの値段は、本来ならもっと高いらしく、差額分について自腹を切った!と主張するのです。

 

んで、なんで自腹切ったのかというと、レディーマッサージを受けると、おじさんにバックマージンが入るからです。すなわち、3000バーツが突然、1000バーツになったのは、レディーマッサージを受けることが前提の値段だったわけです。

 

 

 

どうも私が、yes yesを連発している時に、その旨を了承していたらしく、おっちゃんからすると私はインチキをしたことになるのです。

 

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おっちゃんはすごい勢いで、レディーマッサージを受けないなら3000バーツ払え!と主張してきました。

 

おっちゃんの怒りは収まりません。タイというアウエーでは何をされるかわからない・・・私は激怒したおっちゃんの勢いに圧倒され、ついに3000バーツを払ってしまいました。

 

 

・初日にして資金の大半を失う

こうして私は空港に降りて、ものの30分で資金の大半を失い、残り500バーツ(1500円)で過ごすことになったのです。

 

まあ考えても仕方がありません・・・

 

とりあえずは、清潔なベットの上で寝ることができるわけです。後は野となれ山となれ。私は旅の疲れと、体の国際交流ができない残念さを噛み締めながら、ゆっくりと寝てしまいました。

 

このネガティブな体験が、人生を決定づける決断のきっかけになるとは、この時点では考えてもいませんでした。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡141 起業迷走編 路上生活 - 川島ブログ

 

 

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私川島達史は元引きこもりニートです。対人恐怖の克服体験、起業について執筆中です。対人恐怖の克服、どうして引きこもりがコミュニケーション講座を創ったのか?興味がある方は是非ご一読ください。


・軽度対人恐怖時代    1~32

・引きこもりピークに   33~56

・フリーター時代     57~82

・2年間の会社員時代   83~128

・起業ニート時代     129~187

 

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当ブログを執筆している川島達史は
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コミュニケーション能力-講座の軌跡139 起業迷走編 レディーマッサージOK?

コミュニケーション能力-講座の軌跡139 起業迷走編 レディーマッサージOk?

 

 元引きこもりの私は起業をするために退職しました。しかし4か月経っても、事業プランが見つかりません。貯金がどんどん目減りしていきます。陰鬱な日々が続く中、私は現実逃避の手段としてタイへ行くことにしたのです。

 

・あやしいタイおじさん

タイの空港についたはいいものの、宿が無がありません。途方に暮れていると、タイのおじさんが怪しい笑みを浮かべながら近寄ってきました。

 

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ざわざわ・・・

 

 

Is your older brother's inn?

おにーさん 宿は決まっていますか?

 

no・・・I have not decided yet.

まだです・・・

 

Have a nice accommodation Do you go?

良い宿がありますよ 行きませんか?

 

 

私は2年間貿易系の会社にました。そのため日常英会話、挨拶レベルの中国語はなんとかできるようになっていました。

 

ただし、おじさんも私も、にわか仕込みの英語です。お互い何を言っているか、半分ぐらいは理解不能でした。

 

 

・愛想笑いでYES YES

宿に誘われたものの、見た目からして怪しすぎます。しかし、空港周辺は、土地勘がありいません。さらには薄暗く、治安の悪さを感じていました。

 

 

そこで、とりあえず値段だけでも・・・と聞いてみると・・・

 

 

3000バーツ 

 

と言われました。

 

高いわ!!

 

3000バーツと言えば、3500バーツの8割にあたります。

 

 

・安くしてくれ!

そこで私は、

 

アイアム ハイパー ウルトラ プアー マン

ディスカウント プリーズ!

 

と主張しました。するとおじさんが、不気味な笑顔を浮かべながら、

 

〇〇〇、△△、バツバツ・・・

 

と謎の英語でまくし立ててきました。

 

この辺からこのおじさんが何を言っているのか、わからなくなってきました。私は日本人です。日本人はnoでも建前上はyesと言う民族です。日本人らしく、愛想笑いと浮かべながら、yes、yes・・・と繰り返していきました。

 

 

・ディスカウント成功

3分ぐらい、わかったような、わかっていないような会話を続けると、私の善良な雰囲気に感銘を受けたのか、おじさんが急にあきらめたような表情で

 

1000バーツ

 

で泊まれると言うのです!なぜか3000バーツが、1000バーツに減額されたのです。

 

 

私はこのとき、(ははーん・・・おっちゃん、ボッタくってやろうと思ったけど、あきらめて、正規の値段で案内したんだな)

 

のと心の中で考えました。

 

1000バーツなら仕方がないか・・・

 

 

私はOkを出しました。するとおっちゃんは近くに止めてあった車に私を載せると、宿まで届けてくれたのです。

 

・豪華なホテル

宿につくと、思ったよりも豪華な創りになっていました。外装がしっかりしていて、中庭まであります。

 

私がフロントに行こうとすると、

なぜかおっちゃんが

 

OKOK!ノープロブレム・・・

 

 

と言うのです。するとおっちゃんが直通で、部屋まで案内してくれました。普通はホテルの従業員などが案内してくれるものだと思います。しかし、なぜかおっちゃんがフロントを無視して部屋まで案内するのです。

 

・レディーマッサージ

部屋は日本のホテルと変わらず、ゴージャスでした。1000バーツなら安いものです。タイは物価が安いなあ~と思っていると、おじさんがニコニコしながら、

 

 

レディーマッサージ レディーマッサージ     ウイッチガール ウイッチガール?

 

 

と言いながら、美しい女の子がたくさん、載っている写真を私に見せてきました。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡140 起業迷走編 おじさん大激怒 - 川島ブログ

 

コミュニケーション能力-講座の軌跡138 起業迷走編 1万円(3500バーツ)しばり

コミュニケーション能力-講座の軌跡138 起業迷走編 1万円(3500バーツ)しばり

 

 

事業プランを模索していた元引きこもりの私ですが、生涯をかけて打ち込む仕事に出会うことが出来ていませんでした。唯一、海外の方とのコミュニケーションの面白さが記憶にあったので、貿易に興味を持ち始めていました。

 

ただ・・・いくら勉強しても、肝心の商品と出会うことができません。そこで私は1つのチャレンジ(実質は現実逃避)としてタイに商品を捜しに行くことにしたのです。

 

 

・1万円縛り

自分の性格を鑑みると、お金を持って行くと、圧倒的豪遊・・・をしてしまうのは目に見えていました。そこで自分との約束として、お金を1万円だけしか持っていかないことを決めました。ギリギリの金額で自分を試してみたいという気持ちもありました。

 

 

 最低限の保険として帰りのチケットは買っていました。ただし、OPENチケット(帰りの日程が決まっていないチケット)で日程は固定しませんでした。

 

事業プランの片鱗を見つけるまでは、絶対に帰ってこない!

 

と虚勢を貼っていました。

 

 

・薄暗い空港に到着 

2005年当時のタイは1バーツ2.8円ぐらいだったと思います。1万円ですと3500バーツぐらいでしたでしょうか。換金してみるとそれ位のお金にしかなりませんでした。

 

私が使った便は夜に到着の便でタイの空港についたのは夜の11時ぐらいでした。空港に到着すると、さっそく異様な雰囲気を感じました。

 

まず照明が全体的に暗いのです。成田空港の明るさを100とすれば30ぐらいでしょうか。不吉な・・・どんよりとした・・・そんな雰囲気がありました。

 

 

・ニコニコしたおじさんが寄ってくる

空港から降り立つと、夜の11時ということもあり、人はまばらです。周りに居た日本人もいなくなってしまいました。心細くなってきます。さらにはほぼ何も調べずにタイにきてしまったため、泊まる宿もありません。

 

不安になりながらも空港から出ると、大きな幹線道路がありました。照明が暗く、治安が悪そうです。ホテルや商店街はありませんでした。たまにすれ違うタイ人の視線を感じます。

 

 

これは朝まで空港コースだな・・・

 

と途方に暮れていました。

私はしばらくボケっと突っ立ていました。。

 

 

するとどこからともなく、50代ぐらいのニコニコしたタイ人のおじさんが近づいてきたのです。

 

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*賭博破壊録 カイジ 人食いパチンコ編1巻より引用

 

 

このわずか30分後に、1万円しか持ってこなかったことを、圧倒的に後悔する事件が起こるのです!!

 

 

ざわざわ・・・

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡139 起業迷走編 レディーマッサージOK? - 川島ブログ

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡137  起業迷走編 孤独感 孤独感

コミュニケーション能力-講座の軌跡137 起業迷走編 孤独感 孤独感

 

 

元引きこもりの私は起業をするために退職しました。しかし4か月経っても、事業プランが見つかりません。貯金がどんどん目減りしていきます。そして彼女との関係にも暗雲が立ち込めてきました。

 

 

・念仏彼氏 

彼女は1000億単位の大企業に関わっていました。華々しい活躍を聞くたび、私はみじめな気持ちになっていきました。彼女が会計士だったので、どうしてもルサンチマンが活性化されてしまうのです。

 

 

デート中は

「はあ~うまくいかない・・・」

「前に進まない・・・」

「ふう~・・・」

「お金がどんどん減っていく・・・」

「会計士は安定していていいよな・・・」

 

 

こんな感じの発言を念仏のように唱え続けるというスタイリッシュなデーツを続けていました。この世のあらゆる苦しみを説法のように聞かされ続けることで、彼女のメンタルも鍛えられたと思います。

  

 

・悪条件の塊

私の悪条件を客観的に並べますと

 

起業家 実質ニート

・愚痴ばかり

・毎回同じ服でデート

・デートプラン皆無

・予算1000円以内 

・おごらない

・将来性なし

・日に日にコミュ障が悪化

 ・麻雀依存(この時期も雀荘には通っていた)

・一切笑わない

・もやし 体型

・彼女のスペックに嫉妬する

 

というモテない大三元を完全にツモッた状態でした。どう考えても会計士の彼女に不釣り合いでした。

 

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この時の彼女の心理は右側の坂崎さんのやうだったと推測されます!)

 *賭博堕天録カイジ1巻より抜粋

 

 

 

・ 苦しさと考えの深さ

日に日に最後の砦でもある彼女との関係が悪化していきました。私は彼女へも心を閉ざしていきました。会う回数も減っていきました。

 

当然、孤独感が強くなっていきます。社会や親しい人から受け入れられているという感覚がなくなり、孤独との戦いがとてもしんどかったのを覚えています。

 

 

孤独は本当に辛いです。孤独は健康に良くないです。

 

 

そうして孤独と向き合う生活をしていた結果、私はついにある結論に達しました。

 

 

それは「実際に海外へ行って、商品を捜しに行く!」というものでした。

 

 

・・・・というのは建前で、本音を言えば、孤独な生活をしていることに耐えられなくなってったと行ったほうが正確だと思います。

 

どうあれ私は日本にいることに鬱々としてしまい、海外に行くことにしたのです。

 

 

・タイへ向かう

感覚的にアジアに行きたいと思いました。中国は取引が面倒くさいことがわかっていたので、まずはタイに行くことに決めました。計画はありません。とにかくタイに行って、様々な商品に触れる。というそれだけを条件にタイの国に渡ったのです。それは精神的な逃避でもありました。

 

 

しかし、この逃避行によって私は人生のクイズの最終的な回答を見つけることになるのです。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡138 起業迷走編 1万円(3500バーツ)しばり - 川島ブログ

 

コミュニケーション能力-講座の軌跡136 起業迷走編 起業モラトリアム

コミュニケーション能力-講座の軌跡136  起業迷走編 起業モラトリアム

 

元引きこもりの私は、起業をするべく会社員を辞めました。そしてまずはフリマに出店をしました。売り上げはゼロだったもの、逃げずに出店したことに小さな自信をつけました。しかし、依然としていまだやりたいことが見つかりません。所詮は時間を浪費してする、口だけニートでしかありませんでした。

 

 

・ボツになった企画

何をしたいのか・・・途方に暮れながら一日中考えていました。まずはコンビニに行き、A3の大きな白紙を1枚コピーします。そして喫茶店に行って、事業プランを書きなぐるということを繰り返していました。この時期に考えた企画は100個近くあったと思います。

 

例えば私は当時、鼻の毛穴に悩まされていました。いわゆるイチゴ鼻です。毛穴すっきりパックでとっても8割ぐらいは残っています。鼻の毛穴ほど役にたたないものはない!と考えていました。

 

んで、この悩みはビジネスになるかも・・・と考えました。吸引機能付きの極小の注射針を開発する。そして、専門のサロンを開けば、需要があるのではないか?と考えたのです。

 

さらにすばらしい?ことに鼻の毛穴は2週間ほどで元通りです。すなわち継続的な収入が見込めるのではないか?と考えていました。このアイデアは今でも行けると思っています。

 

 

(誰か作ってくだされば私行きますよ!

1000円、10分、鼻の毛穴吸引!!!

みたいな感じで・・・

誰かお願いします。)

 

 

このようなアイデアのいくつかは、資金の問題さえクリアできれば実際に商売になりそうなものもありました。

 

 

・一生の仕事の条件

しかし、どうもしっくりこないのです。

 

 

・一生の仕事とすること

・人生を賭ける価値のあること

・正業であり、人の役に立つこと

・システムがもたらす業種ではないこと (川島の経営感

・短期的な分野ではなく、長期的な視点で 考える

 

 

 以前考えた(以前のブログはこちら条件を満たすアイデアが出てきません。一度しかない人生です。鼻の毛穴ビジネスは儲かりそうです。しかし、儲かる、儲からないも大事ですが、もっと肌感覚にフィットする仕事をしたかったのです。

  

 

・「貿易」は感覚にフィットする

1か月ひたすら自分の分野を模索し続けました。そうして、うっすらと出てきた結論が、

 

 

「貿易関係」

 

 

でした。私が以前働いていた会社は貿易が盛んな会社でした。貿易の仕事は様々な方とやり取りがある仕事です。様々ん国の方をコミュニケーションを繰り返して、取引を進めていく。ビジネスを通してたくさんの人と関われる魅力があると感じていました。コミュ障の癖に対人関係のやりとりは非常に楽しかったのです。

 

 

 

・貿易実務者検定を取る 

そこで企画を考える合間に、貿易の代金決済や、代金の流れ、郵送の仕方など、基本的な知識を学んでいきました。「貿易実務者検定」という資格の初級も取りました。気が付けば4ヶ月が過ぎていました。

 

しかし、これは前に進んでいるようで、成長している感覚はありませんでした。どこかで勉強に逃げている気がしていたのです。行動することを避けて、再び勉強ばかりしている。付加価値を出す上で、勉強は大事です。しかし、行動できなければ話になりません。

 

 

・再び行き止まり

私はまたしても起業モラトリアムにとらわれ、グダグダと人生を浪費してしまいました。「貿易」というイメージだけはつかんだものの、ビジネスの種を未だに見つけることができませんでした。

 

4カ月・・・やることが決まらないとだんだんと自分を責める時間が多くなってきました。フリマでつけた豆のような自信もすぐになくなってしまいました。

 

またしても勉強に逃げてしまった。結局口だけ・・・という思いが大きくなっていきます。誰にも悩みを打ち明けられず、再び内向的な日々に没入していきました。

 

 

・彼女の関係に暗雲

およそ私は退職してから心から笑った記憶がありませんでした。孤独感が襲ってくる日々。それをどうにかどうにか握りつぶして・・・考える日々が続きました。

 

そして自分のことで精一杯であるが故に、彼女との関係にも暗雲が立ち込めてきたのです。この時はまだ半年後に彼女に振られるなど考えてもいませんでした。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡137 起業迷走編 孤独感 孤独感 - 川島ブログ

 

コミュニケーション能力-講座の軌跡135  起業迷走編  売り上げゼロ円

コミュニケーション能力-講座の軌跡135  起業迷走編  売り上げゼロ円

 

独立をしようと会社員を辞めた私ですが、「1円も稼いだことがない」というコンプレックスを抱えていました。そこでフリーマーケットに挑戦したもの、出店者同士の会話が怖くなり、会場から逃げ出してしまいました。

 

2日目は森田療法の「目的本位」に生きることを決意し、ついにお店を出店することに成功しました。最低限の目標にたどり着けた自分を少しだけ褒めてあげました。

 

 

・売り上げゼロ円

ただ現実は酷いものでした。苦労して出店したのにほとんど来客がなかったのです。3人ほど高齢者の方がきましたが、横目でチラッとみてすぐにいなくなってしまいました。私の漫画やコートに興味を持ってくれそうな若い人は一人も来ませんでした。主催者の方も、バツが悪そうな表情をしていました。

 

定刻になってしまい、とうとう私は1円も売り上げることなく退散することになってしまったのです。

 

 

・ 小さな成果に小さな自信

以前であれば、自信を喪失していたと思います確かに客観的には、1つも売れなかった。しかし、帰りの自転車は先日とは違い、いくばくかの自信がついていました。1円も売り上げを上げることはできなかった。だけどちゃんと恐怖突入できて、出店することができた。

 

「行動できた」

 

ということが何よりも大きかったのです。

 

 

・ 1ミリの重さ

もし1ミリの前進がなければ今、どうなっていたかわかりません。出店できなかった自分をさらに嫌いになってしまい、消極的に生きていたかもしれません。ダイコミュという仕事を発想できなかったかもしれません。

 

バタフライエフェクトという言葉があります。 蝶の小さな羽ばたきによって、将来的に大きな力学的な変化をもたらすという理論です。

 

 

ばかばかしいどんくさい1ミリでも、それは実は大きな将来の変化をもたらす可能性があるのです。小さくても良い、小さく成果を出して積み重ねていくことの重要性を学んだと思います。

 

 

・迷走は続く 

フリーマーケットが終わってから、数日は放心状態になってしまいました。我ながら脆弱なメンタルです。そして、数日休んでから徐々に活動を再開しようと重い腰を挙げました。

 

当然ですが、やりたいことが見つからないという現実は解決していませんでした。再び頭を抱える日々が続くことになります。

 

 

 

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コミュニケーション能力-講座の軌跡136 起業迷走編 起業モラトリアム - 川島ブログ

 

 

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私川島達史は元引きこもりニートです。対人恐怖の克服体験、起業について執筆中です。対人恐怖の克服、どうして引きこもりがコミュニケーション講座を創ったのか?興味がある方は是非ご一読ください。

 

・軽度対人恐怖時代    1~32
・引きこもりピークに   33~56
・フリーター時代     57~82
・2年間の会社員時代   83~128
・起業ニート時代     129~187

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